仕事再開

2009年08月17日 | Weblog

 歓迎すべきことなのですが、やっぱり今年の夏はおかしいです。変です。大雨の後はきれいに晴が続いているのですが、「これでいいのかなあ」と思えるくらい爽やかな風が毎日ふいているのです。

 今日は、外に出て畑仕事をしました。
ギラギラ太陽なのですが、エイヤッと思いきり着がえて出たらなんだ、暑くないではないですか。実際は暑いのでしょうが、風が涼しいので仕事が楽にできるのです。


 

 私は米は作っていません。毎朝ウォーキングをするところの田んぼの稲です。もうこんなに実ってきて垂れ下がっています。作柄は素人の眼ですけど、例年並みなのではないのかなと思っています。

 北海道のような大きな面積をもって作っている野菜が、今年は雨のせいでだめなので、全体的に値上がりしているようです。茨城産のジャガ芋などは何の被害もなく出来たのでしょうが、北海道が不作なので、その分品薄になっているためでしょうか。


 

 こぼれた種からですが、キビが実ってきました。キビ作りは一昨年止めました。穀類は一般に手間がかかります。特に脱穀と殻落としに手間がかかるので、楽をしたいと思うようになりました。キビしい。しかし、種を全く無くしてしまうのも、ちょっと残念かなと思ってこぼれて出た苗はなるべく抜かないで育てています。モロコシもモロくも続ける気持ちはなくなりました。

 その先の方の雑草の生えているところは、栗畑の端です。下草を無くしてしまうと、実にはあまり良くないとか。なぜなのかは分かりません。実が早く落ちるなどと云われますが、どれだけ根拠があるのか不明です。


 

 昨晩、月下美人が咲きました。今夜こそ咲くらしいと奥さんは絶対に忘れないようにしていたらしいです。外に出ると、もう甘い香りがしてきたので、これは絶対咲いていると断言。


 

 きれいに、二つ咲いていました。このところ、毎年咲いてくれています。やっぱり素晴らしいですね。豪華なのですが、むやみに主張せず、むしろ控えめに咲いているような感じがします。そういう態度というのは大切ですね。花に態度も何もあるわけではないのですが、見る方はいろいろと感じるものです。そういう控えめな雰囲気は私は大好きです。
 

  一日一村

     英 一蝶(はなぶさいっちょう)が画に賛望まれて

         四五人に月落ちかかるおどり哉

  排 句

    くらがりに胸ときめかす盆おどり
    盆踊り田舎のネーちゃんこんばんは
    笛太鼓耳に続くやいつまでも
    ゆらゆらと浴衣のゆれて輪が動き
    小提灯やさしく照らす宵の月
    虫の音にショパンのピアノもの寂し
    明日はまたいずこの空ぞ我がこころ
          虫の音聞きつしみじみ居たり
    英も蕪村もゆきて秋の空
    蝉しぐれ背(せな)で聞きつつ草むしり
    この草の生えるところも一部なり         世界の一部
    この草の生えるとこからはじまれり
    パリの街この畑の中も同じ娑婆
    鎌を研ぐせなを過ぎゆく時の舟
   「一晩中踊れたら」がなつかしや
    若いころ毎晩聞いてたジェットストリーム
    プレイボーイ平凡パンチも過ぎてゆき    
    今日はしも植草甚一の本見つけたり
    あの頃は怖いものなど無かったね
    行く秋や昭和は遠くなりにけり