昨夜遅く勤務を終えようとしていた私のところに、兄妹の二人が用件を持って現れた。話しかけてみると二人は聾唖者だった。交合に兄妹が話すすのを要約すると、携帯電話を紛失したというのである。
管理室に招き入れ、筆談をする。
「メーカーは?」
『ドコモで、機種メーカーはFujitsu、
色は白』
心なしか字は揺れている。
「何時ごろ失くしたのですか?」腕時計の針を指して口話で「いつ?」と聞いてみる。
『pm3時ごろ・・・』、という答えが返ってきた。
実はこの日、福祉関係の室内運動会があって、多方面の関係者と出場者が集まっていたのである。おそらく、さまざまな競技種目ごとに室内は沸いたことだろう。
と言うのも、当直を担当する以前のことで、その場に私は居なかったから、彼らが携帯電話を失くした状況を想像したに過ぎないのである。
兄妹には「管理室に届出た携帯はありませんが、その旨を書いたメモを置いておきます」と事務方への連携を示して、一応安心させて帰ってもらった。
翌朝、つまり今朝ですが役所に電話したら、担当の福祉課のほうに連絡していただけることになった。心当たりが掴めるといいですね。心の透けるような兄妹、濁りのない人に久しぶりに出会った。この状況内容で、どこの体育館?か場所もわかるのでは・・・わかる人にはわかる。
温暖化こんな地球に誰がした
「100年に一度の経済危機」
「国別CO2削減数値目標」
「エコ化家庭も相応の負担を」
他でもない私達の時代に起こっている問題提起である。貧しくともエコ化の必要性は認めているが、問題は負担率の公平化なんだろう、
金持ちにはうんと負担してもらわねば――
ハイビスカスが咲いている。知人にいただいてからもう5、6年経つけれど、濃艶なバーミリオンの花弁を空に放っている。
今は梅雨の中だけど、青い空が似合う花色だ。広めのベランダには、ちょっとした菜園の趣もあって、檸檬や蜜柑やデコポン、それにミニトマトなどもあって、これからの季節を楽しませてくれそうだ。
うちの倅のワン公が、それらの葉っぱを食べなければいいのだけれど、どうだかなぁ。
ん、、偉い人はすぐにこれさ
黙った後は音なしやんか
タコの吸出しでもつけるかな
(・・・私が言われたのではありません)
一時の煩わしさから、する~っと抜け出て心軽やかになる。以前に自分なりの心洗浄法を思い出した。嫌なことは全て棚(天)に預けて、一時の重荷を軽くしてもらう法。
これは一種の神との契約とも言えるものだから、そこに行くまでの過程で、うんと悩ませられるのが常だ。
不思議と状況が変わって、悩んだことも遠い彼方に消えゆき、目の前が晴れやかになる。そして負荷をかけた先方は、何がしかのペナルティを課されることになる。
そろそろ何かが起きる
3ヶ月目を迎えた今
女狐は赤い二枚舌を出した
私の前では親切な言葉を装い
陰ではあらぬ作り事で穴を掘る
女房もさぞ辛かろう
耳元で二枚舌が
とぐろを巻いているのだから
人間、この厄介な生き物
時と場所をわきまえたように
嘔吐物の中を這えずりまわる
水無月ともなれば、そろそろ梅雨を迎える時候であり、沢の湿地には菖蒲の花も咲いている頃だ。だが、このところの雨続きで、呑気なことも言っていられない状況も降って湧いている。
我が家のオンボロプレハブ元工房が雨漏りしてきたからである。それも二箇所で、天井のベニヤ板を冷ややかに濡らした挙句、一方は水滴となってクーラーの上部に落ちているではないか。
幸いにビニールシートを被せていたので、クーラーの内部までは浸透していないようだ。
オンボロハウスではあるけれど、手入れさえすればまだまだ利用価値はあるので、急きょ、トタン屋根の上面に板を敷いて、アクリル波型スレートを打ちつけた。その甲斐あって雨漏りは解決しました。
破れが目立つのはハウスに限ったことではなく、最近はPCトラブルが頻繁に起きている。取るに足らないガラクタファイルで埋まっているマイPCだが、ガチガチにフリーズして時間を浪費するのは気持ちのいいものじゃない。その中にも救いようがないでもないのは、システムドクターの存在です。
不具合のあるファイルを見つけては、自動的に修復してくれる。重宝ものだけれど、それで万事OKというものじゃない。
一過性の対処療法で終わってしまうところがあり、明日は新たなトラブルが待っている。