conparu blog

ささやかな身の回りの日常を書き綴ります。
[ブックマーク『conparuの白い航跡』もよろしく]

大家族のムック

2014-03-27 21:35:11 | 日記

春眠暁を覚えず~
とかくよく眠れるのはありがたい。

ただ、真夜中の3時ごろになると、布団の暑さで目が覚めてしまうのだ。
未だに厚手の羽毛布団を掛けているのだから当然と言えば当然か。

就寝時はちょうどよいので、と云うか薄めの寝具だとうすら寒く寝つけない訳で
加減の難しい時期でもある。

でも春は春、野辺の草花も群れい出て
オオイヌノフグリ、仏の座の小花が沿道の畑地を埋めている。

小雨の降った今日の夕には
25羽のムクドリが電線上で体を膨らませて休んでいた。
こんな風景を見ていると、桜前線もすぐそこだよ、と云う気がする。




これ程の群れを見たのは初めてだった。
嘴と脚が黄色でムックリしている。

尻尾が短めで全体のバランスが今いち。
野暮ったい風体だが愛嬌も無くはない・・・

でもなぁ、てんでんばらばらの自己主張をしているようで、
ムックの印象は鳩のような親密感を抱かせないのだよ。

 

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梢の巣

2014-03-25 16:13:08 | 日記

多摩には林が多い。
散歩に適した小道がいたるところにある。

自宅からほんの少し離れたところにも
僅かばかりだが、クヌギなどの雑木林がある。

小道を辿りながら

久しぶりに、本当に久しぶりに、
林に会いに行った

梢を見上げると大きな巣の塊がある。






かなり大きな巣だが空き巣のようだ。
カラスの多いところなのでカラス?

以前には雉の姿を見たこともある。
茶畑の中ではあったけれど。

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春に思う

2014-03-18 13:17:06 | 随想

春の陽気が桜の開花を一気に引き寄せる、、、そんな気のするお天気だ。
野に出れば梅花が満開で、庭のクリスマスローズや鉢植のクロッカスも咲いている。
幸先のよい春の訪れではある。

クロッカス



だが、陽気に浮かれてばかりいられないニュースが目につきます。
クリミア半島や旅客機不明事件?、インド労働者のトヨタ叩き、そして靖国参拝を機に
日韓の政治的膠着状態等々。

それぞれ政治的な思惑もあるだろうが、そんな中にも横田滋さん早紀江さん夫妻が
お孫さんのキム・ウンギョンさんと面会した報道は心が和みます。
横田さん夫妻の心情が痛いほどわかるからだ。

めぐみさんの面影をウンギョンさんの顔に重ね合わせて、
遠く隔てられた空白の時間をいくらかでも埋め合わせることが出来たら、
心の重荷も随分と軽くなっただろうと思う。

お偉い方のなかには北朝鮮の拉致問題の幕引きを恐れて、対面に反対したと言うけれど
政治家には政治力で解決する能力が問われている。
結果的には政府もモンゴルでの対面実現に力を尽くしたそうだから、なかなかのソフト外交力であります。

眼をもっと内に向ければ、東日本大震災の復興について考えさせられます。
特に原発事故の被災地では、なす術もなく放置されたまま、帰還不能の領域があります。
私の浪江町の知人は、会津、二本松、郡山と三度も避難地を変えた挙句、とうとう帰還を諦めて相馬市に新居をかまえました。
行政に寄りかかっていたのでは、先の見えない閉じこもりの生活から抜け出せないからです。それでも高齢者には厳しい選択です。

津波で流された、あるいは倒壊した建物の再建もままならないと報道されています。
市街地の復興そのものが頓挫していると言われます。
予算があっても執行する役所の担当者が少ないために、計画が思うように進まないと言う。
地域の限られた人数だとしても、ほかに知恵は無いものか。

専門的な第三セクターのようなサポートは不可能なのだろうか。
所詮素人にはなす術もないのだけれど、被災地への思いを実践で援助しようとする人には
頭が下がる思いだ。

先日、ある集いがあり有料で参加してきました。
高齢な友人が開いたもので、地域の歴史的事跡を執筆して一冊にまとめ、プロの演劇家に朗読してもらうという志向です。有料だったのは福島原発被災地への寄付と云う名目があったからです。

高齢ゆえ現地でのボランティアは無理だけれど、何か手助けする方法は無いかと思案しての行動でした。ただ思うことで済ませるのが普通で、実践するのは勇気と内容が要ります。
私はただひたすら思いだけでしたが、友人の作品を朗読するプロの話構成に、引き込まれるような迫力を感じました。とてもよかったと思います。

東北三県の復興は時間がかかるでしょうが、私たちもたとえ思いだけであっても被災者に寄り添って声援を送りたいと思います。

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春の息吹

2014-03-11 20:52:07 | 詩歌

野に光はあれど早春の風は冷たい
されど
春の息吹はそこかしこに
小さな命を育んでいる

冬越えの
陽だまりの土の中から
蕗の薹がいっせいに生えだした

思えば三年前の今日
寒さの中で潰えた命があった

あたかも
命の回帰であるかのように
寒さの中に生まれた蕗の薹

おりしも2時46分
黙とうに手を合わせた




落ち葉の中に芽を出した蕗の薹



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いまのうちに

2014-03-02 23:18:25 | 詩歌

 一瞬の意識をすりぬけて
時が掠れていく

それほど重要な意味もなく
留めておく理由もないのだが

今まで
あまりにも時間を浪費したので
心に残る大切なものの吟味が要よう

時間が気になってきた
残された時間がどれほどか

呼吸は有限だから
いまのうちに・・・今

アルバムから始まり
机の引き出しの整理をした

部屋の配置もシンプルにして
レコードをかけてみる

余分な物が無くなると
よい音が出るものだ

ちょっぴり部屋に光がさした
野に出て春を追いかけようか

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