conparu blog

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コロナ禍と社会変容

2020-11-29 14:26:00 | 随想

コロナ禍はライフスタイルの全てに変容を突きつけている。教育においては学びの場や学習の仕方に工夫を強いられているし、職場でも一部においてはステイワークや時差出勤、通勤手段の選別といった密を避ける対策が施されている。家庭においては不要不急な外出を控えて、こまめに消毒をする。そして移動時にはマスクの使用が欠かせない。
ある程度定着した感があるが、ここに来て急激にコロナ感染者が増えたことは、どう見たってGo toの「あおり」で気が緩んだからに他ならない。車ならここで急ブレーキを掛けて止めるのが最優先の事項だろうが、国も都も状況は目には映っていても、足元は強くブレーキペダルを踏んでいない。問題となっている高齢者運転の最たる見本を示している形になっている。

高齢者と云えば、運転免許更新の際の手続が不親切というか、予約受付の代表電話が繋がらないというハプニングがあったけれど、何度掛けても自動音声で『――後日電話ください』と云って切れてしまう。仕方なく府中自動車試験場に出かけて直接予約を取ろうとしたら、係官から『確実に通じる電話番号』として、警視庁高齢課の電話番号を紹介された。それ以後は予約日に認知テストを通過して、自動車教習所での運転機能試験が待っているところ。規定通りの免許更新日には余裕を持って間に合わせる見通しがついた。教習所でも予約満杯の処が多いので、彼方此方電話して空いているところを探した。
つまるところ、100メートル障害競走を勝ち進むように設定されたようなものである。

高齢者はこのくらいにして、コロナ禍の影響が時代を変えつつあるのは間違いないとして、閉ざされた生活空間の中で、どの様な変革を求められているのか?一つは自己内面への問いかけ――自己との対話――自分を見つめる意識が強まるのではないだろうか。何がおかしくて何が真面なのか?判断がハッキリと認識されることで、政治的にも変革を促していける。国の財政も打ち出の小槌に頼っていては、早晩破局するのが目に見えているわけだから、緊縮財政に向かわざるを得ないのは必然です。経済経済と言うけれど、貧民救済も大事です。もう一つはグローバルな国際関係が地球規模の未来志向に焦点を合わせると言うこと。苦しい状況が方向性を見出すでしょう。

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