梅雨の季節

 

梅雨前線が南方に停滞したまま、九州や四国では豪雨のところがあるらしい。
大陸性高気圧が日本列島の横腹に張り出しているから、関東地方では雨が少ない。
気象観測衛星「ひまわり」の写真を見ると、厚い雲が列島を包むようにして北海道までも覆っている。おもに太平洋側だ。

関東地方が雨量の少ない地域であることは違いないが、それでも局地的な適量の雨が降っているのはありがたい。
お陰さまで畑の野菜の収穫が思った以上に多量です。
胡瓜や緑のズッキーニは太くて長いので、ピクルスにしても炒めものにしても重宝だし、球形の黄色いズッキーニはクセもなく甘みがあって、とても口に合います。
だがズッキーニは雨に弱いので腐りやすく、終わりの潮時のようだ。
昨今は大実のトマトがかなり採れ始めました。懐かしい青臭みのある大きな実を、スライスして食べてみると、子供の頃に食べた感触が懐かしく思い出される。

子供の頃と言えば長梅雨が普通だった。
じとじとと一日中降っている雨を軒先で眺めていると、重石に漬けられたような閉塞感に襲われたものだ。
それでいながら家庭の温もりを感じていたのは、閉塞感の裏返しか。

あの頃は温暖化なんて言う環境は予想もつかなかった。
長雨の季節が北上して去るまでひたすら忍びつつ、
心にも梅雨の雫がびっしりと入り込んでいた時代である。
今の雨には抒情が無いと言えば叱られるかな。

夕べにスコッチを

ひとしきり雨らしい雨が降って、町の風情も落ち着きを保っている。
今は霧雨から小止みに近い夕べ、辺りはうっすらと暮れなずんでいる。
独り身であれば人恋しい時刻である。

とかなんとか、それに相応しい風景は見当たらないのだけれど、一杯やる気持を注がれる。
雨が本降りになる前の明るいうちに、ホームセンターの酒販コーナーでスコッチ２本を買ってきた。
格安の新聞折り込みキャッチ商品とでも云おうか、初めてのシーバスリーガル１２年物としてはカッコいいのだが、、、
試し呑みした限りでは、本当に１２年物?と云う感じでした。

NHK朝ドラ『マッサン』の終了後は、店頭から一部のスコッチが消えた。それまで愛飲していたバランタィンが見当たらなくなったのである。
池袋の西武デパートでも見ることがなかった。
その間、ジョニ黒で埋め合わせた。こちらも樽木の心地よい風味が鼻腔を酔わせ、喉を潤してくれた。
そんなに飲めるわけじゃないけれど、いや飲めないからこそ香りを味わっているのだが、味の良し悪しは分かる。

あの朝ドラが終わってからどれくらい経ったか、、、今日、シーバスリーガルを買った後に別の店に行ったら、バランタィン１２年物が棚に並んでいるではないか!
とは言っても余計な買い物はできないよ。分相応のスコッチで我慢我慢。

ナスタチウム　サラダにしてお酒のともに

如何なっているの

物事は強引にやろうとしても、反動の大きさを覚悟してからでないと・・・個人レベルでも国家レベルでも同じこと。
国民性も無視できない。個人的には政治的なテーマは馴染まないのだけれど、無視できないほどに『志賀の都は荒れにしを・・・』世情が混とんとしてまいりました。一大事の後には重ねて大事が・・・続くときには続くものです。

年金情報漏洩は国会審議をもストップさせました。振り込め詐欺も後を絶たない今日、社会不安を極度に煽っています。
年金機構の体たらくを見れば、マイナンバー制度の実施は時期早尚なのは明らか。年金機構の当初発表では『システムサーバーは一般のPCとは切り離している』から大丈夫だと言っていた。ところが簡単にアクセスできていたことが分かって、素人同様の運営が暴露されました。お役所仕事が国民のひんしゅくを買っています。確かなことは「嘘をつく」ことと覚えたり・・・今の国会はどうでしょうか?

二次被害の動きも出始めています。一体、日本の社会はどうなっているのよ？
金、金、金、見渡せば拝金至上の世の中でございます。これからは金が物云う時代かな―この金言は古くて新しい。
我が足跡を振り返ってみるに、金蔵にぶち当たろうとすると金蔵の方から避けてくれた。難事がこの身に及ばないように天が仕組んだのである。お陰でこの先も黄金の山吹には出会いそうもない。

金に縁薄ければ食に不自由なし～せめてもの、食べるものだけは困ることがない。その証拠に料理の上手い女房がいるではないか。天の采配は誠に機微に富んでいる。この伝で言えば今回の個人情報漏洩事件は『何か』の代償として国民に利益を与えるものでなければならない。（んん）