Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

ドローイング185. 画像と文書の関係

2019年04月30日 | drawing

 私の過去ログを見返してみると、クロッキーシリーズの時は真面目に原稿を書いている。そして書いた文章の内容と画像とが全く関係性がないのもこのシリーズの特徴だ。

 通例ならば、画像と文章とはタップリ関連づけながら書くのが定説だ。新聞小説はその典型例だろうし、それが詩人やアーティストの文章になると、原稿と画像との関係が少しずつ希薄になってゆく。希薄であっても隠喩や暗喩といった方法を用いて説明されれば、関係性がありそうだということがわかる。

 そうでなくても私のブログの多くは、タップリ画像と関係させながら他のブロガー同様に書いていることにあまりかわりはない。画像と関係づけるということは、その画像を撮影した状況を覚えているから文章化するし、画像を撮影した機材にこだわると、実はこれを撮影した時のレンズは解像力がいいじゃん!、等ということに気がついて、もうオタク気分になってしまう。

 しかし、このクロッキーシリーズだけは、画像と文章とが全く無関係な書き方をしている。特段裸婦について書くようなこともないので画像とは無関係に文章の方は真面目に評論などをしているわけだ。

 そんな風に、画像と文章の距離値は多様だということだ。その距離値を10段階で表現すれば、ぴったし1という場合もあれば、隠喩や暗喩という手法を用いて3とか5という場合もあるし、ドンドン離れてゆくと、私のクロッキーシリーズのように無関係だから10という場合もある。つまり画像と文章の距離値の取り方も実は編集上の手法のひとつなのである。

 だからある読者が私のブログから画像と文章との関係性を読み取ろうとすると、この人のブログは、よくわからない、という結論になる。そりゃそうだ、もともと関係性がないからだ。画像と文章との間には、関係性がある場合と、全くない場合とがあり、それらの間はゆるやかな変数なのだ。だから私の編集意図と反対のことをされたら、そりゃ私のブログはよくわからんでしょう(笑)。

 さて今日は、平成最後のブログだ。元号表記もHからRに変わる。そういえば元号発表に先駆けてCanon Rという撮影システムが登場していたなどという話はおいといて、私は西暦使用が多いので、あまり感慨もないのだが。せめて元号が変わる記念に、明日は画像と編集を少しかえてみようかな・・・。

 

クロッキー帳NO42.

 

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ドローイング184.  ミッション、そして現場感覚

2019年04月29日 | drawing

 飛行機に乗るとき文庫本を必ず持参することにしている。フィリピンに出かけた時に、島本理生「Red」中公文庫、2019、を持参していた。この小説が半分未読だったので、今回の沖縄もこの文庫本だ。

 幼稚な志向性が抜けない夫と、この両親と同居する恋愛慣れした30歳主婦塔子には、かわゆい子供翆がいて、姑とも仲が良く、恵まれた環境だった。かっての恋人との偶然の再開で、仕舞い込んでいた彼女の夫に対する不満や疑問が一つずつ姿を表し快楽の世界へも引き込まれ、最後は別居してしまうストーリーだ。

 まあどこにでもよくある話なのだが、男に対する仕舞い込んでいた不満や疑問が、昔の恋人との激しいセックスを契機に次第にわき上がる塔子の心模様が興味深かった。

そうした一部をP376から引用しよう。

・・・・・

「あなただって親でしょう!、それなのに一度だって一人で翆をみてくれたこともなく、私が保育園を探しているときだって知らん顔で、仕事辞めたときだって困ってないからいいだろうと言って、働き始めてからなにもしてくれないじゃない!、じゃあこっちで勝手に預けてなにが悪いの」

「な、なんだよいきなりっ。なにもしてないわけじゃないだろう。塔子が留守のときには、俺だっておふくろと飯食わせたり風呂入れたりしてんだよ」

「そんなの、全部お義母さんが手伝ってくれるんじゃないっ」

・・・・・

 男は概念的とかシステム的かつ傍観者的に考えるが、女は具体的なミッションを要求するわけ。つまり家事や育児は具体的な現場のミッションがあって成り立つから、概念的やシステムでは、なんの役にも立たない。必要なのは行動なのだ。そうした男と女の考え方の違いが家事を契機としてすれ違い、ストレスややるせなさとして蓄積し、やがて暴発とか破局の構図になっていゆく。そんな男と女の意識がすれ違ってゆくプロセスをこの小説は、巧みに描いている。

 つまり世の中の家事や育児は、概念やシステムをあてがえばよいというモノではなく、自らが行動する必要があるミッションなんだ。それを理解しない男と、理解している女がいて、お互いの意識がすれ違うという構造になるんだろう。つまり現場を理解したつもりになっている人間と、現場の問題とモロに遭遇している人間とがいるわけだ。

 こううことは現場感覚といってもよいだろう。建築プロジェクトをしていたときも絶対に現場に足を運ばないディレクターがいて、彼とはどう説明しても話が通じなかった経験があった。つまり現場をしらないのだから、何をいっても理解できないのだ。それを文科系的ロジックで理解してといわれても、私には現場を把握できたとはとても思われないし、こちらはそれ以上は無理だと説明をあきらめたこともあった。このように現場を理解した気分になっている立場と、現場で問題に直面して解決しようとしているいる立場とは全く意識も行動も違うのであり、そこにズレが発生するのだろう。前述の小説の話は、このことと類似しているように思われる。

 つまり現場感覚ということがものすごく重要な概念になっているわけだ。生活においても家事や育児こそ、まさに現場そのものだ。女達は、そんな現場から声を発し、男は現場とは無縁の傍観者的立場から発言する。そりゃ男と女の意識も真っ向からズレるはずだ。やはり現場感覚は必要な能力だと思った。私も男だから、そんなことをつい忘れるところであった(笑)。

 だから男達も育児や調理ぐらいは自分でやることからはじめた方がよいことになる。つまり現場に足を運ぶというわけだ。


クロッキー帳NO42.

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ドローイング183. 深読み勘違い

2019年04月28日 | drawing

 料理の写真が、InstagramやPinterestなどのWEBサイトに数多くアップされている。

 つくった作品などを公開するという行為は、クリエイションの基本活動だ。

 クリエイターだって、つくった作品を周囲の人間達に見せたり、WEBで公開したり、あるいはギャラリーで公開するという活動がある。それは学術論文を雑誌に公開して専門家達のご意見を伺う研究者の構造と同じだ。つまり公開したり第三者にみせたりするのは、それがクリエイションの基本的性格なのだろう。それを肴に一花咲かせることも、クリエイションの面白いところだ。

 先日ある会合で、私がつくったパスタ料理の画像をiPhoneで送った。その後の酒宴のささやかな笑い話にしようという魂胆だった。

 酒宴の席で女達が放った言葉がすごい。

 「なに!、それって!、家事で忙殺されているこの私に料理つくれっていうこと!!」

 私は、はぁーー!?、という気分だった。そんな言葉を耳にタコができるぐらいに何回も聞かされた。さて、どうして人間は、こんな勘違いをしてくれるのだろうかと、うるさい会話を他所に考えていた。

 つまり江戸時代の町火消しが、自分で放火して火を消しに行くようなモノなのだが深読み外れの勘違いではなかろうか。

 さて、そんな面白い出来事を契機として、これまで深読み勘違いをされてきた個人的経験が、他にもいくつかあった事を思い出させてくれた。

 つまり書かれた文章の行間を読む、あるいは文章の単語や筋道を広いながら、書かれた文章とはことなる裏のストーリーを組み立てて、相手の真意を探ろうとするわけだ。隠喩とか暗喩といった文学の技法といってもよいから、深読みは文科系の手法なのだろう。

 そうして貴方は表向きはそう言っているけど、真意はこっちでしょうと言い当てたつもりになって一人悦に入っているというわけだ。どこかお寺のクソ坊主の説法とでもいったらよいか。そんな表の言葉に表出されない裏側のストーリーや意味を探り出すのが深読みなのだが、深読みした結果が正解である場合と、不正解である場合とがある。また深読みストーリーが複数登場してくる場合もある。大方は、裏側の最初のストーリーがつくられた時点で、正解と不正解とが検証されることなく真実だと思い込んでしまう。こうした検証されない解読方法を深読み勘違いと定義しておこう。

 しかし、私は工学系の立場で論文を書いてきたので空間や数値と比べれば言葉は、表記通りの意味しか付加できないことを知っている。だから私の文章は言葉通りであり、仮に深読みをされれば何通りもの解釈が発生することになる。発生した多数の解釈を哲学的知見、つまり正と反を一つずつ検証し、残ったのはこれですいうところまでやるとか論拠を探れば正解に近づくのかもしれないが、普通の人はそんな面倒な操作はしない。だから私達の社会は、深読み勘違いが乱発され満ちあふれているのではなかろうか。様々な社会現象で発生する偏見や誤解も、そんな深読み勘違いが関与しているのかもしれない。

 つまり私にいわせれば深読み勘違いは、文科系的所産だと結論づけられるかもしれない。

 文科系かぁー、それじゃ人工衛星を惑星まで飛ばせない学問だよな。といって高校までの学校教育の大方が文科系教育学部の教員によって行われているから、日本人の半分ぐらいは文科系志向か。そりゃ深読み勘違いでこの世の中は満ちあふれるし、偏見や差別といったことも登場するわけだ。このあたりの社会問題は文科系にまかせて、私は工学を足場にして文章を書き続けよう。もしも深読み勘違いの他に解釈の可能性があるとすれば、それは男と女の意識の違いがあるかな。これは別の機会に。

 さて、昨日の京都も朝から寒くダウンコートとストーブが必要だった。連休は、寒い休日からスタートした。既に沖縄で休暇をとったので、Macを駆使して仕事に没頭していた。休日の仕事も、回りが静かだから結構よいものだと思った。こんなことを感じるのは、連休の最初だけだろうけど。次第に連休も飽きてくるんだよね。

 

クロッキー帳NO42.

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ドローイング182.  AIでクロッキーが描けるか?

2019年04月27日 | drawing

 さてこのクロッキー・デッサンは、何を描こうとしたのかが明白で、2本の手を広げている両手で挟まれた空間をボディを使って描きたかったのだが、結果は、形に引きずられた。

 毎回一人のモデルさんで、時間を変えて14ポーズ描く。ところで、これをAIに描かせたらどうなるだろうかと考えた。

 多分測距点など多数取って人体のビッグデータをかませながらクロッキーすれば、AIにもこうしたデッサンは描ける。それは一人のモデルさんをいろんな方向から眺めても、ちゃんと一人の人間になるように正確なはずだ。

 AIが得意なのは、描いたクロッキーをレオナルド・ダ・ビンチ風とかヴァン・ゴッホ風のタッチにするとかである。しかし、そんな過去の画家風にして、デッサンとして何が面白いのだろうか。私にいわせれば、素人受け表現であり、すぐに飽きられることは容易にわかる。

 だが私は14ポーズを、一人のモデルさんとは思えないほど別人のように描いているわけ。そこがAIと全く違うところなのだ。人体は借りているに過ぎず、時間と鉛筆の走り具合の加減でモデルさんの頭も決まってくるのだが。

 もちろんちゃんとデッサンすれば複数のデッサンを同一人物のように描けるが、そうしていないのですね。そうした咄嗟の方向転換がAIでは不可能なんですね。

 別に写実的にかけなどという命題は与えられていませんから、写実的である必要はないし、当然似ている必要もない。そんなことを考えると、やはりAIにクロッキーは無理なのである。今社会的に騒がれているAIの実力は、その程度だ。

 クロッキーも、描いてゆくうちに鉛筆が滑ってゆくこともあるから、それはAIでは無理でしょう。人間がみたモノを感性というフィルターをタップリ通過させて描くわけだから。

 このブログで過去に書いた記述を再掲しておこう。

AI「あなたのこれまでの作品傾向と、全作家のビッグデータを元にして絵を描きました、いかがですか?」

私「なんでクラシックな具象画なの?」

AI「あなたのこれまでの作品傾向からクラシックな表現がみられたものですから」

私「だからAIの絵をみて私は気が変わったんだよ、今は抽象画にしたいんだよ」

AI「そんなのは、データにないので描けません」

私「ボケカスAI!、さっさと消えちまえ!」

 ビックデータといったって、それは全部過去のデータですから、未来のデータは予測式でつくるしかない。過去を現代に当てはめるのではなく、私は未来を現代にあてはめたいですね。だからAI程度の知能じゃアーティストやデザイナーは本質的に越せないことになります。

 実をいうとAIでデッサンや油絵を描かせたがっているのは、デザイナーや画家達だろう。「これ、どうせ売り絵だから、大衆の好きそうな要素を抽出してダビンチ風に描いといてよ!、その間に俺は個展の制作に勤しむからさ・・・」といった具合にである。AIが登場することで、画家は売り絵を描かなくてすみ、クリエイションに没頭できるわけ。

 こうした考え方をさらに進めると、画家の手業作品とAI作品とに当面は二極化するわけ。そしてすぐにAI絵画は飽きられ、量産されるので時には100均価格で販売されたりして陳腐化するわけ。そうなると人々の関心は手業作品に向かう構造になるわけ。つまり人間が行っている手業仕事の優位性はゆるがないという結論になる。


クロッキー帳NO42.

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ドローイング181. 春の憂鬱

2019年04月26日 | drawing

 これも5分ポーズだな。

 モデルさんの職業を尋ねると、ダンサーだったり俳優だったりと、様々なポーズをとるから体が柔らかくないとできない仕事が多い。だから俳優の若き頃は、ヌードのモデルさんをしてましたなんていう話は結構あるでしょう。こうなると描いた方が勝ちみたいな世界ですね。それが後に有名な俳優になって週刊誌で暴露されると、もう後の祭りというわけです。本人も笑っているでしょうね。

 昔からの習性だが、暖かくなる季節は頭が鈍痛だ。万事を何かをなそうとする意欲が萎え、当然何事もはかどらない。こういうときは、エクササイスに限る、といって先日エアロビクスをしたばかりだが。

 じゃ昼寝だ。といって眠くない。多分京都の家はいまだに寒いので時折ガスストープをつけているから空気が悪い。フレッシュエアを入れても改善しない。こういうときは、意欲を無理無理気力をおこし家の片付け作業などに没頭する。

 と・・・まあそんなこともあり、社会より1週間早く休暇をとったので、さて10連休は自宅で仕事三昧。10連休もあるとスポーツ教室もお休みだが、そこで連休カリキュラムがつくられていて軽く受講しながら体調管理というわけです。春というよりは、もう初夏です。


クロッキー帳NO40.

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ドローイング180.  続・国際ロマンス詐欺師との会話

2019年04月25日 | drawing

 いつものデッサンの画像でも展開しようか。フィリピンでご無沙汰していたので筆が鈍った。筆というよりは観察眼だろうか。デッサンが私本来の能力。いまは人体デッサン=クロッキーしか描かないが。つまりデザインの世界の人間ですからドローイングは日頃の訓練だけどさ。これは多分5分ポーズだろうな。 

 さて、日本に戻ってFBを開いてお友達を承認したら早速詐欺師がやってきた。その会話のやりとりの全文をあげおこう。今度は男性だ。おや、国際ロマンス詐欺師ではなく、今度は国際フレンド詐欺師になったか?。みんな、こんなクロッキーのような妄想を抱きながら、欺し欺されの世界が広がっているんですかね。


名前は、Francois Kana

Kana:「やあ友よ、お元気ですか?」

俺:「元気だよ。」

Kana:「知っておくといいですね、私の要求を受け入れてくれてありがとう」

(日本人の感覚だと、傲慢な書き方になるけど、英文直訳だと、このような表現になる。)

俺:「日本語上手いんだけど、これは、翻訳ソフトかい?」

Kana:「はい、翻訳者を使っています。しかし、私も少し日本語を知っています」

俺:「私のブログのURLです。https://blog.goo.ne.jp・・・・・」

Kana:「それでは今日の天気はどうですか?」 

俺:「アイフォンに天気予報があるだろ。」 

Kana:「OK、それは良いことだ、ここの天気は曇りです」

kana:「あなたが着ていることは何ですか?」

俺:「意味不明、マイジョブ?」

Kana:「どんな仕事?」

俺:「I'm Architect.What are you kaind of job?」

Kana:「Ok that's good.I'm a military soldier.I'm currently in Afghanistan for peacekeeping mission.」

俺:「Do you the international scam?」

kana:「Sorry how do you mean?」

俺:「Do you know international scam?」 

Kana:「はい、詐欺師が人々を詐欺するためのプラットフォームとしてアメリカ軍を使用しており、アメリカ政府がそれを阻止するためにあらゆることを試みているというニュースがあります、これまでにFacebookでアメリカの兵士に会ったことがありますか。」

俺:「アメリカの女性将軍、女性軍曹、いろいろ、いました。」

Kana:「あなたはまだ彼らと話していますか?」 

俺:「彼女たちは、FBをすでに退出した。」

Kana:「だからあなたは彼らとの連絡を失いましたか?」

俺:「FBが、判断した。不適切だと。彼女たちの共通点。中近東に展開しているアメリカ軍人である事。私のブログには、興味がないこと。」

Kana:「OK、それは良いことだ。彼らはあなたにお金を頼みましたか?」

(いきなりお金の請求に話がとぶということは、やはり怪しいよね。) 

俺:「頼んでこない。しかし会話を続けて行くと、お金を請求してくるだろう。あなたに会うために、費用が欲しい、といった理由をあげてくるだろう。そうした詐欺師を、国際ロマンス詐欺とよんでいる。」

Kana:どういう意味ですか?

俺:「彼女たちは、お金を要求していない。会話を続けてゆけば、お金を請求してくるだろう。」

Kana:「なぜあなたはあなたがお金を請求されると言ったのですか?」

俺:「国際ロマンス詐欺師について、勉強したからです。」

Kana:「それで、あなたは国際詐欺について何を学びましたか?」

俺:「詐欺の手順、そしてアメリカ軍の名誉のために、世界のウェブサイトに報告すること。」

 ・・・ここまで答えたら、プツリと切れてFBからもいなくなった。


 またまた中近東に展開するアメリカ軍人を名乗っている。アメリカ軍は現在アフガニスタンの他、シリア、クウェート、イラク、ソマリア、ポーランド、ウクライナと7ヶ国に軍隊を派遣している。今回もワンパターンのようにアフガニスタンに展開するアメリカ軍ですか・・・。

 会話の流れをみてゆくとわかるが、最初はカタコト日本語風、そして長い文章になるとちゃんと日本語だという点だ。通例は逆でしょう。

 こちらは、親切にも国際ロマンス詐欺師について書いた私のブログを紹介したけど、みている気配がない。ブログを数画面くくればわかるはずだが、こんどは当該画面を示さないとあかんなと思われた。さて国際詐欺師に遭遇した人達のサイトに報告しておきますかね。

サイトはここ。

SCARS PROJECT NYSCAM  https://anyscam.com

 ただし私は、報告してメールアドレスを書きかけて途中でいきなりGoogle chromeのサイトが立ち上がってきた時に、ふと考えてアドレスを書くのをやめました。このサイトはGoogleでは検索できないこと。ただしGoogle Chromeで検索可能。そんなシステム自体に、こちらは不信感をいだく。

 詐欺師が、詐欺の報告サイト、あるいは報告のためのコピーサイトを立ち上げているということは考えられる話。つまり二段階で詐欺を働こうというわけです。だからこのサイトも信用してはいけません。まあ安心できるのは関わらないこと、あるいは警察に報告かな。

 そんなわけで、日本に帰ると何かとうるさいから、20日から沖縄でダイビングをしています。従ってこのブログも予約投稿にしています。次のブログアップ迄の間、若干のブランクを埋めるためにも今日も予約投稿です。 


クロッキー帳NO40. 

 

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ドローイング179. お寒い国家

2019年03月07日 | drawing

 このブログでフェイクニュース、すなわち風評のことを取り上げたので、この話題を少し続けよう。

 

1.フェイクニュースを制するためには、先ず情報伝播の速度が必要だ。

 フェイクニュースが出そうだという予測はSNSをみているとわかりそうなものだ。最初に事実があり、次いで曖昧な情報が流れ、そこにユーザーの論拠なき憶測による意味づけ行為が加わるとフェイクになる。そして拡散すれば、誤情報でユーザが動きだすことにつながる。こうした時間は、ものすごく短い。

 だから最初に事実なり事件が起きたときの情報の発信速度が重要なのだ。単に「空港は浸水のために閉鎖します」、という情報だけではアカンのである。閉鎖したら予約した国際線はどうなるのか、どうやって家に帰るのか、そのための足はどうなるのかということにユーザの関心が行くことはわかりきった話だし、これを継続情報と呼んでおこう。そうした継続情報がすぐにSNSで発信されないというのが、なんでも遅い日本の体質だ。

 

2.フェイクニュースに勝てる情報量と論拠が必要なのだ。

 フェイクニュースは一気に大量に拡散する。それに勝てる情報量を提供することである。フェイクニュースには大方は論拠がないのが特徴だ。そこを論拠ある情報を論述的に発信させることが必要になる。論拠があることによってフェイクニュースを駆逐できるだろう。

 

3.情報発信者のアイデンティティを表示すること。

 アメリカ大統領がツイッターに投稿すれば世界は聞き耳を立てるが、それは彼が世界一の著名人だからだ。1国の行政や公共機関の事務職員が情報発信をしたところで、誰が発信した情報なのかということの信憑性がない。だからロゴマーク等の視覚的要素をともなった情報発信をすべきなのである。ユーザーは視覚的認知によって物事を判断するというのがコンピュータ時代の特徴なのである。公共施設や企業には、ロゴマークがあるでしょうがぁー。それをSNSを通じて発信すべき情報につけておくべきなのである。それも通じないのであれば、日本国のシンボルをお借りするのだろうか・・・。

 

 情報の基本的なことを書いたけど、はたして日本でできるだろうか。

 1については、なんでも遅い体質の日本だから無理でしょう。正確な情報収集をしているので時間がかかりますなどと平然という人間もいたりして、こちらはあきれる話なのだが、それって、つまり自分達の組織や現場を普段から把握していないということじゃないですか。つまりメディアがうるさいから逃げようという役人体質だよね。私がいうのは、メディアより早い速度で情報を発信しろといっているわけである。

 2については、論拠を示すというのは当事者しか持ち得ない情報だから説得力がある。しかし組織というのは秘密主義が横行しているわけね。都合の悪いことは隠そうというわけだ。それに継続情報になると、各企業や組織との協議が必要になるので時間がかかりますという話に当然なる。協議なんなていうのは平和時の話であって緊急時に行う意味はない。

 もう一つ書き加えると論拠に対する認識が薄すぎる。大学の卒業論文をちゃんと書いてきたのだろうかと思いたくなる場面に私はよく遭遇する。そういうのは定量的な論拠を数式で扱わなかった文科系出身者に多いのだけど。いま私達が経験するのは論拠ではなく、現場の人間達の思いつきばかりだ。接遇は、そうしたユーザのかわし方だと勘違いしている場面によく遭遇する。それじゃSNSのフェイクニュースに先手をうつことはできない。

 だから結論としては、これからもフェイクニュースは暗躍するし、それによって不利益を被る人、殺される人もでてくるでしょうね。そう、我が国は、お寒い国家なんですよ。

 

クロッキー帳No42.

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ドローイング178. 関西空港

2019年03月06日 | drawing

 3月5日のブログで関西空港のことを書いたら、タイムリーに翌日地元放送局のニュースで、同空港は大規模地震時の避難訓練をしていることを放送していた。

 ニュース放送によれば、安全・安心できる空港を目指すはよいけど、やっていることがやはり20世紀的だ。あれで訓練になるのだろうか。地震で建物が崩壊することはないが、最大の課題である津波はどうするんだい。昨年の空港閉鎖も浸水による電力喪失が最大の原因だった。そこが不明のままの報道だった。

 どうも基本的な原因を解決しないまま、社会的に安全ですというPR目的のやらせ訓練のようだ。それに平成も終わろうとしている今頃になって、災害時の統一的組織づくりをするという前時代的な古くささにはあきれた。だからやることがオッサンくさいのだよ。

 それに東北大震災以降SNSが日常的に使われている。そんなSNSの風評被害はどうやってくいとめるのかとする訓練をしたのだろうかと疑問を感じる。まして価値観や考え方が違う外国人が多い空港でSNSの風評をはじめとする情報に対して、どのように対処するのだろうか。そこに科学の知見が必要なのである。

 とくに人間は情報で行動するから、SNSによる風評被害に対する訓練は不可欠だ。風評に対してどのように正しい情報を伝えるのか?。それは単に正しい情報をWEBなどにアップさせれば済むという程度のことではないのだ。正しい情報も風評に勝てなければ無視されるだけだ。

 今度大災害が起きるとすれば、風評によって生死を分ける場面があると私は予測している。かっての関東大震災時でも、風評によって殺された人間がいた。そんな風評がいまはSNSによってもたらされる。そこがこれまでの社会と大きく違うところだ。しかし関西空港は、そんな問題意識がないようだ。災害で実際に経験してから考え出すという、すべて後手後手になる様相を今の段階から呈している。そこがまたオッサンくさい関西空港なんですね。

 そんなことを感じながら毎月関西空港を利用しているけど・・・。

 

クロッキー帳No40.

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ドローイング177. フェイクニュース

2019年03月05日 | drawing

 夕飯を食べながらNHKの番組、3月4日『クローズアップ現代+「暴走フェイクニュース駐日外交官はなぜ自殺私たちへの教訓」』をみていた。あらすじをWEBから引用すると「去年9月、台風で関西空港が孤立した際、旅行者への対応を巡り責任を問われた台湾の外交官が自殺した。きっかけは、SNSで瞬く間に拡散したフェイクニュースだった。

 外交官自殺の原因の発端の1つになったのが、空港閉鎖の翌日、空港で取り残された人々を拾い上げるために、空港へ派遣されたバスが中国大使館の手配だとする誤情報だった。そうした誤情報がSNSで拡散し、中国と台湾の関係まで取りざたされ、挙げ句の果てに台湾政府への非難が続き対応に多忙に追われていた外交官を自殺においやった・・・、と番組は伝えていた。

 大筋は番組にゆだねるとして、私が気になったのは、何故関西空港がバスを派遣したとする正確な情報をSNSで発信しなかったのだろうか、そしてバスには関西空港が派遣したバスだという大きな外国語表示をなぜ出さなかったのだろう。そんな外国語はすぐにわかるはずだ。

 多彩な価値観と理解の仕方をもった外国人が多数いる空港である。それらの人間達に正確な情報が伝わる努力を行うのは空港側の仕事のはずだ。日本人の悪い美意識で、これは私が派遣したバスであるといった主張をすると、批判がましい眼でみる奴がいる。やはり価値観の違う外国人のいる社会では、私がやったという主張はうるさいぐらいに主張すべきだ。そうしないと外国人には、わからないことだってある。

 もちろん現場のバス運転手はアナウンスはしただろうけど、そんな現場のアナウンスといった場当たり的日本固有の対応は、今のリアルタイムで情報が流れる時代では無意味。やはりリアルタイムで流れるSNSを通じて、正確な情報を発信し理解させる努力が必要だ。SNSで誤情報の数だけ正確な情報を何回もしつこく流す努力である。要は情報戦なのだ。

 実際関西空港へゆくと、なんかおっさんくさいのだよ。とてもSNSなんかやっている人たちがいるという空気ではないのだ。だから誤情報が流れるている事実すら把握できていなかったのではなかろうか。

 現場のガードマンは、災害時こそ常にSNSで最新動向を把握するぐらいのことはすべきた。制服をきて威張っているなんていうのではピエロだ。そんな雇われ制服ガードマンになんの能力もないことは誰でもしっている。やはりリアルタイムで状況をウォッチできる能力が必要だと思うよ。災害時にフェイクニュースから我々を守ってこそガードマンではないですか。


クロッキー帳No42.


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ドローイング176. 勘違い詐欺

2019年03月03日 | drawing

 さて仕事忙殺中にadobeCC画面上に出てきた表示をクリック、adobe stock!?。あらadobeCCの使用料ではなかった?。そのため毎月3,800円程の費用が新たに発生。さらにstockを解約したら16,000円程の違約金を取られた。

 adobe stockは、版権がクリアされた画像提供サイトのようだ。契約するときに解約時の手数料についての説明なんかあったかが記憶にない。adobeとあろうものが信じがたい出来事だ。adobeは、そもそも毎月mailで請求が来ないので、支払いの経緯がわかりにくいアメリカ企業なんだ。

 そもそも、仕事をしていて忙しいときに、紛らわしく広告の画面が登場することって、よくある話だ。ええっ、使っているソフトの契約だったよなと勘違いしてしまう。仕事で忙殺されているから、細かいことを確認している時間はない。そこでクリックすると意図しない方向に話が進んでしまう。

 世の中には、そうした忙しい仕事のスキなどを狙って、「勘違い詐欺」、というのがあると思った。まあ相手はadobeだったので詐欺師ではなかったけど、解約時の違約金などの説明を十分にしないで契約するんだから詐欺同然。

 だから仕事で忙殺されている途中で広告を入れるというのは犯則技だよ、やめろよなぁー!!!、といいたい。それでもいろんな広告が途中で入ってきて腰を折ってくれる。そうなるとメールとかFace Timeなど外部とつながらない仕事用のPCを設定するほかないなあーと、考えている。

 まあお互い、勘違い詐欺には、気をつけようぜ。

 これからも我々は、忙殺の最中にそういう詐欺に遭遇する機会は多いだろうからね。

 

クロッキー帳No42. 

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ドローイング175.  固定電話

2019年03月02日 | drawing

 固定電話など使わないはずだった。ところが固定電話しかつかわない役所があった。国の役所!。50頁はある申請書類のやりとりの最中で・・・。

役所「幾つか訂正して欲しいところがあるんですけど、お手元の書類控えをみていただけますか・・・」

「書類はすべてパソコンの中ですが・・・」

しかも固定電話とパソコンとは距離がある。

・・・

役所「じゃ、申し上げます・・・・・」

そんなわけで手元のメモ紙作戦だ。全部で10項目あった。

でっ、まあなんとかその後、パソコンの書類をみつつ訂正はできた。

また一ヶ月後に件の役所から電話があった。さすがに書類は出力して控えてある。しかし、電話台のまわりには書類を置くスペースがない。デスクの書類を遠眼にみながら・またまたメモ紙作戦だ。

 だから、もうこんなことはやっていられない。そうだ!、無線LANが走っているのだからこれで接続できるインカムがあればいいか。

 でっ、ヨドバシへ、無線LANで接続できる固定電話用のインカムが欲しい。

「そんなのないっす!」、そこで倉庫の奥からとり出してきたプライスダウンされた売れ残り商品が有線の電話用インカムだ。それもモジュラージャックの分配器で配線するというしろものだ。しゃあない、床にコードはわせて、間に合わせにこれで・・・。

 これならパソコン上で書類を見ながら電話応対ができるけど、それって進化じゃないよな。役所のためにそうしただけ。なんかMacの環境にそぐわない!!!。

 MacのFace TimeがiPhoneから動画付きの電話をかけることができるけど、固定電話はどうなってんだい。こちらはパソコンにこだわりたいのだ。あくまで24時間待ち受け状態にこだわる固定電話の頑固なシステム。

 うん!、何!、PanasonicでWiFi機能付き固定電話FAXでiPhoneを子機代わりにできる。iPhoneにもってくればAir podなどもあるから無線で電話の受け答えができる。子機どころかiPhoneがメインだぜ。なんだちんけな電話用有線インカムなんかいらんじゃないか。無駄な出費だった。つまりこちらは、Macを操作しながら書類のやりとりをしたいわけ。

 さて見通しがついたので日経流通新聞を読んでいると、IoTだとはしゃいでいる。何がIoTだよ!、全くメカに弱い文科系経営者の珍奇な言葉遊びには笑っちまうよ。そんなたわいない妄想よりは、先ず固定電話からIoTやれっていうのさ。

 

クロッキー帳NO24.

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ドローイング174. 顔の話

2019年03月01日 | drawing

 さて撮影画像も尽きたので、毎週描いているクロッキー・デッサンにしようか。

 女の体も描くとなかなか難しいのだが、このモデルさんは中肉中背で描きやすかった方だ。大体モデルさんは、ダンサーだったり俳優だったするから、日々体は鍛えている。そんなわけで筋肉質なボディが多いけど、まあその方が格好がいいよね。

 それが痩せていると、メリハリが少ないためか一寸描きにくいのですね。エドヴァルド・ムンクの「思春期」の少女も痩せていそうで、腿のあたりをみると筋肉が結構ついている。だから痩せている女を描いた傑作は、私の記憶にはない。

 最近の美意識として、女は顔では決まらんのですよ。やはりボディです。クロッキー帰りの電車の中で美人タイプのOLを見かけるが、やはり鍛えていないプニョプニョ感がただよっていて魅力半減ね。脱がせる前から魅力半減なのだから、脱いだら美人も悲惨だよなぁー(笑)。

 つまり今の女の魅力は、キャラクターとボディということになる。顔は並であればいいんじゃないですか。そう考えるとマーケティングも変わってくるでしょうけど、今は美人という概念が社会からなくなったといえる。あれはなんだったのだろうか。

 でつ、顔の話なのだが、昨日はパスポートの申請で証明写真が必要だった。これまで顔写真は自分で撮影してきたが、今回は面倒なので京都駅前のキタムラカメラで撮ってもらった。最近写真も厳しいのでという話だった。

 でっ、「えっ!、眼鏡はとったほうがいいの?」。顔の輪郭がわからなくなるのでとった方がよいだってさ。もし写真が不合格なら、撮り直しますから。えっえっ!!、そんなケースがあるの?。

 でっ、駅ビルの旅券事務所に書類を提出し(事前にWEBから書式をダウンロードして書いておいてよかったぜ)、確かに事務員が奥へひっこんで写真の状態などを確認していそうだ。戻ってきたら写真の顔の部分がパスポートでは白くなるけど良いですね!!、と念をおされた。えっ!!!、それ、私がみてもちゃんと撮れているけど・・・!??。消えるボールペンで書いてないよねなどなどと質問され、なんか旅券申請が最近大変厳しいようだ。

 雨も降っていたし旅行シーズンでもないから、旅券事務所はすいていたのが幸いだった。

 

クロッキー帳NO42.

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ドローイング173. 石膏室

2019年02月28日 | drawing

 さて仕事も忙しくなってきたので、終日ロケとブログに没頭している幸せな時間をやっているわけにもゆかなくなったきた。だから先ずはありモノ画像で。 

 さて、かって私もデッサンの勉強をした筑波大学の石膏室。

 ギリシャ彫刻の石膏像が多数置かれている。iPhoneのストロボが勝手に発光してしまった光芒の右奥から、ミケランジェロが制作したダビデ像、ギリシャ・サモトラケで発掘されルーブルが所蔵しているニケのビーナス、背中をみせているのは私の時代にはなかったゼウス像かなぁー!?。その他小さな石膏像が所狭しと置かれている。調度学生達が書いているのはモリエール像だ。こうした石膏デッサンをしながら、立体感や空間感や形態や光を勉強させられるわけだ。

 ふと思うと、こんなデッサンは中学生ぐらいから始めていかが!、かと思う。早期教育だが好奇心が急速に拡大してゆくからこそ、この時期にデッサンを勉強することは有効だ。ただし、前にも書いたが教える先生の能力(教育系と美大系)に差があるけどな。せめて絵が描けることが諸外国並みに当たり前になって欲しいですね。

 というのもNHKの番組をみていて、変なポンチ絵を描きよるわけ。真横から見ているのか斜めから見ているのか、両方を合体させたポンチ絵だから、そこへ角度などという数値を当てはめるというわけのわからないことをやってくれる。せめて放送局ぐらい、そのあたりのことはキチンとすべきなのだがポンチ絵で逃げているわけだ。

 さて目下(2月24日)スキー・ノルディック世界選手権2019をみながらブログを書いている。今日はオーストリアのインスブルックから男子団体のジャンプだ。冬のインスブルックの街が美しい。しばらく世界選手権をみつつ、ブログもクロッキーで冬をやりすごそう。私は芸術系の出身だからデッサンのほうがブログは気楽でね。

 

筑波大学体育芸術専門学群棟  2013年6月22日

iPhone5

ISO50,焦点距離4.13mm,f/2.4,1/37

 

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ドローイング172. 貴方の子弟が美大に行きたい場合のチェックポイント

2019年01月08日 | drawing

 クロッキーを描きながらどこをみているかというと、モデルさんはいろんなポーズをとるから、先ず全体をみている。どんな場合でも、万事全体からはいるというのがデッサンの大原則。

 ついで骨格や筋肉をみるというよりは意識する。例えば首回りのここが胸鎖乳突筋で、お腹のこの部分が腹直筋でといった具合に、実際には見えないか断片的にしかわからない筋肉をイメージしながら描いている。せめてクロッキーでは表層の筋肉位は描きたいわけだ。だから筋肉質のモデルさんの方がわかりやすい。モデルさん達は劇団の俳優だったりダンサーだったりして日々ボディを鍛えているわけだ。人間は鍛えないと格好が悪い生き物ですから。

 お正月が終わると大学の入学試験が続けてやってくる。1月19-20日に行われる大学センター試験(2020年からは大学共通テストに変わる)、2月に入ると各大学毎の試験がある。各大学の試験では、芸術系を目指そうとすれば実技試験が課せられる。

 もし貴方の子弟が美術を目指したいとか、コンピュータアートをやりたいので美大に行きたいといった場合のチェックポイントです。

 実技試験の勉強は、基本的に民間の美術研究所などに通うほかない。高校では、受験指導はしないこともあるが、高校の美術の先生に2系統あることは覚えておいてください。それは美術系大学・学部出身の先生と、教育学部出身の先生とである。

 美術系といえば芸大・美大・造形と名がつく大学、筑波大学の芸術専門学群も前者に該当します。前者なら実技試験については自らが経験しているので話は早い。それに前者はプロの作家を目指して描いている先生もいるので全く問題はない。ただし自分の作品に関心があって指導は面倒という先生もいますが、そういうときは、ここの美術研究所のこの先生につけなどと指導もしてくれます。

 要注意は後者です。国公立大学法人の教育学部出身といったら典型的な後者です。大学で実技の科目はありますが美大に比べればダントツに実習の時間数が少ないです。だからデッサンのできない先生も多数いて講評だけしかできない、つまり絵の描けない口先だけの美術の先生も相当数存在しています。後者に当たったらさっさと高校での指導はあきらめて民間の美術研究所に通いましょう。河合塾でさえも美術研究所をやっていますから。

 要は美術の先生の出身校が美術系か教育学部系かがチェックポイントということです。それによって先生の教育の受け方が全然違ってきていることを伏せて教壇に立っているわけですから。

 そんなわけで美術研究所に通ったらすくなくとも1年以上の勉強が必要です。えっ!、直前では無理なの?、と問われれば、貴方の子弟が天才ならば可能ですけど・・・、と答えることにしています。

 教育学部というのは、基本的に文系です。つまり口と書類だけで世渡りをしようという世界です。日本は、いつのまにか口と書類だけで世渡りができるシステムを作り上げてきました。それって、怖くないですか?。口と書類だけなら、社会を動かすどころか戦争だってできちゃいますよね。やはり具体化できる技術をもつってことが大切ですね。

 だって医者が医療技術もないのに手術なんか行ったら、もう目も当てられないですね。それと一緒で絵の描けない先生に美術を教わってもね!?、なのです。だから私は文系嫌いなのです。社会は、様々な分野のテクノクラートや科学技術の専門家・技術者ががもっと活躍すべきだと思っていますけど。

 

テクノクラート:技術官僚 (ぎじゅつかんりょう)とは、科学技術や経済運営、社会政策などの高度な技術的専門知識によって、政策立案に参画し、その実施に関与する官僚、管理者のこと。出典:Wikipedia

 

クロッキー帳NO40.2018,12,12

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ドローイング171. 昆布出汁で七草粥

2019年01月07日 | drawing

 撮影で実際にポーズをとるときには、体をすこしねじることが綺麗にみせるポイント。

 モデルさんのポージングも考えたすえにやっている。だから自分の子供やお孫さんでも遊びに来たら、このモデルさんのポーズを手本にして実際に撮影してみたらいかがですか。別にヌードでなきゃダメとはいいませんけど(笑)。小学生ぐらいだと結構可愛いポーズです。ただしクロッキーでは、ねじられると少し描くのが大変なんだ。

 人間はもとより、プロダクト製品でも綺麗にみせるアングルが必ずある。そこを発見するのは撮影者の感性だけど、それに人間は表情や動作が加わるから、まあ商品よりはベストアングルに多様性が出てくる。

 だからといって若いお姉ちゃんから撮ってといわれても、うち写真のことはよくわからないのでと逃げることにしておく。

 さて今日は、もう七草粥をいただく頃になってしまった。ただお粥にするだけでは、芸がないから昆布出汁を加えてみようか。昨晩からつけておいた昆布だしでご飯を炊くわけだ。

 このお正月は、昆布出しの取り方で悩んだ。というのもスーパーで調達した昆布では、一晩つけておいても、出汁にならないのだ。取り方は辻留で修行した職人さんのメモをもらったのだけど、やはりとれない。いろいろ実験した結果、スーパーの安い昆布では出汁にならないということがわかった。結局錦市場へ昆布を買い出しに行くことになってしまった。

 毎日朝、昆布出汁をとっておいてペットボトルに入れて、それが1日で使うぐらいの目安か。昆布出汁はどんな料理でも必ず使うから必需品。

 昆布出汁がクロッキーとなんか関係があるのかといわれれば、もちろんありません。筆の向くままに書いています。

 

クロッキー帳NO41.2018,12,26

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