東京周辺で、デング熱発症例が増え続け、首都圏ではない新潟の例も含めて22人になっています。多分この様子ならもう少し増えそうにも思えますが、これから秋~冬へと向かう中でおそらくは沈静化していくんじゃなかろうか、と期待もされます。蚊に吸われることでしか感染が広がらないのでインフルエンザみたくパンデミックになるようなことは皆無ですし、飛んでる蚊の全てがウイルスを保持しているわけでもないので、そういう意味ではあまり恐れる必要は無いのも事実です。国内感染は久しぶりだそうですが、東南アジアなどの旅行者が現地で感染して帰国後発症する例は年間200例を超えるそうですし、それを聞いた時には大分驚きましたが、そういう事情を考えると、デング熱自体はさほど珍しくもない病気なのかもしれません。国内の蚊なら日本脳炎、海外の蚊ならマラリア、というもっと凶悪な病原体が潜んでいるのですから、ちょっと数日発熱するくらいの病気でオタオタするのもいかがなものか、というようなわけです。
ただ、なぜ今年なのか? というのは不思議といえば不思議です。単にこれまでは「夏風邪」のキツイやつ、位に見過ごされてきただけで、今年たまたま発覚して皆が警戒したために発見例が増加した、と言うのならまだ理解できそうなのですが、それにしても海外からの持込例がコンスタントにある中で、それらを全て見逃してきた、というのも何か不自然にも思えます。それに、代々木公園で集中的に発生しているというのもなんとなく解せません。そもそも感染源は何なのか、ですが、仮に海外旅行者が持ち込んだとか、荷物などに紛れて熱帯から蚊が舞い込んでしまった(実際に成田空港ではよく見かけられるそうです)、として、その感染者の血を吸った蚊が次に人を襲って病気を移してしまう、あるいはたまたま代々木公園に住み着いた南国産のウイルス持ちの蚊が人を襲った、というのにしても、患者数が増えてくるとなると、1匹や2匹の仕業ではなくなりそうです。極稀ではあるものの、親から卵を経てウイルスが次世代に伝達される例もあるそうですから、一匹の蚊から複数のウイルス持ちが生まれる可能性もありますが、それでどれだけ人との遭遇頻度が増えるのでしょうね。陰謀史観的に、バイオテロ? とか考えてみるのもそれはそれで楽しいですが、殺傷力はほとんどなく、蚊を使わないとばらまけないというのはテロとしてはあまりに非効率ですし、これでは社会不安を掻き立てるにはあまりに能力不足で、いたずら以上にはなりえそうにありません。 ともあれ、様々な防除対策は対策として、できれば代々木公園で蚊を捕まえられるだけ捕まえて、ウイルスを保持しているかどうかを検査し、蚊のウイルス保持率などを測定して、その場所の危険度合いを客観的に評価してもらいたいですね。多分なぁんだ、大したことなかったんだな、と拍子抜けするような結果になると想像しますが、逆にこんな深刻な事態になっていようとは、とたまげるような結果になるかも、と密かに考えてしまう余地も少しだけあります。
ただ、なぜ今年なのか? というのは不思議といえば不思議です。単にこれまでは「夏風邪」のキツイやつ、位に見過ごされてきただけで、今年たまたま発覚して皆が警戒したために発見例が増加した、と言うのならまだ理解できそうなのですが、それにしても海外からの持込例がコンスタントにある中で、それらを全て見逃してきた、というのも何か不自然にも思えます。それに、代々木公園で集中的に発生しているというのもなんとなく解せません。そもそも感染源は何なのか、ですが、仮に海外旅行者が持ち込んだとか、荷物などに紛れて熱帯から蚊が舞い込んでしまった(実際に成田空港ではよく見かけられるそうです)、として、その感染者の血を吸った蚊が次に人を襲って病気を移してしまう、あるいはたまたま代々木公園に住み着いた南国産のウイルス持ちの蚊が人を襲った、というのにしても、患者数が増えてくるとなると、1匹や2匹の仕業ではなくなりそうです。極稀ではあるものの、親から卵を経てウイルスが次世代に伝達される例もあるそうですから、一匹の蚊から複数のウイルス持ちが生まれる可能性もありますが、それでどれだけ人との遭遇頻度が増えるのでしょうね。陰謀史観的に、バイオテロ? とか考えてみるのもそれはそれで楽しいですが、殺傷力はほとんどなく、蚊を使わないとばらまけないというのはテロとしてはあまりに非効率ですし、これでは社会不安を掻き立てるにはあまりに能力不足で、いたずら以上にはなりえそうにありません。 ともあれ、様々な防除対策は対策として、できれば代々木公園で蚊を捕まえられるだけ捕まえて、ウイルスを保持しているかどうかを検査し、蚊のウイルス保持率などを測定して、その場所の危険度合いを客観的に評価してもらいたいですね。多分なぁんだ、大したことなかったんだな、と拍子抜けするような結果になると想像しますが、逆にこんな深刻な事態になっていようとは、とたまげるような結果になるかも、と密かに考えてしまう余地も少しだけあります。
