明けましておめでとうございます
玉の緒の夢うつしてか初の春
つれづれに思いのままに記したブログでしたが、ご訪問くださった方々へは御礼申し上げます。大変な時代に生きておりますが、コロナ共生の夜明けをともに迎えたいと思います。
今年もよろしくお願いいたします。
旧暦上の中秋の名月と、月齢上の満月が8年ぶりに重なりあうというので、母娘は団子を作り早々に夕食を済ませてから月の出を待ちました。6時を少し過ぎた時点では斑な雲が連綿と東の空にかかって、見頃となる上空に達する頃には果たして見られるだろうかと気を揉ませたけれど、7時半頃のベランダに出てみると、雲は切れてまん丸の月が煌々と照っていた。月の照射が雲を照らす中を、横田基地の大型飛行機が旋回しつつ低空で月見としゃれて帰投したのは粋か無粋か。
今宵の名月をブログに載せるのは、何となくC調の趣きもあるけれど、「ブルームーン」が偶然に撮れたので載せてみよう。
少しでも力を入れる作業があるとシャツが汗で濡れる。夜中になっても熱気が冷めやらず、昨夜なぞはエアコンをつけっぱなしにしていても、室温は28度を下がらなかった。
こんな折のパラリンピックで車いすラグビーを見た。準決勝の28日、対イギリス戦で勝てば金か銀は確実のところ負けた。競技だから勝ちを目指すのは、どの国も当然なのだが、勝つためには手段を選ばない悪手が随所に見られたイギリスチーム、いただけません。
池崎選手も云っていたが、「あんな手を使うとは思ってもみなかった」の言は清い。せめてパラの競技ではベストを尽くしつつ、お互いを讃え合う心根があって欲しい。中世のスペイン艦隊を破ったイギリス艦隊は、友好を装って近づいてから、ドクロ旗を掲げてドカーンだったのを思い出した。グレイトブリテン、紳士の国だと言われていたはずだが――明けて3位決定戦では、オーストラリアを破って銅メダルに輝きました。日本チームお見事です。
五月五日[こどもの日]に恒例の大きな柏餅を食べた。小学生の頃から柏餅が大好きだったので、「雀百まで踊り忘れず」を地で行った昔の少年は、昔のままの大きな柏餅が今でも好きなのです。スーパー[オリンピック]の自家製限定品でしたが、今年はコロナの影響もあって、数量はかなり限定されていました。
コロナの勢いは下火になるどころか、更に燃えさかろうとしています。背景には色々あるでしょうが、国民は(と言っても一部の人だけど)ガバナンスを信用していないから、ほっつき歩いて感染を拡げているのです。
徐々にワクチンの数も増えているようですが、高齢者の優先枠に予約が殺到して、サーバーがパンク状態になっていたところもあります。私も6日朝9時を待ち構えて、Web予約サイトにアクセスしたのですが、何度アクセスしてもサイトに到達できませんでした。一旦諦めて所用の外出から帰った午後4時前に、再々々度アクセスを試みたのですが何度か失敗した後に、偶然の扉が開いて後は、とんとん拍子で2回目の予約が取れました。
なかなかアクセスが通じないと言うことで、予約サイトのボタンを頻りにクリックしがちですが、連打することでサーバーに負担をかけてしまうらしい。年寄りは気が短いのです。
Webサイトへのアクセスに不慣れな人も多いはずで、もう少し親身な説明があっても良かったかなと思います。
新コロナウィルスは高齢者や病者に最悪の結果を与えかねないので、人の集まるところへの規制は当然だ。入院している「病者」を見舞うことも出来ないが、むしろ安全と考えて時を待とう。
今、横浜港のダイヤモンドプリンセス号では感染率が上がっているようだ。密閉された空間に等しい客室の中で、閉じこめられた3,700人の船客と乗組員の内、174人が感染して陸上の病院へ転送された。何故最初から老人子供と附帯する家族を陸上の施設に移さなかったのか?国内での感染が蔓延するのを避けたとしても、人道上の配慮に問題はなかったのか?対処が遅れたと云われても否定はできない。此所にも想像力の欠如が観られると云ったら言い過ぎだろうか。最近の政治の世界も、一般の常識では計り知れない党利党略に邁進し、特殊な裁量で運営されているのを見ると、本当に国民のためになっているのかと疑問符がつく。
中国の人がそう言うことは、何もしないばかりか疵に塩を塗る国もあったのだろう。
日本には何度かの大災害を経験して、他者の思いやりに応えようとする人情がある。マスクが店から消えたとしても、何処かで手助けになっているなら辛抱する気にもなる。中には緊急に必要な人もいるだろうから、生産ラインをフル稼働して一日も早く手元に届くようにしていただきたい。
そうは言っても若い頃のようにテキパキと事が運ばないから、選択的に優先すべき順序を決めて大所の二、三を片つけよう。
年賀状にしても住所録を整理して、随分と枚数を落とした。まるで冬日の夕景のようである。冬と云えば多摩の山々の稜線がハッキリと冴えて、ひと際高い富士の霊峰へと連なる光景は、身をシャキッとさせて爽快だ。
この爽快さを政局に移し替えるのは困難だけど、花散らすショットは余りにも真逆で逆さ富士の赴きさえ感じさせる。世界が真逆の逆さ富士なのだから、眺めようとすれば逆立ちしてみる外はない。真面に姿を映し出している霊峰は確かにあるはずなのだが。