conparu blog

ささやかな身の回りの日常を書き綴ります。
[ブックマーク『conparuの白い航跡』もよろしく]

柚子湯

2009-12-26 22:01:00 | 日記
冬至の柚子湯を逃したせいでもないだろうが、季節風の邪気に当たったらしく、咽喉元がチクチクして年の瀬にやばいなと思うようになった。

勤めの館内で生姜飴をしゃぶったり、帰宅してはハーブ蜂蜜を飲んでるうちに邪気が退散したようで、すっかり元気になりました。

明日は最終勤務日、「今日は柚子が沢山ある」と言うだけの理由で、遅まきの柚子湯にして浸りました。

我が家の小庭には一本の姫柚子の木があり、低木ながら毎年鈴なりの恩恵にあずかっています。大根のピクルスや白菜の塩漬けにも香味を添えています。

正月料理を作り始めた妻も、早々と柚子湯につかり、早めの夕餉の卓を囲みました。もう、雰囲気が出てきましたよ。
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一年つつましく

2009-12-24 01:03:00 | 日記
この一年が終わろうとしている歳末にあたり、曲がりなりにも慎ましやかな生活を送れたことに感謝をささげたい。

本業の仕事からリタイアして、第三の隠棲コースに嵌ったわけでして、決してぎらぎらの脂っこい人生劇にはぶち当たらなくなった感はあるけれど、相応の渋味のある小劇に出会うことは出来た。

人間関係の機微は『出会うこと』そのものの中に詰まっていて、一編のドラマとして転結している。

展開して離合集散の憂き目に会い、水鉄砲のように弾くものと弾かれる者の運命格差が生じるのは世の常、人の理か。

政府も漸く予算の確定に漕ぎ着けたようです。すったもんだの果てですが、借金を誰が返すのかストーリーは見えてきません。
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ハンドルの向こうに

2009-12-16 21:50:00 | 日記
今冬一番の冷え込みとか、今朝の冷気はほどほどに気を引き締めて、己のうちのほころびを縫い合わせる、、、程よいカンフル剤であった。

年の瀬にはまだ間があるものの、不足している家庭用品や食糧を買い求めて、妻同伴のハンドルを握った。

フロントから見える富士は、綿帽子の稜線が鮮明に縁取られて、青空に屹立している。前景に横たわる丹沢山塊が、手の届くものと届かないものとの結界にあるようだ。

尾根づたいに目を右にやれば、大岳山や奥多摩の山々が日常の安らぎを与えてくれる。

こうして山々を眺めていると、もちろん走行中なのでトンボのように複眼視しているわけだけれど、無意識の上にも『古里山河あり』の故郷になっているのか、、、と感慨深い思いがした。
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タローの診察室

2009-12-09 13:56:00 | 日記
一昨日、行きつけの獣医さんでタローの予防注射をしてきた。
お気に入りの公園と同じコースを通るので、ルンルンのタローでしたが、公園の入り口を過ぎたとたんにそわそわしだした。

診察室に入ると小刻みに震える体で、私の腕に抱っこされていたが、あわよくば逃げ出そうとドアに飛びついていく。

先生も心得ていて、私がタローの頭を抱えているうちに素早く頚部に7種混合の針を差し込んだ。注射も咽喉もとを過ぎれば何のことはない、先生の辺りをうろうろしている。

妻が先生に言う。「タローにレタスを食べさせているからかしら、オシッコも出やすく色もスッキリしているの」
すかさず私も「毎日ミルクもやっています、、、二人でね」

先生も乗ってきて、『ああ、いいものがある・・・』そう言いながら診察室から奥の部屋に引っ込むと、何やら手にして戻ってきた。

『タローちゃん、これをあげるよ~』
見ると「犬猫専用ミルク」が1ピースもタローの前に差し出された。
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冬日向

2009-12-06 13:44:00 | 日記
  冬日向温もりの塊胃腑に入る

穏やかな日和が我と我家を包んでいる。
人気のない路地の上、
ベランダの椅子に腰掛けながら新聞を読んでいる。
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