言うまでも無いことだが、自分がよって来たるところ、更には死して後の「後生」へと続くところの連綿とした存在の過程では、いかに生きてきたかという行跡が、その人の生きた証明であり、その人の歴史でもある。広い意味では、連綿と続く遠い祖先から今日までの生命のバトンタッチが、一筋の川の流れのように命脈を保ち続け、「私」という個体は水面に浮く泡沫のような儚い存在なのである。人生たかだか100年止まりの短い命である。
我々はどこに行くのか?川筋は大小の河川が一本に集められて大河となり、最後は大海に流入して入海一味となる。世界のどんな川の水も一緒くたになるのだから、入海一和となって地球人類の完成形となることだろう。争う余地は皆無となる。この天然の理は狭小な人間の導き手を示しているように思われる。我々人間が行き着くところの理想地は、既に超越者のプログラムに組み込まれているのかも知れない。
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- 「邂逅」から「過去との遭遇」まで
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