喧噪とした都会を離れて侘び住まいの都下に住んでいると、コロナ騒動も幾分か弱音化された環境にいると感じる。危機感はあるものの感染者の増加が都心のように激増していないので、明日は我が身と云った切迫感が弱い。外出移動にはかなり気を遣っているので、混雑する場所は控えることと社会距離を保つことで、最小限の防疫に努めている。
偉そうなことでも特段の努力をしているわけでもないが、正月前のけじめのつもりで我が身を引き締めておこう。
昨日家電量販店に電話して、パソコンのメモリ増設について伺った。現在4GBのものを8GB~16GBに増設したかったのだが、なんせPCが古い(2016年購入)Windows10だと云うことで、あまり効果は期待できないと返された。リカバリすれば少しは隙間も出るので、と勧められたのだが、夕方になっていたので取り敢えず、ごみ箱や閲覧の履歴を削除するのと、スタートアップの無効化、バックグラウンドサービスの一部を停止するなどして負担軽減策を取ったことで、PCの立ち上がりは目に見えてよくなった。セキュリティのバックステージがどうなっているのか分からないところもあるが、我慢できる範囲に収まったと感じる。外付けハードディスクにバックアップしているので、Cドライブの空き容量は大きい。更に老いたPCを気遣いながら、少しでも長持ちするようにリカバリ回復ツールを実行してみようと思う。
年末から正月にかけて厳寒の冬が到来すると言う。冬本来の姿ではあるが世情の混沌としたコロナ禍の寒気を引き連れて、神社仏閣の賽銭箱にいく気もしない。
コロナウィルスワクチンが開発されて、臨床試験も不完全なままに投与開始となったけれど、手のひらを返すように変異性コロナが現われた。重症患者は今のところ見当たらないと云う発症国の声明ではあるが、変異する位なのだからヤワな奴ではないだろう。
欧州諸国がてんやわんやの水際作戦に出ているのも理解できる。ドーバー海底トンネルの物資輸送も止まるとなれば、ジョンソン首相の強気も国民の胃袋も萎えてしまって、EU離脱の是非が再燃するかも知れない。
コロナ第3波は、日本にも全国的な蔓延の兆しが見えて、戦々恐々の朝夕を迎えている。GoTo~を煽った人たちは、呑気にも酒宴会食のお目出たさを露出して、情景がゆがみ放しだ。
運転免許証の更新を終えて「優良ゴールド」の写真を見れば、これ又ゆがんだ己の顔が見えるではないか。
多くの人が心配している。この分だとオリンピック開催も怪しくなってくる。コロナに感染する人が急増しているのに、政府の態度は頑なに経済立て直しの旗を降ろそうとはしない。経済のてこ入れが果たして回復に繋がるのか、コロナ禍が経済発展のサイクルを改変している現状では、湯水の如く対策費をつぎ込んでも期待するほどの回復は見込めない。各国が内向きの政策に翻弄されている内に、国際間の協調性は弱まって漂流する時代に入りつつあるように見受けられる。でも、そうだとしても世の終りではないので、経済にしても文教活動にしても日々の生活態様とともに変革を促される局面になるのではないだろうか。こんなことを考えている内に、自分個人はどの様に変革すべきか?自分の内心に呼びかけて先ずは時代相応の本を漁るか、じっくりと音楽を愉しむ事などを取り混ぜて新しい潮流に乗っかかっていくべきか、人間個人にも改革期が来そうな気がしてきた。
例年の慣例となっている室内外の大掃除が始まっている。綺麗になるのは内心嬉しい。歳相応の億劫さもちらつきつつ、始まってしまえば手抜きなんて何処かに吹き飛んでしまい、やり終えた充足感が勝利の栄冠のように前頭葉を刺激して快感すら覚える。
師走ともなれば商戦たけなわ、巷に活気溢れる風情が、と云いたいところだが、コロナ正月を控えて浮き立つ気分など微塵も感じられない。
コロナを逆手にとって自身の内を静かに観察するとか、レコード鑑賞やWeb講座を受けて頭の栄養を摂取するのも当世風としてアリだと思う。
「はやぶさ2」が無事帰還して有機物を持ち帰ったそうだから、何かしら新しい発見に繋がるのでは?宇宙由来の組成物の鍵を握っている可能性もあるので、生命体の根源を探る壮大なプロジェクトが楽しみです。政界の皆さん、一度は地球外にでてみては?