今年の桜開花が早い。近くの小学校の校庭にも100年生の記念樹がどっかと腰をすえて、未だに見事な咲きっぷりを見せている。今日は天気も良く高気温なのでスーパーで弁当を買い、小学校とは違う桜の園を訪ねて家族の花見会としゃれてみた。
ゴルフ場の外縁に沿って桜並木があり、アスファルトの道路を隔てて、その反対側には酪農家の放牛場があるのだが、モウ君が座臥反芻をしたり、若い雌牛は好奇心旺盛にも柵へ近づく人や犬に鼻先を寄せたりと、のどかな情景の中に身を置いて車昼食をした。
天蓋は高く霞の裾を引いて花の盛りを見れば、時は去りてまた再来する。年輪の未来永劫の営みに生ある身を有り難いと思う。牧歌的環境に接すると斯くも高尚な文体?が宇宙から降ってくるのだから、どうしても空を見上げずには居られない。弁当をすっかり食べきった後に空を見上げれば、春陽の熱放射が地上隈無く熱していることを感知した。のどか過ぎて熱が篭もって、家に帰ると宇宙の寿命は?太陽系の寿命は?調べたくなった。で、で、宇宙はXX兆年、太陽系は100億年だとネット索引に出ていたのだが、地球の存在もあと50億年くらいだとして、人間の成長は宇宙に向かっているのか?