小春日の好天気に恵まれました。平年の気温に戻ったそうで
東京は最高気温17度と予想されている。
南向きのベランダには陽光がまぶしい。主婦は洗濯物の衣類をせっせと吊るしているのだが、その数が増えるほどに日蔭が場所を広げていく。
それでものどかさは家々の甍に照り返して、光の放射となってわが身の周りに集まってくる。ささやかな至福の時にある。
玄関前に置いていたメダカの水槽を、冬季の間はベランダに移して保護してやるのだが、陽気のせいで水面に出てきたメダカが動き回っている。
陽気はいいのだが人間のほうは屋外に出ようという気がない。
このところの気候の寒暖差で風邪をひいたらしい。
気象予報では秋の季節が短く冬の訪れが早いと云っていたけれど、景勝地の紅葉の模様がニュースで流れていた。いつの年もこの季節は短く感じるものだ。
遠のいた絵筆を再び手にしようと思っているのだが、季節が待ってくれない。
理屈は後から付いてくる―好例ではある。
隣家の屋根の修理の音が響いている。大工が雨漏りの修理をしているのだとか。
一面の屋根を剥いで根太の取り換えから始めているのを見ると、基礎的な欠陥があったのかな?
こんなことでも陽気は小春日和で陰りがない。