鈴鹿市議会議員 中西だいすけの活動日誌

鈴鹿市議会議員として年齢も含め5期目のベテランになりました。日々の活動や感じたこと、議会での動きなどをつづります。

貿易収支から考えること

2014年02月06日 19時15分38秒 | Weblog
円安になったのに貿易収支は赤字ということについて、朝の情報番組で取り上げられていましたが、おおむね内容は納得できるものでした。大きな話のようですが私たちの身近にひきつけて考えることが、人口減少を迎えるこれからの時代に向けて大切と思います。

単純に考えて、輸出金額よりも輸入金額が多いから赤字になることはわかることです。
輸出が少ないのはなぜ?を考えると、日本企業の製品が海外企業と海外で競争していることもあるでしょうが、日本から企業が海外へ生産拠点を移したことも理由でしょう。
輸入が多いのは?を考えると、原油や天然ガスなどのエネルギーの輸入金額が増えたこともあるでしょうが、身の回りにあるいろいろなものを見たらどうでしょう、食べ物にIT機器にといろいろなものが海外から入ってきているのではないでしょうか。

そう考えると、これまでの私たちは日本の中でできるものをコストを理由に海外から輸入することで、今ある社会をつくってきたといえるのではないか、けれども、そのことを見直さないといけない時期にきているのだと思います。
海外に出ていった企業に戻ってきてもらうという視点もあるでしょうが、逆にだからこそ起業を支援して、価値の高い製品を国内で生産し消費するしくみをつくるほうが、人口減少の日本にとっていいと思います。エネルギーのことにしても、電気製品などでもこれまでは多様な機能を追加して付加価値を上げてきたものを、必要な機能の精査をし省エネルギーやより効率的なエネルギー利用に技術を投入して、エネルギー需要の総量を少なくすることもありでしょう。

貿易は大切ですが、貿易立国という考えから少し離れて、これから国内で必要とされるだろうものづくりや、国内、地元に軸足をしっかり置いた企業とマーケットを育成する方向の支援をする方がいいと思います。鈴鹿市の経済政策においても、この視点が大切ではないかと思います。
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