conparu blog

ささやかな身の回りの日常を書き綴ります。
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あのころこうだった

2024-12-22 23:02:28 | 随想
 今や中国の経済力は米国に次ぐ発展ぶりだが、振り返れば発展途上国として 日本始め先進国から開発援助資金を受けていたのだった。大国になった今でも受けているらしいのは解せない話だが、どうもその辺のからくりは分からない。
 話は変わって卑近な八百屋の話になるけど、40年ほど前に移り住んだ頃は小さなオンボロの八百屋だったのが、周囲の同情もあってコツコツ貯めたせいか、10年後にはスーパーストアに生まれ変わったというミニ成功話なんかを思い返すのだが、こちらはあくまでも自力でなし得たこと。後ろめたさもないのだが、大きく成長した後は少なくとも地域と密接に関与し合い、相互の利益を計ってウィンウィンの関係を保って現在に至っている。日本人なら当たり前の関係性だ。制度も違い国も変わると、どんぶりがひっくり返ったような判断の分かれるところではある。と言うのも中国の経済発展の陰には目的を持った工場誘致があったと、ある誌で見たからである。工場誘致を持ちかけて特殊技術の搬入を促し、生産が定着すると技術もろとも準国産化となって、製品は世界に行き渡ったのであるから、経済は潤い生活レベルも飛躍したわけだ。そして技術を搬送した国の生産力は激落ちして、貧乏くじを引いた国民は貧乏そのもの、超インフレに悩んでいる。これも国民性の違いであって、一概に善悪で評価するものではないと思う。経済は生き物というからね。
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