日本の国はここがおかしい

将来の希望を失いつつある日本。国民が安心して生活できる国になるにはどうすればいいか

現時点での中小企業支援策など税金の無駄以外のなにものでもない。

2016-08-02 10:41:25 | 企業
28兆円を超える政府の経済対策に中小企業支援
が4本柱の1つとして盛り込まれた。日本政策金融公
庫による低利融資や信用保証協会の信用補完といっ
た事業規模で3兆円を超える資金繰り支援が中心で
ある。

リーマンシヨック時と比較し金融面ではそれほど逼迫し
ておらず、円高になったとはいえ1ドル90円を割ってい
た時期と比較すればそれほど深刻ではない。

実際のところ、中小企業が銀行の貸し渋りで倒産に追
い込まれたという話もあまり聞かない。

つまり、今は中小企業にとって、それほど事業しにくい
環境には至っていない。

そのような段階でこのような中小企業対策を実施すると
非効率な企業が淘汰されず、日本企業全体の生産性が
向上しないという弊害がある。

日本の中小企業の問題は企業数が多すぎ過当な価格
競争が行われる為、技術やサービスが正当に評価
されないことにある。

資金繰りが政府保証されることで、ロクな技術を持た
ず低賃金に毛が生えた程度の賃金しか支払えない企
業が生き残ることで、中小企業全体の技術向上と賃金
水準の上昇を妨げている。

今政府がすべき経済対策は税金を投入し死に体の企
業を延命させることではなく、生産性の低い企業はむし
ろ淘汰し、技術優位を持つ生産性の高い企業を集中的
に支援するような対策である。


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自民非公認の小池氏勝利が証明する、待望されている民進でも共産でもない反自民勢力

2016-08-01 10:52:23 | 政治
予想通り東京都知事選挙で小池百合子氏が当選し
た。

勝利の原因はいろいろ言われているが、自民党都連
の高圧的な態度が反発を招いたことが勝利の一因で
あったことは間違いない。

しかし、それだけなら野党共闘候補である鳥越氏の方
にもっと票が流れてもよかったのだが、それはなかった。

安倍自民党が独走し、強引な憲法解釈の変更に代表
される憲法軽視の動きが顕著になっている中、自民党
支持者であった伝統的保守層の中にも危惧を抱く者
は少なからず存在する。

しかし、本来はその受け皿となってもいい野党第一党
の民進党は民主党政権時代の失敗を検証し反省す
ることなく、従来と何ら変わり映えのしない主張をして
いるだけでなく、無節操にも全く政策の異なる共産党
と共闘する始末であり、全く受け皿としては期待でき
ない。

結果的に自民党員でありながらも、自民党と袂を分か
った小池氏に支持が集まったのである。

国民は自民党に対抗できる健全な野党勢力を待望し
ている。しかし、民進党に対しては誰もそれを期待し
ていない。

岡田は勿論、野田や前原、細野、長妻、枝野、安住、
玄葉等、民主党政権時代の失敗に関係する人物が
全員党の責任的地位から去らない限り、非自民勢
力の受け皿とはなりえない。

一刻も早く、新しい受け皿としての野党勢力の改編
が期待される。
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