日本の国はここがおかしい

将来の希望を失いつつある日本。国民が安心して生活できる国になるにはどうすればいいか

朝日新聞の「北朝鮮の挑発 周辺国は対立に陥るな」という社説の空虚さ

2016-08-12 10:23:34 | マスコミ
朝日新聞が北朝鮮のミサイル発射に関して「北朝鮮
の挑発 周辺国は対立に陥るな」という社説を掲載し
ている。
http://www.asahi.com/paper/editorial2.html#20160812

北朝鮮の暴挙に対し、日米韓と中露が対立し国連が
何の有効な手をうてないことを憂慮している内容だが、
その提言が空虚である。

「ここは各国が冷静に行動する時だ。とりわけ中国が
圧力をかけるべき相手は、北朝鮮であることを忘れて
はならない。米韓にミサイル防衛の強化を余儀なくし
ているのは、金正恩政権の予測困難な振るまいだ。」

「米韓はこれまで以上に中ロとの対話の機会を求め、
誤解の芽を摘みとるよう努めるべきだろう。関係国の
足並みの乱れは、北朝鮮の思うつぼである。」

というのが最後の結論であるが、全く何の意味もない。
中国は北朝鮮の行動の意味を百も承知の上で今の
対応を続けているのであり、この社説が中国の行動
に影響を及ぼす可能性は皆無である。

また、米韓が対話で中露の対応を改められる可能性
もほとんどない。

朝日新聞の社説が各国政府に何の影響力も無いこと
は書いた本人も理解しているから、この社説は中露や
日米韓の政府に向けたものではない。

日本の読者に対し、朝日新聞は対話を重視し北朝鮮
問題解決に貢献している、という幻想を与えようとして
いるにすぎない。

何の効果もないことは明らかであるのに、対話で物事が
解決するかのような幻想をばら撒くことは、社説作者の
自己満足というだけでなく、国民に対話さえすれば問題
は全て解決するという、あらぬ幻想を植え付ける、マス
コミを通じた愚民政策の一環である。

コメント
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