今年は、あまり旅にでなかった。
1年の前半はコロナの余波で沖縄県は来るなといわんばかりだったし、調度ダイビング機材のメンテナンスをしていなかったということもあり、出かける準備不足だった。そのかわりフィリピンから嫁が来ていたが・・・。
8月の終わりに少しぐらいは出かけようと考えていたら、調度同級生の絵画の個展が野辺山の美術館で開催の案内状が届いた。少し遠いけど日帰りで映像制作の勉強を兼ねて信州の空気を吸いにゆこう。
野辺山の日差しはつよいが八ヶ岳は雲に覆われている。しかし少しだけ頭が見えた。たった1枚だけのカットだ。
清里には昔来たことがある。隣の野辺山までくると高原というよりは平地が広がり信州の高原ってこんなに広かったかな!?、と人間の記憶のいい加減さに気づく。
個展の映像が自由に撮れる機会は少ない。同級生であればこそ気楽に撮影させてもらえる。ここは映像の勉強のチャンスだ。おかげで3分弱の映像にし、撮らせてくれたお礼にYuouTubeにアップした。
もう一本人物画だけの映像も編集できそうだと考えていた。そして貯まった映像の整理をしていた。あろうことか人物の画像データがすべて消失してしまった。原因はiMoveの使い方だった。リンクソフトだからアプリの内部に映像が保存されない。そのアプリをNASに移動させたら、一度メッセージがきたがリンクが消えるぐらいならいいさ!。そう考えたのが間違いの元だった。
おいおい!、元データまで消せとはいってないだろうよと思う頃には全てのデータが消えていた。制作映像250本分ぐらいの画像データだ。すでに映像作品はあるし、元画像データで再編集することもないし、ストックの容量も大きいので、それもええさ。そんなわけで一回だけの個展撮影だった。
以後機材から画像データをダウンロードするときディスクにストックするようになった。それが一番の勉強だった。
帰り小淵沢から各駅停車に乗ったら塩尻までの車窓が大変素晴らしい事。見とれていて撮影しそびれた事。それは来るときにJR東日本の椅子の深い密室特急に乗っていたから気づかなかった事を思いだした。
大体JR東日本というか関東人のデザイン気質は、現象に対して素直に反応しないのよね。何かと理屈をつけたがる。それって感性が働かない貧しい気質の裏返しだと思うけどな。やっぱ身の回りに伝統や現代のデザインが沢山転がっていて日々感性を刺激してくれる環境でないと現象に対して素直なデザインはできないでしよう。
そして塩尻駅がWEB情報どおり駅前になにもなく、JR東海「しなの」待ちで1時間半をついやした。名古屋駅西口地下の山本屋の味噌煮込みうどんでも食べようと思ったが、暑さで身体が動かなかったので駅のきしめんにありついた。これって消化が良いからお酒を飲み過ぎたとき冷やしてたべると二日酔いが醒めるです。

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塩尻駅
iPhone13pro
SONYα6600、E10-18mm/F4