conparu blog

ささやかな身の回りの日常を書き綴ります。
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舞台は巡る

2012-09-25 21:55:48 | 随想

舞台は急展開の様相、、、それにしても脂っこい攻めに手こずっている南海の島々です。

ここのところ少しばかり、古事記と日本書紀をかじっていました。

日本が外敵の来襲に会ったのは、数度の蒙古襲来だけではなかったのですね。

天智天皇の代西暦663年に、朝鮮白村江の戦で共に戦った百済が滅亡したあと

天武朝になって唐軍が2000の兵を引き連れて日本の領土に乗りこんできました。

占領寸前の状態だったみたい。

天武天皇には色々なごたごたがあって、国を護るだけの基盤ができていなかったようだ。

そこで絹布や調度品の有りっ丈を、唐軍の将軍に贈って引き取ってもらった。

と言うことは、敗北の宣言をしたも同然です。

この従属化こそ、日本書紀を編纂する動機になったし、古事記の改編にも連なった。

歴史は恐るべきかな。と言っても当時と今では状況が違います。

油は水に浮かせて流せばいい・・・そんな事を考えました。

消化不良の件ご容赦あれ。

 

 

 

 

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大地の渇き

2012-09-15 21:02:51 | 詩歌

日曜菜園はカミさんの主戦場だ
一兵卒のワレは指揮官の命令で
何をやるか何処をどうするか決まる

私は他者の領域を侵さない主義なので
何時も領域を侵される立場にいるのだ

今朝も日の出ごろから運転手を兼ねて
戦場のハタケに駆り出された

戦場は埃っぽい乾いた土が
煙幕のように表土の上を流れていく
だろうと思っていたら

意外にも湿り気のある
歩いても埃の舞い上がらない畝が
しっかりと土中の種子を護っていた

からからの大地にも
夜気の湿りを吸いこんで
夏の暑さを逃れる術を知っていたのだ

大地は人の力を借りるけれど
季節ごとの自分の能力を
よく知っている

ワレも戦場に出てからは
己の能力と戦っている

 

 

 

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徒然蝉日記

2012-09-08 23:21:24 | 詩歌

少雨干天の大地はからからに乾き
八木沢ダムの湖底が干上がっている

利根川水系の都心の大かたは
貰い水が必要でしょう

多摩川の上流にもいくつかの
ダム湖があるけど
余裕があるといい・・・

湖水は命の綱
晩夏にしてやせ細る人の世に
節水のかけ声が叫ばれる

 干からびた天と地は
老いた人をもさらに老けさせ
『敬老の日』と宣う片隅で
白髪と皺の祭典に集う

くすぐったい気持が
「おれはまだ若い」と
呟いたところで一蓮托生
その他一同に飲みこまれる

「無駄な抵抗はヨセ」と
天地がわらっている

 

 

 

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