かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

エボラ出血熱に血清療法が効くのかどうか、結論はまだはっきりしなさそうなのがなんとももどかしいです。

2014-09-13 20:45:57 | Weblog
 9月中旬の3連休初日。これまでも時間の過ぎるのはそれなりに早く感じてはいましたが、なんだか9月になってそれが加速しているような気がします。もう13日? いつの間に? というような感じです。ついこの間までやたら暑くて夏真っ盛り! というような気がしていたのですが、いつの間にか蝉の声もあまり聞かれなくなりましたし、自分の頭の中だけが周回遅れになっているようで、そこはかとない不気味さすら覚えます。とは言え、別にのんべんだらりと過ごしてきたわけでもなく、それなりに仕事はこなしていますし、予定表は相変わらず隙間が少ない活気を呈しています。やることやってそれなりに成果も上げて、でも時間だけが早く早く過ぎていくような感覚が拭えない。そんな感覚障害的なものも、ひょっとして自律神経失調症のような範疇に入るのだろうか? とちょっと考えるようになってきました。

 さて、西アフリカで猛威をふるうエボラ出血熱の治療法の候補に、感染しながらも生還した元患者の血液を輸血するという方法が注目を集めているそうです。これは、エボラに感染した二人のアメリカの医者が、治癒者の血液を輸血されていたことが明らかになったとのことで、WHOでも、現地で直ちに実践できる治療法として、注目されているのだそうです。このような、いわゆる血清療法は狂犬病などでは古典的かつ一般的な方法で、いわゆる枯れた技術に相当するのでしょうが、エボラに関しては本当にその血清成分にウイルスを駆逐する抗体が含まれているのか、はっきりしないそうです。また、輸血による治療は、HIVや肝炎など他のウイルス性病害を蔓延させてしまう危険性も指摘されており、安全性や確実性ともに未知数の部分の多い方法となっています。血液汚染の問題は、先進国ですと採血した血を検査して安全性を確かめるのが普通で、万一の感染率も文字通り万に一つの確率まで下がってきていますが、アフリカで同じ検査を実施するのは大変難しく、現実的とはいえません。
 一方で現地では、安価に、簡便に、かつ大量に処方可能な治療手段が早急に求められているのも事実で、なんとか血清療法の効果を明らかにして、その安全な処方をどうやって担保するか、検討を進めて欲しいところです。
 それにしても、治療薬候補の治験結果はまだ出ないのでしょうか? 一日も早く、「エボラウイルス恐れるに足らず」と言えるような状況にたどり着いて欲しいのですが。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする