かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

交通事故では適当にぼやかすくせに、なぜ殺人事件だといちいち細かく死体の状況を教えたがるんでしょうね?

2014-09-26 20:16:43 | Weblog
 去年の今日、ペテルギウスが超新星爆発寸前、という記事を投稿しておりましたが、あれからどうなったんでしょう? ちょっと気になってググってみたのですが、その後の続報っぽいのは特に引っかかってきませんでした。天体の世界は時間の単位が100万年くらいなら昨日今日と同じ感覚のようなので、もうすぐ、と言っても100万年先かも知れませんし、明日にもいきなりなのかもしれない、という、人の一生からすればなんの説明にもなっていなさそうな話のようですが、できることなら生きている内に拝んでみたいものです。最も、その時はガンマ線バーストがこっち向きに飛んでこないことを祈るばかりですが。

 さて、神戸市で小学1年生の女の子が殺され、バラバラにされた事件で、容疑者の男性が逮捕され、家宅捜索も行われていますが、例によってマスコミでは既に犯人扱いで色々と報道されていたり、学生時代の友人なる人物がインタビューに答えていたり、と何かと騒がしくなっているようです。一方で、家宅捜索の結果が芳しくないのか、続報があんまり出ていないようで、果たして容疑者が犯人なのかどうか、危ぶむ声もネットでは読むことができます。容疑者は日頃から酒に呑まれて奇行に走ることが多かったようですが、そうだと言っても、結局のところ、決定的な証拠が出るか疑いようもなく自供するかでもしないと犯人と決めつけることはできないはずで、今のように大々的に華々しく報道をして結局真犯人は別に居ました、となった日には一体マスコミは同責任を取るのか、いつも不思議に思います。それに殺し方や死体のばらし方などを微に入り細を穿って報道する必要がどこにあるのかもまた大変な疑問で、まるでマスコミには猟奇趣味の持ち主が揃っている変態集団なのではないか、と思わざるをえないほどです。ゲームやアニメ、漫画の残虐性などを盛んに囃し立てる人々は、このマスコミ報道の残虐性こそ問題にすべきなんじゃないでしょうか? 実際に行われた犯罪である点を考えても、よほど犯罪者予備軍によろしくない影響を与えているんじゃないかと言う気がしますが、そんなふうに危惧するヒトが有識者と言う方々の中には誰も居ないものなのでしょうか?
 交通事故の場合、死体の損壊状態次第で、「全身を強く打ち」とか「頭などを強く打って」などと言い習わし、実際のひどい状況をいちいち詳述するような事はしないと聞きますが、ならば殺人事件においても、同じように適当にぼかして言ってもいいんじゃないでしょうか? 事件のインパクトばかり重視して自らの行為のグロテスクさを省みることができないマスコミなど、本当に言葉の専門家なのか、と疑いたくなってしまいます。

コメント
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