くずの花

2009年08月19日 | Weblog


 インフルエンザのニュースが気になりますね。プロ野球の球団の選手3人が感染したために、その球団は行事に参加することを控えるとか。昨日は、今が冬である南米のチリの様子を報道していました。患者が多すぎて病院が程度の差こそあれ大小のパニックを起こしているとか。

 日本は衆議院の選挙を控えて、それどころではないようですが、ここに来て死者を出している状態を憂えて厚生労働大臣が流行開始の宣言をしたとか。


 

 クズの花が咲きました。

     葛の花踏みしだかれて色あたらし
            この山道を行きし人あり   釈 超空

 道はあるが、誰も行きそうもない山道なのに、自分の前に行った人がいるらしいという証拠の踏まれたクズの花。自分の究めようとしている学問の世界のことを詠ったものなのでしょうか。彼は本名を折口信夫(おりぐちしのぶ)と言い、民俗学・国文学などが専門の学者です。

 暴れ回るクズですが、花は地味できれいなものです。外国に行っては、かなり迷惑をかけているという話が新聞にでていました。


 
 

 ごぼうは、こんな具合です。掘るときに楽かも知れませんが、この栽培で最大の欠点は水の管理ですね。油断すると水分が不足します。もっと油断をすると枯れます。いや、この場合は油断ではなくて、水断と言うべきでしょうか。


 

 ブルーベリーは、まだ採れています。こんなに食べられませんから、ジャムにします。

 この最大の欠点は、採るのに時間がかかることです。これをとるのに要する根気は、草むしりに引けを取らないくらいです。我慢強くないと、ほったらかしになります。とっているとポロポロとこぼれ落ちることがあります。

 これを見たとたんに、気持が ベリー ブルー ( very blue  ) になる人もいるでしょう。

 
 

 
  一日一村

   いなづまや堅田泊まりの宵の空     堅田:琵琶湖ほとりの地名

  排 句

   いなづまや琵琶湖のほとり浮御堂
   いなづまや比叡の山の長き峰
   いなづまやそろそろ雨も欲しいころ
   いなづまやだらだら日々の過ぎるころ
   いなづまやひまわり揺れて蝉止みぬ
   盆の明け街を抜け行く午後の風
   猫たおれ犬もたおれる焼けの午後
   遠き空荒れの兆か雲光る
   白き土西瓜ゆだるや午後の陽に
   奥山の風が恋しい蒸しの午後
   垂る稲穂選挙の車けたたまし
   草むしり選挙の車行き過ぎぬ
   風鈴のむこうで歌う蝉の声
   幽陰の中を泳ぐや蚊一匹
   白き道石に留まりしばった哉
   道芝の葉もよじれるや盆あがり
  
 宵の空いな妻つまに杯重ね