多くの国民が危惧していたように、コロナウィルスの感染拡大が堰を切ったように進行しています。経済の停滞と中小企業の致命的な衰退を避けるために、規制解除に踏み切ったと言われていますが、一方でコロナ予防対策は個人の責に帰して、職場への通勤にしても3密を守れない環境で感染を強いている面があります。感染がゼロだった岩手県にも魔の手は伸びて、最早全国規模の感染拡大となっています。国会は閉会されて緊急事態に対する動きは止まったまま、傍観の趣もあります。このまま進行すれば国民の動きは閉ざされて、政府による強制的な施策が発動される事態も想定されます。「国破れて山河あり」とは政府と国民が一体化した感慨だと思うのですが、今回のコロナ禍では、国民が置いてきぼりを食っている感が強いです。「民なくして国非ず」為政者にとって強権政治への回帰は、破滅の道を辿ることに他なりません。こんなことを書くと「赤」のレッテルを貼られるのが落ちですが、私は社会的主義者ではありません。極一般の国民です。経済を動かすことと、ウィルスから国民を守ることの両立が叫ばれてきました。この解は難しいと思いますが、ある程度の規制政策を盛り込みながら状況を注視しつつ、段階的に規制解除をすべきだったと思うにしても、後の祭りではありませんか。
梅雨前線が異常気象と相まって、各地に災害をもたらしています。コロナの感染拡大も心配されます。この渦中に被災されている多くの方々に、心からお見舞い申し上げます。
ブログの投稿記事も停滞しがちですが、ブックマークの『潮騒の子守唄ー白い航跡を残して』をリメークして掲載してみました。折々に拝見していただければ幸いです。
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待ちに待ったオーディオ機器が届いた。ヤマハのプリメインアンプとスピーカー2個1組が届いたことで、レコードプレーヤーとの接続が出来たのは嬉しい。取り敢えずはレコード鑑賞が目的なので、チューナーやCDプレーヤーは注文していない。コロナ禍による特別給付金10万円の約半分を費用に廻したが、3ヶ月以上納品待ちのプレミア付きながら、接続完了後に音を聞いてみるとクリアな澄んだ音色が心地よい。今までは通販サイトから購入した安物コンポーネントであったから、機器そのものの機能が低級でレコードが可哀想だった。初めにバッハのヴァイオリン協奏曲を聞き、次いでベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲を聞いてみる。曲は何度も聞いてきた盤であるけれど、魂が揺り動かされた感がある。ちょっぴり贅沢な味わいを喫した後は、美空ひばりの特集盤で色直し。ひばりの美味し声に魅了された。ゆくゆくは秘蔵とも云える、ワーグナーの「ニーベルングの指輪」全巻を通しで聞くのが、人生黄昏の終着駅になるだろうか。
少年の頃に見た「アラビアン-ナイト」の空飛ぶ絨毯が、脳の記憶回路の中で回遊しているらしく、時局に応じた夢となってヒラ~リ、ヒラ~リ・・・だが、よく見ると絨毯の裏側に都市が逆立ちして、人々がへばりついている。その内に、ドッと多くの人が振り落とされて、二人だけが辛うじて残った。当然一人は自分だ。然しこのままでは遅かれ早かれ落ちてしまう。如何するか?ここに神の啓示があったようで、上の表側に廻れば良いのだと閃いた。脚をかけて這い上がろうとするが、重力が働いて中々這い上がれない。重力が邪魔をするとは、かなり次元の低い話しとも思えるが、兎に角這い上がってみると、光の中にいた。現実の朝日が枕元に差し込んで、その光条で目が覚めた。
新コロナウィルスの影響は物の生産流通を滞らせ、規制解除の今も生産ラインに支障を来している。現場に人員を配置してアナログ的に組み立てるラインであれば、当然フル稼働とも行かず、制約された生産になるのは致し方ない。実はコロナ感染のまっただ中の3月中旬に、窮屈な日常を憩いの場にしたくて、オーディオのレコードプレーヤーとアンプ、スピーカーを別途発注したけれど、プレーヤー以外は3ヶ月以上たった今も届かない。納期の予測もつかない大手販売仲介サイトからは、「申し訳けありません、今少し待っていただけますか?」と、お詫びのメールが再三寄せられた。嘆息していても物が届くわけではないから、他に気を紛らわす方策として、和室のフローリングに手を染めたわけで、書棚の下敷きにもなったけれど、怪我もなく思いの外早めに完了した。----そしてついでに大断捨離を敢行したことが、後々にドッと疲れを呼んだ上、暇さえあれば居眠りしている自分がいた。何とかサイクルを戻した今はレコードプレーヤーだけを眺めて音を想像している。