列島上空にこの季節としてはかなり強い寒気が上空に入ってきているそうで、先日来、北海道や東京、大阪などで局地的に時間雨量100mmを超えるような集中豪雨が相次ぎ、道が冠水したり排水がおっつかない下水が吹き上げたり河川が危険なほど増水したり、都市がいかに災害に弱いかをこれでもかとばかりに見せつけています。台風が来ているわけでもないのにこの天気は実に異様で、周期的に安定して天気が移り変わる秋の空、というこれまでの常識からすれば異質な空模様が続いています。幸いにしてわが奈良県はその気まぐれな悪天候のターゲットから外れており、ここまでさしたる問題もなく過ごしておりますが、今日は午後3時前に急に辺りが暗くなったかと思うと雷がゴロゴロ唸りだし、程なくしてざあっと篠突く雨が30分ばかり地を打ちました。こんな天気、どうやら日曜を過ぎるころまでは続くみたいで、警戒は怠れません。
さて、ようやくと言うか今頃というか、朝日新聞社の木村伊量社長が記者会見を開き、福島原発事故における「吉田調書」の内容を誤って伝えたとして謝罪、杉浦信之・取締役編集担当を解職、自身の進退についても辞任を示唆する発言をしました。私には、これは誤って伝えたなどというような過失ではなく、憶測で小説のごとく書き飛ばしたもので、それも何かためにする目的があってわざと世論をミスリードしようとした、明確な犯意のある捏造であろうと見えたりするのですが、実際はどうなのか、私としては社長や編集担当の首がどうなろうが正直どうでもよいことであって、通り一辺の謝罪よりも、何故そのようなミスが生じたか、そのミスをチェックして回避する事はできなかったのか、他社では違う報道がなされていたのに、その時点で検証し直しが何故できなかったのか、というような疑問を解消する事実を提示してもらいたかったです。
それと、なんと、もう一つの「吉田」問題、従軍慰安婦を巡る誤りにはほんのちょっとしか触れなかったようで、一体何のためにこの社長は会見まで開いて頭を下げたのか、良く判らなくなっています。本来なら、先に訂正記事を出し、その後池上彰氏のコラムを載せる載せないといったドタバタや週刊誌の広告への戦時中のような検閲と言った、ここしばらく賑わったこちらこそ朝日新聞問題の焦点であり、社長がメインの話題にすべきことであるのに、実に不可解でした。明治維新以来、世の中には消えていった新聞も数多ある中で、朝日新聞がその一紙になったところで大した話でもないのでしょうが、何故このような一連の大騒ぎになる羽目に陥ったのかをそもそものきっかけである捏造記事から今日までを詳らかに調べあげて、遺された他の報道機関への教訓となる情報を提供しえてこそ、「大朝日」の看板にふさわしいジャーナリストとしての責務だと思います。「ジャーナリストや歴史学者で第三者委員会を立ち上げ、特集紙面の妥当性と朝日の慰安婦報道が妥当だったか徹底して検証し、この結果を紙面でお知らせします」との社長のお言葉ですから、週刊誌にあることないこと面白おかしく書き立てられる前に、自らの筆で自らの肺腑をえぐり出し、赤裸々にその汚辱をさらけ出すくらいしていただけることでしょう。
さて、ようやくと言うか今頃というか、朝日新聞社の木村伊量社長が記者会見を開き、福島原発事故における「吉田調書」の内容を誤って伝えたとして謝罪、杉浦信之・取締役編集担当を解職、自身の進退についても辞任を示唆する発言をしました。私には、これは誤って伝えたなどというような過失ではなく、憶測で小説のごとく書き飛ばしたもので、それも何かためにする目的があってわざと世論をミスリードしようとした、明確な犯意のある捏造であろうと見えたりするのですが、実際はどうなのか、私としては社長や編集担当の首がどうなろうが正直どうでもよいことであって、通り一辺の謝罪よりも、何故そのようなミスが生じたか、そのミスをチェックして回避する事はできなかったのか、他社では違う報道がなされていたのに、その時点で検証し直しが何故できなかったのか、というような疑問を解消する事実を提示してもらいたかったです。
それと、なんと、もう一つの「吉田」問題、従軍慰安婦を巡る誤りにはほんのちょっとしか触れなかったようで、一体何のためにこの社長は会見まで開いて頭を下げたのか、良く判らなくなっています。本来なら、先に訂正記事を出し、その後池上彰氏のコラムを載せる載せないといったドタバタや週刊誌の広告への戦時中のような検閲と言った、ここしばらく賑わったこちらこそ朝日新聞問題の焦点であり、社長がメインの話題にすべきことであるのに、実に不可解でした。明治維新以来、世の中には消えていった新聞も数多ある中で、朝日新聞がその一紙になったところで大した話でもないのでしょうが、何故このような一連の大騒ぎになる羽目に陥ったのかをそもそものきっかけである捏造記事から今日までを詳らかに調べあげて、遺された他の報道機関への教訓となる情報を提供しえてこそ、「大朝日」の看板にふさわしいジャーナリストとしての責務だと思います。「ジャーナリストや歴史学者で第三者委員会を立ち上げ、特集紙面の妥当性と朝日の慰安婦報道が妥当だったか徹底して検証し、この結果を紙面でお知らせします」との社長のお言葉ですから、週刊誌にあることないこと面白おかしく書き立てられる前に、自らの筆で自らの肺腑をえぐり出し、赤裸々にその汚辱をさらけ出すくらいしていただけることでしょう。