初っ端から、とっかかりの悪い題名をつけてしまったが、ようするに
近視眼的随想ということになります。
石原慎太郎都知事が辞表を提出したことで
殿中松の廊下のような慌ただしい政界の動きとなりました。
この場合、誰が浅野匠頭で、誰が吉良上野介なのかとか
昼行燈の大石内蔵助は?なんてことは場違いだと云うことがすぐに分かった。
江戸幕府の長年にわたる政治機構の疲弊が、二進も三進もいかなくなった頃
外圧による混乱の眼が開いて、愛国有罪不問の倒幕運動へと進んだ、と
見るべきだろう。
少なくとも幕末から維新にかけての、とてつもない爆発エネルギーが
一気に本土に押しかかった。
このエネこそが捲土重来の好機、というか危機意識の今様なのだと
現代の政治家が革命の志士を募っているわけだ。
問題はこの後、日本をどのような姿に持って行こうとしているのか
橋下竜馬船中八策が柱?
21世紀の先読みが欲しい。