Creator's Blog,record of the Designer's thinking

毎月、おおよそドローイング&小説(上旬)、フィールド映像(中旬)、エッセイ(下旬)の3部構成で描き、撮り、書いてます。

京都暮らし234. 冬の小さな旅5.

2010年02月20日 | field work
中判ネガのため画像欠

 昨日は、冬季オリンピック男子フィギャーに見入っていた。まあ、4回転ジャンプでロシアのプルシェンコがトップだろうと思っていた。蓋を開けたらアメリカのライサチェックと僅かの差で銀メダルだった。
 難易度に高い技に挑戦する姿勢の方が私は好きなのだが、堅実なライサチェックに高い評価がいってしまった。今の世界のテイストは、これが世界一の技だとという確固たる自信よりは、難易度に挑まないナロナロとした普通の堅実さが受けるのだろう。表彰台をみると、アメリカ、ロシア、それにプラス1という20世紀冷戦時代の構造だったのには笑えた。
 ところで今日の画像は、フィルムカメラFujiGS645Wideで撮影した中判サイズのフィルム画像をスキャンしたものをアップさせた。この画像は、ベルビア特有のコントラストが高い発色で、デジタル一眼レフの薄口醤油の画像と比べると、力強く見応えがあってよい。細部を拡大すると、土蔵正面の窓の上にある家紋などは、細部がしっかり描写されていて、デジカメよりは中判フィルムカメラの方がはるかに情報量が多いことがわかる。
 フイルムのカリッとした力強い画像よりは 薄口のナロナロとしたデジタル画像が好まれるというのも、今時の弱腰の世界のテイストを反映しているのかも。

滋賀県,高島市北舟木,撮影日2008年2月18日
FUJI GS645,FUJINON W45mm f5.6,ベルビア100,SKYLIGHT.
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