鈴鹿市議会議員 中西だいすけの活動日誌

鈴鹿市議会議員として年齢も含め5期目のベテランになりました。日々の活動や感じたこと、議会での動きなどをつづります。

5類に移行して考えること②

2023年05月12日 13時00分18秒 | Weblog

5月8日に新型コロナが2類から5類に移行したわけですが、目の前にあると思われるウイルスが変わったわけではなく、それに対する世の中の諸々の対応や考え方が変わったわけです。それから4日経ったことになります。

今回はマスクのことから考えたいと思います。

現在のところ、市役所に登庁していてマスクのことを見てみると、着用していない方を見かけることが多くなりました。議会でも3分の1程度の議員がマスクを着用していない状況です。一方、行政職員はマスクを着用している方が大多数、ほとんどといってよい状況です。

マスクの着用に関しては、着用されたい方はされてよいと思いますし、その判断は自由と考えています。その上で、マスクの着用が続いている状況を考えると、大きく5つの理由が考えられるでしょう。

① 感染することを避けるため

② 感染させることを避けるため

③ 周囲への配慮のため

④ マスク着用が習慣化しているため

⑤ 花粉症など他の疾患との関係があるため

こう整理するとマスクの着用について、①と⑤についてはそれぞれ自分の健康を維持するためであって、個人の判断として尊重されるものだと考えます。しかし、②、③、④が理由に入っているとすれば、そのことを考える必要が私たちにはあると思います。

②であれば、常に自分が感染しているかもしれない、もっと言えば感染していると思い続けていることになり、それは精神衛生に良くないことではないでしょうか。それに、健康状態や平素の行動を意識して生活しているのであれば、過剰に意識する必要は薄いと思います。

③について、何に配慮しているのかを考えて整理する必要があるでしょう。残念なことですが、2類の期間中に自分が感染元と考えられる状況にあった方は、②の理由から周囲の配慮をしている場合があると思います。

一方で、マスク警察という言葉がありましたが、マスク着用に対する同調圧力があることを配慮してだとすれば、それは差別と紙一重になってしまうのではないでしょうか。また過剰に相手に求めるとすればどうでしょうか。

④について、習慣化しているからと考えることなく続けるのであれば、そのこと自体が危ういことではないでしょうか。もしかすると、マスク着用ということだけではなく、他のことについても同じような思考パターンになりやすいことが考えられるからです。

それとマスクを着用していることで表情などを隠せることが、自分にメリットがあると習慣化してしまっているとすれば、それも課題になるのではないでしょうか。

※厚生労働省ホームページから引用。

■厚生労働省:「新型コロナウイルス感染症の5類感染症移行後の対応について」: https://www.mhlw.go.jp/stf/corona5rui.html

ともかく、2類から5類に変わったことを受け、私たちが考えることが広がったわけですから、誰かが言うからではなく、疾患についても考えることが求められていると思います。

自分はマスクの着用について、季節性インフルエンザと同様の考えでいこうと考えています。ですので、マスクは基本不着用で生活しますし、行動もそのようにします。


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