conparu blog

ささやかな身の回りの日常を書き綴ります。
[ブックマーク『conparuの白い航跡』もよろしく]

千一夜もどき

2020-07-07 22:49:54 | 随想
 少年の頃に見た「アラビアン-ナイト」の空飛ぶ絨毯が、脳の記憶回路の中で回遊しているらしく、時局に応じた夢となってヒラ~リ、ヒラ~リ・・・だが、よく見ると絨毯の裏側に都市が逆立ちして、人々がへばりついている。その内に、ドッと多くの人が振り落とされて、二人だけが辛うじて残った。当然一人は自分だ。然しこのままでは遅かれ早かれ落ちてしまう。如何するか?ここに神の啓示があったようで、上の表側に廻れば良いのだと閃いた。脚をかけて這い上がろうとするが、重力が働いて中々這い上がれない。重力が邪魔をするとは、かなり次元の低い話しとも思えるが、兎に角這い上がってみると、光の中にいた。現実の朝日が枕元に差し込んで、その光条で目が覚めた。
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