今日は、撮影も兼ねて朝飯をブラカンの屋台で食べることにした。しかし1日だけでは映像が不足し、二日通った。それで編集でまとまれば、よしとしよう。
お目当ては市場の前の露店だ。ここは卵が美味しい。だからエッグサンドイッチとにBukoというジュースだ。つまり砂糖水に杏仁豆腐の破片がちりばめられている。もう顔までおぼえられてしまった。
世界の何処にでもある活気ある朝の風景だ。ブラカンでは、トライシクルが跋扈し車の方が少ない。交通信号はなく、朝だけ人が交通整理をしている。トライシクルの速度は遅いので、その隙間を人々が横断してゆくのがあたりまえだ。
速度が遅いというのはメリットでもある。人間だけではなく犬や猫も横断してゆく。間近ってひこうものなら後始末が面倒だ。だからトライシクルはよけてゆく。そしてここの交通手段は、トライシクルしかない。ジブニーと呼ぶ民間バスもあるが時刻表がなく乗客が乗り込んだら発車する。ブラカンの大聖堂前からマロロスへゆくじぷにーがある。トライシクルだと4人乗っても300pesoでゆく。大差ない。
帰りに市場によって、パパイヤ、マンゴー、バナナを買って帰る。フィリピンの果実は、野生の味がしているが美味しく安い。今度はマンゴスチンやランブータンも食そう。
パパイヤ、マンゴー一つで135円、バナナが大きな一房で400円位だ。全く円安がこんなところで響く。日本銀行は利上げしないと世界は見ている。へっぴり腰の日銀である。
もう一つ言うと国家の借金という概念は存在しない。お金はいくらでも印刷できるので、そもそも借金という概念がない。それは私達平民が言う「 お金がない」というのとは違うのだ。省庁や役人達への配分額が決められているので「お金がない」と騒いでいるだけであり、大元は紙幣を増刷してドンドン投資すべきだ。
日本経済の30年にわたる低成長は、おもに紙幣の発行を渋って投資をしないことにある。そのツケを国民が払わせられるというのは、理不尽とも言える。つまり市場に紙幣の数量が少なすぎるのである。1000兆円ほどの債券など棒引きにできるでしょう。お札をすればいいだけですから。
さて、何の話だったか・・・。
Fieldwork 984. Morning in Bulacan, January 2025
SONY FX30、Zeiss Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA