いつになく早朝6時に起床して雨戸をあけると、パラパラと薄雪が降りかかった跡が見えました。
成田空港では滑走路が白く染まったそうで、空の便に影響出た。と、
JR電車の案内ビューアにあった。
同じ東京でも、西と東では気象の状況が違う。東西に長い地形ということもある。
沿岸部と山間部の違いのほかに、今日のような縦に伸びた等高線による寒波が
沿岸部に雪を降らせたもとだと、確か気象予報士が言っていた。
電車は多少の遅れを持ちながら、順次運行されたようです。
昨夜と今日の日中は、急に亡くなられた親族の葬儀に赴きました。
いつもの足跡ありがとうございました。
野犬は保健所の一斉捕獲作戦で壊滅してから久しい。
ところが、野良ネコは危害を加える心配もなく、痩せた風もなく
どうどうと家々の路地を闊歩しているのだ。
私の家の周りでは灰色のシマトラ(メス)と、全体が茶色のオス猫が縄張りにしている。
近くに用事で出かけた時など、ちょっとでも声をかけようものなら、身を摺り寄せるように
尾っぽを振ってついてくる。
ミャ~ァオ、鳴声にも媚びているような響きがあって、内心ドキッとするのだ。
昨夕は近くのコンビニから帰る娘に、オスの茶ノラがへばりついてきて、
玄関のドアが開くものなら、一気に入り込んでくる体勢だった。
娘がインターホーンのチャイムを鳴らし、助けを求めている。
「押し入り常習犯」の茶ノラを入れるわけにはいかないので、ドアの内側から
ドーン!と一発手打ちをすると、あわてて逃げて行った。
この茶ノラの先祖かも知れないのだが、かなり前のことで
ミーと云う茶色の母猫がいた。
この猫も、そうとう人間の心情に媚びるところがあって、鳴き方が音楽的に抒情的だった。
ある時、台所の網戸を開けて入ったらしく、テーブルに置いてあったスティックパンを袋ごと失敬していった。
ところが猫の悲しさゆえに1本、2本、3本、と落して行って、合わせて5本ほど。ということは、殆ど落して行ったので
子猫のところにはせいぜい1,2本だけ持ち帰ったことになる。
ミーよ!どうせ持っていくなら全部持っていけばいいものを!憎めないノラ猫だった。
ささやかな正月を迎え
矢のような三が日も過ぎて行った
陽が西に落ちた後のように
琥珀色のコーヒーを飲みながら
レコードを聴いている
回転して緩やかに波うつ
音源の上を
静かに針が走っているのを
見つめている
不思議なもので
メロディの静けさが
部屋に満ちると
温かい手触りが
私の中を駆けていく
小寒の春は
風の声さえ閉じている
明けましておめでとうございます。
2013年の幕が開けました
青天の祝福を受けて
心もスーッと軽くなりました
大晦日は少しばかり飲みすぎて
元日の初詣は昼ごろ
古刹の寺の賽銭箱に
100円玉を三つ投げ入れ
一年分の家族の安泰と
世の平安を祈りました
空を見上げれば
菩提樹の葉の茂りの向こうに
雲ひとつない青空が
もっと願をかけなさい
と云っていたが
本堂の本尊のまえでも
同じお祈りをした
郵便受けから賀状を取りいれて思うのは、以前のような束の厚みがないこと。これも自然の流れで当然だ。それでも差出人の名前を見ると、一人一人の顔が字面を通して浮かんで来て嬉しくなる。
夜にはNHKのウィーンフィルのニューイヤーコンサートを観た。3時間にわたるウィンナーワルツを聞いても、飽きがこなかった。
取り寄せた寿司を食べながら酎ハイを飲み、『美しく青きドナウ』
よかったですよ。