秋好日

日中の日差しの中ではジワーっと暑いくらいだけれど、サンシェードの下ではやはり秋の涼気がさわさわと流れていた。

ベランダの手摺に寄りかかり青天を仰げば、遥かな高空にすじ雲が幾筋も見えている。静止しているように見えても、筋流しになるほどの相当の風が吹いているのだろう。

空を仰ぐのは好きだ。幼い頃からしょっちゅう見上げては、もう一つの故郷を感じるような、妙な安心感があったなぁ。

揺り篭に揺られているような感じ？
それもあるけれど、あの空の高さを見ると、理由もなく陶酔してしまって、空想の世界に解き放ってしまう、、、のだと、今の自分は思う。

好きだった女の子に出会うと、頬がパッと染まってニコニコ顔で見つめていた。そんな時は空を忘れていたけれど、、、。

爽やかな秋日和が続いていたけれど、明日あたりはちょっぴり夏日に戻りそう。
招待券をいただいているので、都心に出てサンシャィン水族館にでも行ってこよう。

『驚異の大宇宙』

「光の速度を超える物質はない」絶対説のアインシュタイン相対性理論が危機を迎えている。質量を有するニュートリノが光の速度を超えたと科学者のグループが発表した。
人類が到達した科学レベルは、宇宙レベルで言うなら数%くらいの理解度だろうけれど、宇宙の仕組みもハップル望遠鏡のお陰で随分と分かってきたようだ。

地球レベルでの理論はアインシュタインの超相対性理論で幕となり、これからは新しい宇宙理論が展開していくとすれば面白い。
『物体が光速と同じ速さで移動すれば、時間はゼロになる。』ってことは年をとらないってことだね。素人の我らが考えるのは映画「猿の惑星」のようなものだ。宇宙の果てから地球に帰還したとき、我らは地球を離れた年齢のままだけれど、地球の経年は二万年くらいになっているという塩梅だ。とても住める状況ではないだろうけれど。

物体が光速を超えたらどうなるか。

時間は逆戻りになるそうだ。過去の出来事に遭遇するわけだから、まさしくＳＦ小説が小説ではなくなるってことでしょう。『ロズウェル』も映画ではなくなってしまう。

先日，ＮＨＫＢＳプレミアムで放映された『コズミック　フロント～発見！驚異の大宇宙』は素晴らしい映像だった。宇宙に据えられたハップル望遠鏡は、地球から数万光年先の銀河系を映しだしていた。マクロ単位ではあるけれど数万光年前の状態を覗いていることになる。近未来においても『覗いている』範囲を出ないだろうけれど、人類の理知はすでに太古と出会おうとしている。　　

畑に降雨

横浜でもセシウム検出値の高い処があったそうな。静岡茶や狭山茶でも茶葉から検出されたくらいだから、広範囲に汚染されている可能性はある。
高高度の上空に漂っている放射能が風に運ばれ、雨とともに落ちてくるらしい。

今日は午後から畑の仕事をした。晴れてはいたが風もある。力を出す仕事には格好の日和だ。種まきのための畝起し主任を仰せつかって、まさに終わろうとした時に雨が降ってきた。

黒い雨ではなかったけれど、晴れ間を縫うようにぽつりぽつり、そのうちにシャァシャァと如雨露の水のように降ってきた。「濡れると頭が禿げるぞ」と常々家人を驚かしている自分ではあるけれど、もう少しで終わるところで帰るわけにもいかない。

急いで畝起しを終わらせたころには、ズボンと背中に滲みこんでいた。

福島は実りの秋を迎えて大変な中にいるのだけれど、風評被害が農家の台所を直撃しているらしい。
数日前にお婆さんや小さな子供を連れて、「リンゴ」を売りにきたかたがいた。

会津坂下に避難していると云うから、双葉町の方か？リンゴが売れないと言う。
試食したうえで一箱買う。早出しの果物にしては、まぁまぁの味でした。

全ては連動している

すべては連動している
夢に誘われた日も
はかなく破れた日々も

一粒の種が宿るように
ほんのりと明かりが灯って
知らない世界へとつながっていた

丘の上の家から
灯台のある島を見つめていると
その向こうには果てしない太平洋が
うるんだ瞳の奥で震えていた

きみの面影を背負いながら
時には道に迷い
時には祈り
でこぼこの道を歩いてきた

つづら折りのあんなことこんなこと
それらは出会いの時の栞

ひとつの終わりと
ひとつの始まりが
未知の世界に絡み合っていく

何時でもどのような時でも
新たな旅たちの日が待っている
だから素直であってほしい

防災は日頃から

９月４日は地域の防災訓練日だったので、女房と一緒に参加しました。
大震災の後だけに、日頃の訓練が、万一の際の助けになるのでは、と、その思いから救護の手当てや消火器の使い方などを実際にやってみました。

以前は消火液も本物を使っていましたが、訓練なのだからという理由なのでしょう、水道水を空気圧縮したものに変わっていました。的に当てればいいだけのことだけれど、レバーをひいてからの放出時間が１０秒ほどの短時間だから、しっかりと的に当てないと。

毛布と２本の棒を使った、簡易「担架」の作り方も役に立ちそうです。
女房と二人で作って担ぎ、乗せたのが町内の子供でした。
子供ってこんなのが好きなんだよなぁ。終始ニコニコ顔でした。

『終わりに立川断層のパンフを用意してあります～どうぞ』、進行係の職員が言うのでいただき、、、ましたが、ん～リアルだ。エアホース横田基地が埋没するかも。

なでしこ辛勝

女子サッカーアジア予選、「なでしこジャパン対韓国戦」を観ていて、ひやひやどきどきだった人も多いのではないですか。
ウチのカミさんは血圧が上がってしまいました。

なでしこジャパンが２－１で勝つには勝ったものの辛勝でした。後半戦に入ってからの韓国選手の足の動きがいい。
ボールの奪い合いと、パス回しの上手さにはあきれてしまったし、なでしこの選手ももっとキムチを食べた方がいいな、などともどかしく思っていた。

韓国女子はボールのキープ率も良かった。しかし決定的な差が出たのは、「なでしこ」のゴール際での連繋プレーではなかったか。

中一日の休養で次はオーストラリア戦と続く。体がでかい相手だけに、疲れが気にかかる。