conparu blog

ささやかな身の回りの日常を書き綴ります。
[ブックマーク『conparuの白い航跡』もよろしく]

情彩花アジサイ

2005-06-20 02:30:00 | 日記

どんより蒸し暑い梅雨さなかにあって、ひときわ目に付くのが七色十色のアジサイの花である。各家の庭にはその家を象徴するかのように濃い紫や深みのある青色、ある家には対照的な赤紫のそれぞれに精一杯の色合いを出している。

どんよりとした太陽の見えない空の下であるからこそ、アジサイは強い光彩を自ら発して通りがかりの私の心に迫ってくる。

アジサイの名所と言われる古刹や公園のアジサイには丹念に手入れされた、鑑賞者を意識して見事な花を咲かせる株も多いが、一般の家庭に咲くアジサイにも、そそとして力の限り咲き誇る数本の株から、言いようのない情を感じるのは何故だろう。

もちろん勝手に感じていることなのだが、その家に特別な感情を抱いているわけでもないし、家族構成も知らない。

それでも他家のアジサイであっても、我が家のと変わらない花情を発散しているから胸を打たれるのである。

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7日朝日新聞夕刊記事より

2005-06-09 06:48:00 | 日記
<米教育界で新進化論争>
「神」に代わり?「知的計画」:[ニューヨーク=江木慎吾]
「生命の誕生や進化の背景には知的な背景があった」という「Intelligent Design(知的計画=ID)」説を学校で教えようと言う主張が、米国で頭をもたげている。米国では、旧約聖書の創世記に基づき、天地と人類は神が作ったとするキリスト教右派が勢力を保つ。そうした宗教右派の「進化論を学校で教えるな」と言う主張とは表向き一線を画しているのがID推進派の特徴だ。

<カリキュラム入りへ攻勢>
米東部ペンシルベニア州ドーバーで5月17日、日本の教育委員会に当たる学校区の公選委員の予備選挙があり、争点はIDの扱いをどうするかになった。何故生命は誕生したのか、生物がいかにして今の形を得たかは、進化論だけでは説明しきれず、そこに知的な計画が働いていると言うのがIDの主張だ。「神がつくった」とは言わない。

米国では州や学校区に教育内容を決める権限がゆだねられ、委員の構成で教育内容が左右される。ドーバーの学校区は昨年、高校の科学でIDに触れられるようになった。今のところ全米唯一とされる。<中略>

IDネットのジョン.カルバート共同代表は「進化は事実だとしても、推し進める何らかの仕組みがあるはず。それがIDだ。特に地球誕生や生命誕生は、進化論では説明できず、現在の自然界を見ても、知的な計画の存在を多くの科学者が認めている。」と言う。進化論を教えるな、とは主張しない。<後略>

以下概略を記します。現在の米国の教育界では「進化論推進派」と、神によって為されたとする「天地創造派」に二分されるが、政教分離によって公立学校では天地創造説を教えられないため、ID説を持ち出したとする見方もある。

以上が朝日新聞に掲載された内容であります。


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外航クルーズの時代が来る?

2005-06-05 02:46:00 | 日記
日本人にとって長い間夢であった、豪華客船による船旅が、一般の庶民でも実現可能になりつつある。

現在日本国置籍船(日本国に税金を納める船)の最大客船は、日本郵船の「飛鳥」28000トンクラスだと思うが、世界一周や沿岸就航などは評判が良くて予約が取れにくい季節もあるそうだ。

もちろん金持ちで無ければ乗ることも出来ないわけであるから、有る所には有るものだと感心してしまう。稼ぎまくっている「飛鳥」なのだが、皮肉にもそれ故にもっと収客力のある大型客船をと言うことで、来年2月で現役引退の宿命となりました。

朝日新聞の記事によると「飛鳥」引退の翌月、3月には現在アメリカの子会社が運航している客船を「飛鳥Ⅱ」として日本に周航させることが決まっている。

もしかしたら…この船は現在西インド諸島バハマに籍を置く「クリスタルハーモニー」50000トンクラスではないか、そうだとすれば凄い船が来ることになる。

皮肉と言えば今のアメリカでは、あの9.11
テロ事件以来めっきり船客が減ったそうで、ドル箱の狙いが外れてしまった。

それで日本市場に投入と相成ったわけなのだが、船賃が気になるところである。高齢化時代を控えて、年金受給者が世界一周はムリだとしても、沿岸の区間乗船だけでも出来るようになるなら、日本人の心の広がりも出てこよう。
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ワイルドなベリー

2005-06-01 23:27:00 | 日記
他愛も無い事でも何も書かないよりはまし、と言うわけで今日は色と香りの非常に家庭的な一こまをご紹介しましょう。

畑の一隅に昨年植えたイチゴがはびこって、ワイルドな伸び方をした蔓から小粒な赤い実が沢山なりました。香りと酸味が強いのでジャムには打ってつけです。

このところの暖かい陽気で真っ赤に熟れた実は酸味とともに甘みもかなりのものでした。かなり熟しているので摘んでいるうちに両手の指先から掌は真っ赤赤。

マニキュアの小父さんが一所懸命イチゴを摘んでいる光景を想像してください。甘ーい香りに酔ったように、いや酔っていたんです。

ビニールの買い物袋にたっぷりと香り付けになったワイルドなベリー、明日か明後日には朝食のテーブルで貴婦人のようにかしこまっている事でしょう。
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