かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

代々木公園の蚊からウイルス発見! さて果たして殲滅できるかどうか。

2014-09-04 22:05:33 | Weblog
 代々木公園の蚊から、デング熱ウイルスが検出されたとのこと、一応調査はしていたのですね。成虫の寿命は1周間から1ヶ月だそうですから、病気の潜伏期間も考慮すると、早ければそろそろ最初の患者を出した蚊が寿命を迎えるはずですが、長寿命の方ならまだ半月以上生きている可能性があります。また、わずかながら卵を通じてウイルスが後代に伝わるらしいので、半月~1月後に安全を宣言できる保証もありません。東京都では代々木公園を閉鎖するとともに、蚊のトラップを増やして更に調査を行い、生態系を考慮しつつ防除作業に移るそうですが、危険なウイルスを確実に媒介するのがわかっているのですから、生態系への影響などは後から改めて考えることにして、この際徹底的に殺虫剤をぶちまけて殲滅を目指してみてはどうでしょう? まあ外界で昆虫をそう簡単に殲滅できるはずもないですが、「生態系に配慮」などとやっていては多分効果的な対策は一つも打てないのではないか、と言う気が致します。第一、いくら広いと言ってもたかだか街中の公園一つの生態系が多少傷ついたところで、世界にはなんの影響も与えられないでしょう。心配するほどのことは無いと思います。

 それにしても、私個人としては蚊に対して否応なく過敏に反応してしまうようになってしまったことのほうが恐ろしい気がします。例えば、車を運転している時に、ヒトスジシマカのような蚊が目の前をよぎったら果たして冷静に運転に集中していられるでしょうか? 今までだって蚊が車内に入り込んでいたら気になって仕方がないのに、相手がもしかしたらひどい苦しみに陥る危険なウイルスを持っているかもしれないとなると、事によってはパニックになるヒトも出てくるかもしれません。今のところ、今回のデング熱騒動は代々木公園発の話だけのようですが、海外からはそれなりの頻度でウイルスが持ち込まれているようですし、あまり大騒ぎし過ぎると、そのうち蚊のせいで交通事故が発生するなど、より重篤な症状が社会全体に発生してしまうかもしれません。そう考えると、今大々的に報道に勤しんでいるマスコミは、ひょっとしたら蚊よりもたちの悪い病原体の媒介者になるのかもしれませんね。そうならないためには、どこそこで何人発病した、というような内容の報道の数倍多く、いかに恐れるに足らない病気であるかを喧伝してしかるべきなのではなかろうか、と思います。

コメント
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