ささやかなお節料理を食べ、少量の酒を飲んで炬燵に入りながら紅白を見ていました。
除夜の鐘ももうすぐです。皆さんよい正月をお迎えください。
今冬一番の冷え込みとなった今朝の室温は3度Cでした。外気はさらに氷結の低気温で、金魚やメダカの防寒手当が功を奏しているか気になるところ。一番小さなメダカは室内に移しているので、こちらは大丈夫。
師走も下旬に近づき、巷間Xmasセールや年末商戦に足を運ぶ人が増えました。近くのショッピングセンターでは駐車場が満杯です。
郷土歴史に関する考察や書き写しをしているところで、期待していた文書が見つかりました。奥州白河にまつわる古文書「白川古事考」が意外なところにあったと云うべきか、経緯を見れば成る程なのですが桑名図書館にあったのです。もちろん原書から書き写した写本ではあるけれど、楷書で書かれているから素人にも解析は可能だと思います。白河と云えば老中松平定信の居城でしたが、子の定永の代に桑名へ移ったことで写本も桑名に持って行ったと言うべきでしょう。デジタル版で誰でも見られるのがいい。松平定信公と言う人、徳川吉宗の孫に当たるとは知りませんでした。今のところ「白川古事考」の参照はしていないけれど、後日に「郷土史」の内容と照らし合わせてみたい。
念入りにと言うか、思いを込めてと云うか、年間の埃汚れを除去しました。と言ってもまだ一階の一部にとどまり、明日も引き続き続行となる。硝子戸と網戸、サッシの雨戸とレール、たったこれだけでも、こびりついた汚れを落とすために丁寧にやったという安堵感が、もう終わったような充足感と疲れを癒やす入浴によって、一種の開放感に浸った夕べを迎えたのであった。勿論スコッチのお湯割りが陰の功労者であることは、入浴後の乾杯が解放感を一気に高めたことでも頷ける。
ブログも留守がちになったけれど、これと云った為になる事項を持ち合わせていないと言ったらウソ。何もしてない訳ではないのです。11月17日(金)には国立博物館の「運慶展」を観てきました。強い日差しの中に高齢者の長蛇の列がつづら折りに。入場まで50分待ちの宣告でした。新聞販売店から戴いた参観無料のチケットであったものを、有効期限が過ぎてしまったので100円割引券となり果てたのですが、奈良興福寺をはじめとする諸仏の端正な立像に出会った瞬間に、お金を払って入場したことが当然のように思えてきました。
仏像は端正なだけでなく、内在する命を緊張感を以て発散していたように感じたのは、運慶たち慶派の確かな技量によるものでしょうし、時代を引き継いで多くの人々の祈念の対象として、魂を宿してきたからこそ感じさせられたのだと思います。
仏像は対象として感じることで心の内に留まりますが、古文書ごときは解析が難解です。文字の判読が難しいので初心者としては原書はとても手に負いません。誰かが翻訳的に書き写したものを二次的に解読する方法で、伝承とか郷土史の編集みたいな真似事をホームワークにしているのですが、これも「つもりそのつもり」の範疇です。