コロナ拠点病院では医療者が物々しくも、感染防具を固めて院内を行き来しています。
来院者の多くは高齢者で、マスクをつけているものの感染の危険を感じながら、ひたすらに黙して座している。ひっそりとした待合室のソファが、「ソシアルディスタンス」の間隙に温もりを遮断している。
都心部においてはコロナ患者の急増で、医療逼迫の状態にあるとして搬入拒否も起きています。頼みのワクチン納入が何時になるやら、肝心なところがアバウトなので医療者は勿論、一般人においても暗中模索の対応を強いられる一面がある。為政者は「一所懸命にやっている」というけれど、国民にどれだけ伝わっているか意識に隔たりを感じる人も多いのではないか。為政者に誠意を感じたなら国民はついて来る。