conparu blog

ささやかな身の回りの日常を書き綴ります。
[ブックマーク『conparuの白い航跡』もよろしく]

ある事件の記

2014-08-31 09:44:16 | 日記

『OCNブログ人』終了の前に、何処に移行しようとかと考えたところは、「BIGLOBEウエブリブログ」でした。早速移行したところ、消えていたと思っていた日記記事が出てきたのには驚きです。
2006/11/23『記憶の欠片』を一部編集して再録してみます。
文末に付加追記したものを、文頭にもってきました。


追記

『記憶の欠片』をブログに載せたのは、私がウエブを始めてから1年ほど経った頃に、ある事件が起きたためであります。ある時、私のブログに『893って知ってるか?・・・○○(名字)と言えば私が誰だか分かるでしょう』といって、あるブロガーのページを紹介していました。

そのページと云うのはサークルの名で『平家集まれ―』と云うものでした。主催者の名前もわかっています。

紹介されたサークルを覗いてみたものの、秘密結社みたいなので中には入って行きませんでした。何よりも私は平家一門ではないし、囲いを作っているサークルに嫌悪感があったので、そのまま放置しておきました。

時を同じくして並行する事件が起きていました。こちらが本流の核心とも言うべきものでしたが、ある文芸サークルのオーナーである投稿句添削者が、私の「パソコン」のアクセスによってデーターが消失したと云うのです。おまけにその縁者から『オーナーは消失を苦にして死んでしまった』と云うのですから驚きました。実際には死んでいなかったことが後に分かりましたが、このオーナーと先ほどの『893って知ってるか?』と言った知人は繋がっていたのです。

いつの間にか私は、自分の知らない罪によって、全国的に『指名手配状態』になっていたのです。命の危険もありました。長い間苦痛を強いられたのです。何よりも住んでいる町の人から、『町からオン出してやる!』と暴言を吐かれた時は絶句しました。

ただ、この件は何の嫌疑だったのか?ということです。
対象がはっきりせず空を掴むような話ですから、とても警察沙汰にはできません。
私なりに推察してみると、どうやら知人の《家系的怨霊による霊的障害が根底にある》と見ました。

そこで私のブログで彼に訴えたのです。『いったい私は何をしたと言うのか?命を狙われるほどの何をしたと言うのか?霊的時代は何でもアリだ!』内容的にはそのようなものでした。

結果的にはそれが功を奏して、事件の核心は遠のいたのですが、『指名手配状態』は置き去りになったままで(彼らは最後の処理をしていない)、今でも街の馬鹿どもは、私を変な眼で見ていることだろう。

ただ言えるのは、私自身の姿勢方向性が「潔癖」であろうとする、真っ向な思いに託して生きているので救われているのです。


タイトル

記憶の欠片

本文

「Cさんへ返したほうが良いって言ったんだけど・・・」
M子は工場玄関のロビーに居たC太郎に近づいて、誰も周りに居ないのを確かめてから、細い声で言った。

C太郎は黙ったままM子の言葉を待ったが、階段から降りてくる社員の足音がしたのでそ
れっきりになってしまった。

「・・・返すように・・・か」、C太郎はM子の言葉に自信の無さを感じて、返す気はないのだろうと内心思った。後に思うことは「何をどのくらい知っているか」探りを入れてきたのでは?と思うようになった。
同時に40年前のM男さんのことを思い出していた。

M男は杉並の小さな町工場に住み込みで働いていた。焼き物の「○宝」を造る釜番をしていたのである。
まだそれほど○宝が一般の家庭に認知されていない時代であったが、量産化されてからは需要が増して、作れば売れる右肩上がりの好況期にあった。

連日の残業は当たり前で夜の7時以降は、当番表の順に焼成作業を完了させていた。ちょうどその日はM男とC太郎の当番日で、焼成作業を終えたときにM男から、「僕の部屋で少し話をして行かない?」と誘いがあった。

部屋に着くなり彼は「今朝の小包受け取った?」というのである。
「小包?」・・・呆気にとられたが、思い当たる節も無いから、「どんな・・・?」と言葉を継ぐと、彼は「ううん、なんでもない・・・」と前に言ったことを打ち消し、そのまま黙ってしまった。

二人は他に話らしい話もなく、妙なしこりが残った『言葉』を反芻していた。
彼の部屋の壁一つ隣りは社長夫妻の居室であったが、M子も壁の向こうの何処かに居たはずであり、壁で仕切られていたとはいえ、二人の会話は壁越しに十分聞こえていた可能性がある。

M子は地方の高校を卒業したあと、長姉夫妻が経営する工場で同居して働いていた。業績が向上するとともに従業員の増員に迫られ、どんどん若い男女が入ってきた。出て行くものも多く、絶えず職場に新しい活力の渦を巻き起こしては会社の肥大化に寄与する栄養素となっていた。

新しく入った社員の中には、女子美大卒も何人かいた。仕事と一緒に色気も発散するようになったので、職場はますます活気を帯びてきた。

また会社としてもぜんぜん構い立てしないので、良い意味で自由であり、個性に溢れた職場だった。
当然、若者同士の恋の鞘当もあり、女好き社長のちょっかいもあったりで、活力の渦の輪をいっそう大きくして行ったのである。
このような時にM男は一通の遺書を残して自ら命を絶つことになる。

若い男同士で、ある女性を取り合った結果、負けたのがM男だったと噂された。彼の実家で通夜が執り行われた夕方には、職場の何人かが友人として参列した。
彼の姉が言うには、「枕元には1通の遺書が残され、『会社はバカだ!』と記されてあったそうである。「何も死ななくたって・・・」と涙ながらに話す姉の声が今でも耳に残る。

花となる前に散り行く者もいれば、かなり悪行の仇花を咲かせて蓄財する者もいて、人の世はままならないものだ。
けれども天にいます神は、どのような愚行をも、しっかりと見据えているのである。

M子はC太郎と会って、『返すように言ったのだけれど…』と、反応を確かめるように言った日から1ヵ月後に急死してしまった。「咳が止まらないの」といって病院の診察を受けると、即入院を宣告されて、一週間後には肺がんの末期症状で亡くなってしまった。
さらに一ヵ月後には社長がM子を追うように、肝臓癌で急死してしまうのである。


追記
(文頭に移動)


 

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ブログに感慨あり

2014-08-30 22:16:26 | 日記

「OCNブログ人」が閉鎖されることになりました。
「OCNカフェ」の閉鎖に続くダブルプレーとなりましたが、
無料のブログだから仕方ありません。

まぁ、先のブログではいろんな経緯を経て、ブログ上で教えられることもありましたし、始めたころはいろいろな方に接して心情にあふれる交感もありました。


今頃如何しているのだろう・・・そんな余韻に浸る方を忘れることはありません。
昔は若かった自分も、人並みに年を喰いまして、、、ご隠居生活みたいな「変化に乏しい生活」をしております。

約10年間もお世話になったOCNさん、感慨ひとしおです。それでも同じNTT系のgooに集約されるのであれば何のことは無い、入口の違う混浴風呂みたいなものだから一体感があります。

さて、「ブログ人」の移行ですが、少し考えて、、、雰囲気を変えてみようかと。。。
たぶん他のブログからリンクして、引っ張ってくることになると思う。

内容の無い貧しいブログになりかけているので、肩を張らずにそこそこに精を出してまいります。
ここ数日は涼しい日が続きましたが、またまた9月残暑を迎えなくてはなりません。

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落ち着かない空

2014-08-23 13:03:30 | 日記

3月20日午後、ショッピングモールから出た途端、突如として凄まじい雨が降ってきたのだった。
真っ黒な天井の底が抜けて、轟音と飛沫があがってきた。フロントガラスのワイパーはフル回転。
一瞬にして大地は光る水面となり、30分も経たず家に着いたころには小降りになっていた。


この短時間の豪雨は、畑の作物にとっては恵みであったけれど、時間差からみて広島を襲った豪雨禍の切れ端ではなかったか、、、そう思うと複雑な心情になる。

広島の市域は人口増加とともに山間部に食い込んでいった。しかも地質が脆い。
結果論になるけれど、『なるべくしてなった』ことが否めません。地質工学専門の立派な先生もいて、状況の把握は出来ていたようですが、これも人間のすること、もっと謙虚になって自然環境に同調して行かねばなりません。犠牲になった大勢の市民に哀悼の念を捧げます。

   

一転して白雲を照らす陽光、一筋のジェット航跡が尾を引いていきます。
今日の南関東地方は朝から凌ぎやすい室温27℃。湿度が低めなので、爽やか感があります。予報では夕方近くから降雨がありそうで、空模様も落ち着きません。

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この頃変

2014-08-16 17:55:23 | 日記

子を持つ、子を愛しみ育てる、成長する、子が抗う、、、子が成長する過程で否応なしに展開する構図です。
これがあるからこそ親も子も成長していくのだと、やがて諦観?静観の境地へ軟着陸する。

小惑星『イトカワ』から帰還した親『はやぶさ』が、燃え尽きながらも子のカプセルに後生を託したあの名シーンは、かくあるべしと感動したけれど、子にしてみれば(親の行為は)「当然」の帰結だということになるのだろう。


でも、最近は「世の中が変だ」と単純に思う。
その単純が複雑歪曲して社会が変わろうとしているのか?時代そのものが我らの世代を姥捨て山に捨て去ろうとしているのか?新資本主義が「おれおれ詐欺」の新領域を掘り起こしているのか、、、そのうち眼前が真っ暗になって何も見えなくなるに違いない。

『時代の曲がり角』には違いないけれど、混濁した大河の洪水が、どこの領域を飲み込んでどのように地形を変えようとしているのか、、、
一つはTPPの行方に関心を向けたい。まさに米国を取り巻く浸蝕作用によって水中に没する国も出るかも知れない。
もう一つ、アメリカ大統領にクリントン前国務長官が選出された場合に、日本女性の社会進出が加速されるかも、、、なぜ?って、あらゆるジャンルで男の賞味期限が切れかかっているから。

暑い夏を経過して少しは凌ぎやすい夜を迎えています。
長い間寝付かれなかった夜の、体内時計を戻しています。

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8月のメモリー

2014-08-13 19:03:49 | 随想

今日8月13日は旧暦の7月18日にあたる。今の私たちには旧暦と言ってもピンときません。昔からの節目ごとの行事は本来旧暦で行われてきたもの。新暦で行われているのが殆んどという東京の奥座敷では、8月15日の盆も新暦で迎えます。

季節感からすれば汗も流れる残暑の候ですから、じっくりと先祖を迎える戸口にも立てません。それでもショッピングモールの食品売り場では、「おはぎ」が半額で特売中でしたので買ってきてお供えしました。

霊前と仏前という変則的な精霊の迎え入れですが、神道形式の私と禅宗形式の妻の双方を尊重した結果、狭い部屋ながら霊界仲よく安置させていただいております。
妻には身寄りがいないので母親の亡くなった後、仏壇を引き継ぎました。

私の両親の写真を飾ったライティングデスク上の霊前には、愛犬タローの位牌もあります。妻の母親の仏壇は少し離れた和箪笥の上に置かれ、早世した息子たちと一緒に眠っています。

盆が来ると生前に交わった方々の顔が浮かびます。自分の成長に係わってくれた忘れえない恩人も、訳有りの友であったOCNの彼も、今となっては懐かしい。

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老々賛歌

2014-08-09 09:29:56 | 日記

嵐の前の静けさか・・・風もなく、霧雨がベランダの床を濡らしている。
気温はいつもの朝より低く、どんよりと重い空気が辺りを包んで、やがて来るであろう破天荒な予兆がしないでもない。

そこかしこの果実は青く、秋の熟成へと静謐な時の中にある。



自然はかくも二面性を湛えながら、われら人間の上にも時の来るのを待っている。
一日の暮らしを送るにも、さて何を為すべきか、、、
若い時のように羽を伸ばすわけにもいかず、手短なところの所作として菜園や、家具調度品の手入れ補修、そして新聞をくまなく読み、積読に近い書棚の本を時折取り出したりしている。

人は歳と共に群れから離れ、『個』の世界へと重心を移していく。
自然がより近くに迫って風雪の中に衣を剥いでゆくのだ。

たとえ世界が乱気流に呑まれて逆立ちしようとも、「自然とともにいる」姿は美形だ。

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温暖化ー炎熱地獄

2014-08-06 20:18:11 | 日記

日本列島は、並べて蒸し風呂の炎熱地獄となりました。
海流にも変化が表れているようで、北海道沖でクロマグロが獲れたのには驚かされます。

8月に入り連日の熱帯夜とあって、エアコンもフル稼働が避けられません。今日の東京地方は35度7分の気温をマークしました。多摩地方はそれよりも約2度ほど高温で、今夏最高となりました。

夏気温の暴力に曝されて、我が家のエアコンの一つがダウンしてしまいました。
兼ねて手配していた家電により、本日午後取り付け工事が完了し、むんむんしていた奥の部屋が見違えるように涼しくなっています。

今夏の炎暑も地球の温暖化によるとして、その元は人間社会が及ぼしたもの・・・
エアコンにしてもガスの放熱が、我が家を含めて各家の周りを取り巻いているのだから、温暖化に加担しているわけだ。それでも一昔前に比べれば、外機の放熱はずいぶん低下して、我が国のエコクリーン化に寄与している。

産業エネルギーの消費こそ最大の温暖化元凶なのだから、あの国とあの国の二大国は責任重大なのであります。

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