conparu blog

ささやかな身の回りの日常を書き綴ります。
[ブックマーク『conparuの白い航跡』もよろしく]

元の木阿弥

2013-11-29 16:11:43 | 日記

「元の木阿弥」・・・
それなりの意味合いを分かったつもりで他人事のように使っていた。
それが目の前で起きてしまった。

昨年購入した家族用のパソコンが殆んど使わないうちに故障してしまったのだ。
結果だけでは木阿弥にならないのだが、何とも情けない顛末が「木阿弥」そのものなのである。
T社のd□y□b□□kにはマイ□ロト□□ドのセキュリティがプレインストールされていましたが、ホームグループを管理するうえで削除し、私のパソコンと同一のセキュリティをインストールしたまではよかったのだが・・・
ついでにユーティリティをインストールしたことで暗転の幕が下りた。

一挙に重くなったのだ。マウスの反応もわるくアプリが応答しない。
そこでリカバリをすることにしました。
結果は・・・変わらない。システムを残していたから当然だった。
そこで2回目のリカバリを敢行する。

こんどはHDDのリカバリツールだけを残して完全に購入時の初期に戻すリカバリである。
ところが・・・期待は大きく外れ、宇宙の彼方に迷い出た幽霊船のようになってしまった。
体力が落ちたところに大量のアップデートが頻繁に行われて瀕死の重傷。
最後にはアップデートを持て余し、あと少しのところで臨終でした。

これは昨夜のこと。今朝になってサポート担当に電話し修理依頼となりました。
1年を過ぎて自費負担になります。今回だけ修理して使うつもり。
『元の木阿弥』を通り越してやはり宇宙迷走でしょうか。

 

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墓標

2013-11-21 23:07:07 | 詩歌

雪崩のように一気に押し寄せようとしているのは何だ?
かつて息絶え絶えの悶絶する地下牢の中で
夢はただ一つ、陽の光を浴びることだった

或る日、伍長殿は墓場から出てきて
持ち前の弁舌で民衆の心の中に胃酸を打ちこんだ
みるみるうちに街の中心は墓場で一杯になり
いつの間にか原形もなくドロドロになった躯(むくろ)が
20世紀の墓標となったのだった

悪夢である
寝汗が枕を濡らした
アルフォンス・カポネも民衆を引きつける粘着力があった
そして、ごっそりと民衆を地底の穴に落としこんで行ったのだ

奇しくも時代の色が似てきた

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小春日和

2013-11-16 14:18:19 | 日記

小春日の好天気に恵まれました。平年の気温に戻ったそうで
東京は最高気温17度と予想されている。
南向きのベランダには陽光がまぶしい。主婦は洗濯物の衣類をせっせと吊るしているのだが、その数が増えるほどに日蔭が場所を広げていく。
それでものどかさは家々の甍に照り返して、光の放射となってわが身の周りに集まってくる。ささやかな至福の時にある。

玄関前に置いていたメダカの水槽を、冬季の間はベランダに移して保護してやるのだが、陽気のせいで水面に出てきたメダカが動き回っている。
陽気はいいのだが人間のほうは屋外に出ようという気がない。
このところの気候の寒暖差で風邪をひいたらしい。

気象予報では秋の季節が短く冬の訪れが早いと云っていたけれど、景勝地の紅葉の模様がニュースで流れていた。いつの年もこの季節は短く感じるものだ。
遠のいた絵筆を再び手にしようと思っているのだが、季節が待ってくれない。
理屈は後から付いてくる―好例ではある。

隣家の屋根の修理の音が響いている。大工が雨漏りの修理をしているのだとか。
一面の屋根を剥いで根太の取り換えから始めているのを見ると、基礎的な欠陥があったのかな?
こんなことでも陽気は小春日和で陰りがない。

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寒夜に想う

2013-11-11 21:51:07 | 随想

今夜はかなり冷えそうだ。
東北や北海道では初雪が降ったという知らせ。

ショッピングモールにはクリスマスの飾りが並べられて
否応なしの冬モードに突入した感がある。

震災被災地の三陸沿岸や福一原発周辺の避難者にとって、厳しい冬の訪れは一層心理的負担が募るだろう。
地域的結束を強めて、お互いに心を温めあって街の復興に努めてほしいと思う。
いや、すでに当地では自分たちの街お輿が始まっているだろう。
お上依存では街お輿はできないだろうからね。

時代の波も否応なく押し寄せて、TPPの大津波を被る小規模農家は想像を絶する恐怖の中に身を置くことになる。日本の農家のほとんどは小規模な営農であるから、これから戦国時代にタイムスリップするしかない。

戦前のような地主制度でなくとも、集約化して大農家経営にもっていくとなると大方の人は日銭稼ぎに回らなければならない。正規な従業員を抱える余裕はそんなにないだろうから。

年金生活者においては年々財布の中身が痩せていくけれど、これだって若者の就労人口が減っていくのだから仕方のないことだ。
まぁ、バラ色の人生なんて所詮虚構なのだから、歌謡曲の中で謳歌するとしよう。

こんな思いを綴ると一層寒くなってきた。
温かいスープを飲んだ後だけれど夢だけは冷めない夜でありますように。

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若老?なケア

2013-11-07 19:12:14 | 日記

あいにくの雨天とあって夕景は墨に浸したように暗かった。
気温もグーッと下がって膝もとが寒い。
オーバーソックスと膝掛けといった出で立ちで、身は冬構えの老躯だ。

二日ほど前に植えた玉葱の苗はどうなっているのだろう。
畑主の妻を誘って午前中に見に行った。
苗の姿はまだ頼りなく垂れていたが、根元は青々しく雨の中にあった。
昨年の味を占めて今年は二畝も作付けたので、たんまりと収穫の予想を描いている。

午後は自室にこもってコーヒーを飲みつつ、家族のパソコンのセキュリティケアをした。
昨日のウィンドウズ・アップデートで何かしら不具合が出たらしく、セキュリティとの競合でもあったのか、パソコンの動きがおかしくなっていた。
ファイルの塵がたまっているのかも、と思い「ノートンユーティリティズ」をインストールしてクリーニングした。

全てがよくなった訳ではないけれど、何とか持ち直してくれるだろう。
ほとんど使っていない割には何とゴミの多いことよ。パソコンの弱労?いや若老でした。

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