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オショロコマの森ブログ5

渓流の宝石オショロコマを軸に北海道の渓流魚たちと自然を美麗画像で紹介します、

青いウチダザリガニ。

2023-07-10 09:32:10 | ウチダザリガニ
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青いウチダザリガニ。




最近、北見市郊外の 北の大地の水族館 ( 旧山の水族館 )で 青いウチダザリガニ( Pacifastacus leniusculus) を見ました。私自身は青いウチダザリガニを見たのは初めてでしたが、ネットで検索すると自然状態でも、ごく稀に見られるようです。


この個体は目が覚めるような真っ青でありませんが、こういった青い個体の交配を繰り返して美しい青いウチダザリガニの種苗を開発固定するとかなり人気が出そうです。しかし、日本では特定外来生物に関する法律上、それは無理と考えられます。





ザリガニ類は食べた植物に含まれるカロチノイドから赤い色素アキスタチンを作ることで体の色を赤黒くしていているとされます。





ザリガニに植物性の原料を含まないエサ、例えば熱帯魚ディスカスのエサや、サバだけを与え続けると、やがて青いザリガニになることはよく知られています。






しかし、このようなエサを与え続けるとせっかく青いザリガニになっても脱皮に失敗して死んでしまうような弱い個体になってしまうため、時々は植物性の餌も必要とされています。






ただ、野菜類などもバランスよく食べるようになると、残念なことには再び普通のザリガニの色に戻るとされています。




これとは別に交配を続けて遺伝的に青いザリガニとして固定された品種としては、オーストラリアの真っ青なザリガニのブルーマロン や 米国のフロリダブルー(フロリダハマー)が有名です。


ザリガニ愛好家は結構多いらしく、中でも青いザリガニはマニアの間では、とりわけ人気があるようです。







わが国では、最近北海道で 青いニホンザリガニ が発見されています。この青いニホンザリガニの悲劇に関しては以前、報告したことがありましたが今でもこの個体群が生存しているのかどうかは情報を知りません。なんでも青い青いニホンザリガニ保護条例を作るような話でしたが…………。





ザリガニに限らず一般的に、甲殻類では似たような理由でしばしば青い個体が見られるようで、例えば青いハナサキガニが知られています。 これら青い色の甲殻類たちも茹でると普通個体と同じく赤くなるようです。






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春の屈斜路湖のウチダザリガニ採り

2021-02-11 19:50:08 | ウチダザリガニ
春の屈斜路湖のウチダザリガニ採り



2020-5-30 (土) 晴れ 28℃



朝から孫長男君やってきて、コロナでどこもいけなくてつまらないから、今日はザリガニ採りと魚釣り行きたいなどとやたらとしつこい。



かわいい孫には勝てない。




午前 10:00 夜更かしして朝起きられない孫長女君をおいて総勢5人で屈斜路湖へザリガニ採りに出発した。




今日の屈斜路湖は沢山の人がきていて本格ファッションのフライマン、ルアーマンやカヌーを漕ぎ出す人、のほか家族連れが多い。






地理的に釧路ナンバーの車が8割。




おもいがけず風があり、さざ波が立って水面下の足下がよく見えず、目視にたよるウチダザリガニ採りはかなりの苦戦。




岸近くにはまったくウチダザリガニがいなかった。





岸からかなり離れてシュノーケルをつけて水中にもぐって岩をひっくりかえしては出てくるウチダザリガニを20匹ほど採っているおじさんがいて撮影させてもらったが まだザリガニは岸寄りしていない上に小型で15cm程度のものばかりでした。 







ウチダザリガニとげ三本。




みなさん仕方なく沢山いる川エビをすくって楽しんでいた。



かき揚げ天ぷらにしようとせっせと採りためたのだがザリガニおじさんが言うには、屈斜路湖の川エビはイオウ臭くて食えないとのこと。しかたなく撮影後みんなリリースした。






そういえば以前、屈斜路湖のニジマスもヒメマスもひどい臭いがしてとても食べられなかったことをおもいだした。




屈斜路湖のトラウトたちやウチダザリガニ、川海老などは捕獲を楽しむだけのもので決して食べるためのものではなく キャッチアンドリリースあるのみです。







駐車場売店で まちがってアイスを一個多く買ってしまったりして一休みのあと 今度は釣りもやりたいというのでとある釧路川水系支流へ一走り。












雪解け増水は、はや落ち着いて渓流沿いの新緑がきれいだ。





まだ魚たちは、まったく喰いがたっていない。 





それでも孫次女君が ニジマス アメマス オショロコマ 孫3女君がニジマスとアメマス合計4匹とニジマス1匹釣り落としで終了。



















 

かわいい孫娘たちがきゃーきゃー大騒ぎしながら釣っているのを見るのは心地よい。





釣り上げた渓流魚たちは全て丁寧にもとの場所にリリースしました。



今日は、夜、我が家でパーティがあるので早めに帰路につく。








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屈斜路湖でウチダザリガニ採り

2019-04-06 11:05:23 | ウチダザリガニ
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屈斜路湖でウチダザリガニ採り


201X-10-10 (月) 朝快晴 のち 曇 強風 寒い 寒い。



昨日から子供たちがザリガニ採りたい と騒ぎ出した。



そんなわけで、今日はみんなで屈斜路湖へザリガニすくいに出かけた。



屈斜路湖には外来種ウチダザリガニが大繁殖しているのだ。



まず、ホーマックで タコ糸と 川遊び用の網(タモ)を買った。 



コープで ザリガニをおびき寄せるブタ肉(バラ肉塊)とおやつを沢山。  


セブンイレブンで昼食用のおにぎりなど買って フォレスター と セレナ 車二台で午前 10:30 北見市の自宅を出発。



午前 11:30  屈斜路湖畔のザリガニすくいポイントへ到着。 


採集部隊の面々はウェーダーをはき網や豚肉をつける棒などもってポイントへ向かった。
 


野性のマユミが秋の美しいピンクの実をつけて小鳥が実を食べていた。




現場へつくと なんとこのところの雨で湖の水位が20-30cm も上がっておりザリガニ採り場の岩がほとんど水没しており岸辺の一部分でしかザリガニ採りが出来なくなっていた。





おまけに風が強く水面のさざ波が立って水底まで見通すのが困難。 




ザリガニが出てきてもまったく見えない。



残念ながらこれではいつものパターンでのザリガニ採りはやたらと苦戦、どうしようもない。 




それで、おもったほど沢山のウチダザリガニは採れなかった。























ハサミの付け根に白斑があり、頭にはトゲ三本があり攻撃的外来種ウチダザリガニです。




現在、屈斜路湖には攻撃的外来種の両巨頭であるウチダザリガニとニジマスが大繁殖している。






在来の自然や在来生物に対する影響には固く目をつむる形で皆さん、この二種を大いに楽しんでいるのが現状です。



いまや私たちも多少そんな感じですが、オショロコマにかかわるニジマスに関してはケースバイケースといったところでしょうか。



みんなでウチダザリガニを、いろいろ触ったりして遊んだあと、元の場所にリリースしました。 








この日は残念ながらザリガニ採りが難しく子供たちは仕方なく沢山泳いでいる小魚をすくって遊んでいた。



ザリガニが採れなくて残念だが、子供たちはすぐに別の遊びを始めてきゃっきゃっと大騒ぎしている。





かみさんや長男君は露天風呂で足湯。  



寒いよー。ザリガニ採れなくてブーイング。







陽がかげるととても寒い。 湖畔で昼食。






とりあえずザリガニ採り終了です。




そのあと 駐車場の売店で イモ団子をみんなで食べに行った。



ここのイモモチも、お楽しみの一つです。





イモモチが揚がるまで売店内を見て回る。










このクッシーの後ろにあるの、何 ??。 うーん 何だろうね。








イモモチが揚がったよ。 




あつあつはとてもおいしい。















ザリガニごっそり大漁の夢は破れたが、けっこう楽しい一日でした。





         おしまい。





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屈斜路湖のウチダザリガニ採り

2018-08-11 23:39:10 | ウチダザリガニ
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屈斜路湖のウチダザリガニ採り


201X-7-24 (日)  北見快晴 屈斜路湖は曇



引き続き、帰りに屈斜路湖のウチダザリガニ繁殖地へよってザリガニすくいを試みた。



はるか昔、ニジマスやウチダザリガニが最悪の攻撃的外来種とは誰も知らなかった頃のこと。


摩周湖と同じくニジマスのエサとしてウチダザリガニも放流されたものと考えられる。







ハサミの付け根の 白斑がウチダザリガニの特徴です。





今では、人々は、これら外来種の害には固く目をつむり、もはやメリットのみを享受している。


私も子供たちもここでのザリガニ採りやニジマス釣りは大好きだ。




アタリメと豚肉を凧糸で細い棒の先に縛り付け、このエサで岩場のかげに潜むウチダザリガニをおびき出し小さなたも網で素早くすくい上げる。





しかし、何故か、今日のウチダザリガニはひどく手強かった。




ウチダザリガニのパワーは信じられないほどすごい。



肉片をがっちりハサミで掴んで岩に足を踏ん張ってものすごい力でエサを持って行こうとする。


そうなるとなかなかうまく行かずエサを引きちぎられて取られてしまうことが続く。


たも網ですくおうとしても信じられない早さで水中をピユーッとバックして逃げる。


お手上げだ。


そこで初めからたも網の真上にエサを置いて待つ作戦に変更。


やたら用心深いウチダザリガニがついにエサの誘惑に勝てずネットの上に這い上がってきてエサをハサミでつかんだら、間髪をおかずエイヤッとすくい上げる。







この作戦が功を奏して後半戦になってから次々と6匹のウチダザリガニを捕まえた。



ニホンザリガニ角1本、ウチダザリガニ角3本と歌にあるように、ウチダザリガニの特徴は頭に3本の鋭い角があることです。




かみさん2匹、私が4匹。孫たちはゼロ。


孫たちは、かってはウチダザリガニを見て、きゃーきゃー怖がるばかりであったが最近では慣れて上手にザリガニを素手で掴めるようになった。


素早くパッと背中を掴むのがコツ。


もたついたり、失敗すると強靱なハサミで挟まれかなり痛い目にあう。


長男君が露天風呂に入りたいとひとしきり大騒ぎ。


おじいさんが一人入っていたが、女性観光客たちが足をつけ始めるとフリチンで風呂からあがってきて、足湯はやめろと怒鳴った。


女性たち驚きあわてて退散。長男君もびびって入浴しないことになった。


ニジマスと思われるライズがあちこちにみられるので長竿を出してみたが釣れなかった。


足下からカモの親子が飛び出してびっくり。



孫たちはザリガニ君を飽きるまでいじくりまわして、最後は全部もとの場所に放した。


ここのザリガニ採りはかなり奥深いものがあり、その気がある人はきっとはまってしまうことうけあいです。






さきほどまで、ザリガニ採りが楽しみで3年間、ここのキャンプに通っているという数家族がいた。 

売店で再び全員でイモモチを揚げてもらって食べた。 









そうとう腹一杯になったにもかかわらず、最後は美幌の三八ラーメンで〆となった。


育ち盛りの孫たちにとっては好ましいことだが、私たちは完全に食い過ぎ。 


午後6時過ぎに帰宅した。



終わり。



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屈斜路湖の外来種筆頭、ウチダザリガニとニジマスの繁殖

2018-04-03 21:22:56 | ウチダザリガニ
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屈斜路湖の外来種筆頭、ウチダザリガニとニジマスの繁殖

        



2015-8-22 (土) どん曇り 20℃ 夏にしては寒い


午前11時。屈斜路湖のウチダザリガニ撮影に北見を出発。峠のみやや霧。 


現場につくと、はや何人もの親子ずれの人たちがザリガニ採りをしていた。



あたりがごろごろ岩場になっておりウチダザリガニはそこにいた。


ウェーダーを履いて岸から3m、腰くらいの深さの底を狙った。


棒きれに50cmほどのテグスにアタリメ(スルメイカ)を縛り付け、静かに岩陰に持っていって誘うと、ウチダザリガニがすっと姿をあらわす。


かなり素早い動きでハサミでアタリメをはさんだところで引っ張る。


こちらも引っ張ると向こうも岩に脚を踏ん張ってかなりの力で抵抗、しかしやがて怪しいと気づいてハサミを放す。 


中に、しつこくハサミを放さないでいるザリガニがいる。


ついにこちらの引っ張りに負けて、水中にザリガニが浮いたところをランデングネットで素早くすくう。


ウチダザリガニ採りは多少の自信があったのだが、ここでは思っていたよりは相当難しくて失敗ばかり。


そんなわけで2時間がんばってやっと2匹しかとれない。












突然、水中のアタリメに40cm ほどのニジマスが猛烈アタック、目の前で食いついたがすぐにはなし、ぴゆーっと泳ぎ去った。


一瞬の出来事で、あまりの光景にビックリ仰天したがさすが屈斜路湖である。


大繁殖したニジマスこんな岸辺にもやってくるのだ。


ここで採れるウチダザリガニの大きさは10-15cmと小型。


頭にはするどい角三本、ハサミの付け根には白斑。


この白斑はハサミを開いたときに見えとじると見えなくなる。


アタリメを狙って近づくときはハサミを頻回に開いたり閉じたりするのでこの白斑がぱっぱっとフラッシュ状に見える。


驚くと前にも後ろにも、どの方向にも電光石火の速度で泳いで逃げる。


その素早い泳ぎには驚く。


岩の上に置いて撮影しようとすると、これまたやたらすばしこく水中に逃げ込もうとする。



しかしあきらめるのか、じつとして動かなくなることもある。




夢中になるとウチダザリガニ採りは、面白くて、大の大人でもはまってしまいそう。



そのうち キャンプの子供やその両親などぞろぞろやってきて、大勢でわいわいとウチダザリガニ採りを始めた。






私と違って岸辺から1mもない浅い岩場で、アタリメではなくブタ肉の脂身で次々とおもしろいようにザリガニを採っており、2時間でやっと2匹のシロートザリガニ採りの私は完全に脱帽。



彼らはザリガニ採りが楽しみで毎年キャンプに来る家族たちで今年で3年目というベテラン軍団でした。



私は自分でザリガニ採りをするのを止め、彼らにお願いしてせっせと撮影させてもらった。 













約20数匹のザリガニをみたが、すべてウチダザリガニであった。











ハサミの付け根の白斑はハサミをとじているときは見えないのでそこだけ見るとニホンザリガニと誤ってしまう。



しかし、頭のとげはウチダは3本、ニホンザリガニは1本なので、必ず頭部も見てから同定すべきである。

 


この狭いポイントは知る人ぞ知る有名な屈斜路湖のウチダザリガニ採集ポイントらしくキャンプの子供たちには大人気。



採ったウチダザリガニは茹でて食べる人もいるようだが大方はもとの場所に放すようだ。
 


この湖に繁殖しているニジマスと同じくキャッチアンドリリースが行われている。



屈斜路湖は1938年、湖底火山の活動で硫酸塩が湖底から噴出、水質がPH4まで悪化、イトウをはじめ殆どの魚類が死滅し、その後ながらく死の湖になっていた。



近年、水質の改善を待ってニジマスなどの放流がはじまった。



同時にニジマスのエサとしてウチダザリガニも放たれたと推定される。
 


いまやウチダザリガニは湖に大繁殖したニジマスとともに外来生物王国となった屈斜路湖の隠れた人気スターといえよう。



一見したところ、ウチダザリガニによる目立った被害はないので、これを駆除しようという野暮な動きはまったくないようだ。


一方、ニジマスは生態的には、この付近においてもそうとうな悪の権化として活躍していますが、ここではあえて触れないでおきましょう。


     








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原始の湖シュンクシタカラ湖に攻撃的外来種ウチダザリガニ発見

2017-03-24 15:04:52 | ウチダザリガニ
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原始の湖シュンクシタカラ湖に攻撃的外来種ウチダザリガニ発見

2012-9-1 (土) 晴れ 気温27度C





思いがけずシュンクシタカラ湖にはウチダザリガニがいた。


ヤチウグイ釣りの釣りエサにしたブドウ虫をハサミでガッチリ把持している。


ブドウ虫を放さないのでそーっと引き寄せて近くまできたところを素早くランデングネットですくうと容易に採れる。








おおよそ15-18cm程度の個体で、あまり大きくはない。


















5匹を捕獲して、撮影後もとに場所にリリースした。


おそらく過去にスチールヘッド系ニジマスを放流した時に、ニジマスのエサとして人為的に放流されたのではなかろうか。


摩周湖の例を見るまでもなく、昔はニジマス放流時にニジマスのエサになるようにと、同時にウチダザリガニも放流されるのが一般的であったと聞く。


遠くで大きなニジマスかと思われる魚が跳ねた。




阿寒の原生林の奥の奥、まさに原始の湖ともいうべきシュンクシタカラ湖に最もふさわしくない攻撃的外来種の両巨頭、ニジマスとウチダザリガニがいる。


本来の主役であるべき湖沼型大型オショロコマは絶滅させられた。


これを理不尽とおもうのは、どうも今のところ私一人みたいに見えるのは実に悲しいことだと思う。


オショロコマの宝庫であった渚滑川にすら、いまだに養殖ニジマスの放流を続ける北海道の状況に、学者さん、行政、マスコミ、釣り人の多くが見てみないふりを続けているのも悲しいことだ。


それは、皆さんが現場の状況をまったく知らないこと、情報の圧倒的少なさが原因と推定しています。


そのような意味でオショロコマと放流ニジマスの関係は、このブログの大きなテーマの一つです。


いつの日か、皆さんのご理解が得られることを期待して、このスタンスを続けてゆきたいと思います。




夕方4時 武装解除。


またえんえんと林道を試行錯誤しながら走り帰路につく。


真っ赤な頭のクマゲラが車の真ん前を音もなく滑空していった。


林道にかわいいコギツネが2匹いた。





鹿は信じられないほど多くて油断すると突然飛び出し車と衝突するので要注意。


クマ出没中の看板があった。


野生動物の王国のここでは本当は人間出没中注意といったほうが正しい。


やっと国道にでたらホッとした。




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悲劇の阿寒湖レイクロブスター 釧路への短い旅 その壱

2015-11-22 10:44:22 | ウチダザリガニ
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2014-8-2 (土) 晴れ

悲劇の阿寒湖レイクロブスター。



午後1:30 なんとなく行こうかということになり、みんなで阿寒湖温泉へ一泊旅行へ出かけた。

ネットでさがした格安の阿寒のしにせホテル御前水へむかった。

順調に走って北見から1時間で着いた。

渓流釣りや蝶採りなどを除けば、久しぶりの阿寒湖温泉家族旅行である。





阿寒湖といえば、私の頭のなかではまずはレイクロブスター。

阿寒湖に大繁殖して自然破壊のかぎりを尽くしている攻撃的外来種ウチダザリガニの塩ゆでである。

ザリガニというと聞こえが悪いのでレイクロブスターという洒落た呼び名にしているようだ。

前回食べたものは桟橋の生け簀から取り出したザリガニをその場で生きたまま茹でてくれたもので、ゆでたてはびっくりするほどおいしかったのだ。

阿寒湖畔で以前超おいしいレイクロブスターを食べた、とある食堂へゆき、勇んでウチダザリガニ2皿注文。

え。 あんたらザリガニ食うの? といった意外な店員の反応にちょっと不吉な予感。

前回は生きているザリガニを目の前でゆでたのに、なんだか雰囲気がおかしい。




ほどなく出てきたのはゆでて冷凍してあったザリガニを電子レンジかなにかで暖めたものであった。

茹でたてとはまったく異なり、ぐたっとしていかにもまずそうなレイクロブスター。






このザリガニ、なんだかぐったりしてるね。







生ぬるい異様な味、臭いで、さすがにこれはひどくまずかった。

みなさん、一口食べて吐き出し、顔をしかめて全員私を非難の目でにらみつけた。


あまりにまずかったザリガニ残骸。仕方なく私はがまんして少し食べた。


かっての阿寒湖のおいしかったレイクロブスターのイメージが消えた。

もし、茹でおきのザリガニを使いたいのであれば、もっともっと真剣に創意研究が必要であろう。

できれば 茹でたてか 茹でおきかの区別をメニューに提示すべきだとおもう。これらは天と地ほどの違いがあります。

子供たちに阿寒湖の茹でたてザリガニはおいしいぞと常日頃吹聴してきた私の面目は完全にまるつぶれ。

無言で2000円払って店を出た。

               この項、 続く。




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美味、阿寒湖のレイクロブスター(茹でたてウチダザリガニ)一皿1000円とマリモの危機

2013-06-26 20:09:23 | ウチダザリガニ
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20XX年5月29日  曇り 時々小雨 峠は濃霧 阿寒湖は曇り 寒い。
美味、阿寒湖のレイクロブスター(茹でたてウチダザリガニ)一皿1000円とマリモの危機。

昨夜から、標津川上流に入り、早春のオショロコマの撮影を試みたが、雪解けで水量が多くポイントになるたまりがなくなっていた。


この渓流の春先のオショロコマは明るい色調でいかにも越冬後といった風で、くすんだ色調。やせている。


オショロコマの色あざやかな感じはまったく無い。



そのうち霧雨が強くなり、虹別方面の未調査渓流に向かったが上流に酪農家があり、その汚染水で水が汚く、黒いオショロコマが1匹のみ。

もう一本の川の源流域が未調査であったので、入ってみるとドナルドソンの大養殖場がありびっくり。

頼んで見学させてもらった。 すごい。

阿寒川や渚滑川あたりでこれがヒットしたらアングラーたちが驚喜錯乱するような巨大ニジマス、ドナルドソン成魚がウジャウジャいる。

もし、洪水でこいつらが全部逃げ出したら一体どんなことになるのだろう。養殖場の造りをみるとそれは大いに有りそうな話だ。

今日はオショロコマのきれいどころがおらず数も少なく、天候も悪く、何となく妻の機嫌が良くない。

やっとたどり着いたこの界隈唯一のラーメン屋さんの味噌ラーメンが今日はとりわけまずかったので妻の不機嫌は最高潮に達した。

なんとか妻の機嫌取りを考えた。

先週、新聞か何かで阿寒湖で大増殖している攻撃的外来種ウチダザリガニを色々と調理して食べさせている記事をみた。

今日はこれに賭けてみることにして濃霧の阿寒横断道路をひたすら走って阿寒湖畔にでた。


桟橋では本州方面から来たという沢山のフライマンたちがずらり並んで無心に長い竿を振っていた。

聞くとお目当てのアメマスは今日は皆さん、一匹も釣れていないとのことであった。

今や巨大管理釣り場と化した阿寒湖で釣り人が釣り券を買うフイッシュランドの看板のある店で、ウチダザリガニをゆでてもらった。

桟橋で水から大きな袋を上げると立派なウチダザリガニがぎっしり。



ウルトラマンに出てくるバルタン星人のモデルはこいつに違いない。





試しに一人前ゆでてもらって二人で食べた。一皿1000円。茹でたては極めて美味。あまりのおいしさにびっくりした。


妻の機嫌も一変になおった。ザリガニは比較的小さいので、一人で5皿くらいは食べられそうだ。


阿寒湖はマリモが有名だが、何百年もかかって出来た立派なマリモをウチダザリガニが食べるというので急に大問題になっているらしい。

大きなマリモの内部をくりぬいた格好で食べ、その中にウチダザリガニが居座っていると店の人が話していた。

本当なら正にマリモの危機、おぞましい光景だ。

カニカゴに鯉の切り身を入れて沈めておくだけで阿寒湖のウチダザリガニは無尽蔵に採れる。

ザリガニ料理を色々工夫してザリガニスープやザリガニチャーハンも相当人気らしい。

ザリガニというと引いてしまう人が多いというので、ここではレイクロブスターと洒落た名前で呼ばれている。

味は文句なし美味なので価格や流通・供給体制、宣伝次第では相当人気が出ると思う。

しかし、生態系破壊の権化みたいに扱われている攻撃的外来種ウチダザリガニの将来は、絶滅危惧種ニホンザリガニとの深刻な関係もあり微妙だ。

阿寒の町はずれの店で、まりも羊羹そっくりに作った、緑色のおいしいマリモ豆腐をおみやげに買って北見にもどった。

こんな変わった豆腐は阿寒にしかない。食べてしまってから写真を撮り忘れていたのに気づいた。




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ウチダザリガニと放流サクラマス

2012-08-16 20:31:53 | ウチダザリガニ
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2010-9-11(土) 晴れ 
以前、阿寒湖で食べた茹でたウチダザリガニはとてもおいしかった。そこで、かねてより気になっていた北見市の富里ダムのウチダザリガニを採ってゆでて食べようということになり、みんなで我が家の近くにある富里ダムに出かけた。きっと腹一杯食べるほどのウチダザリガニは採れないだろうということでコンビニで昼食を買っていった。富里ダムに流入する砂防ダムのある川の落差こうで石や岩の間にかくれているウチダザリガニをスルメを釣り針に引っかけて誘い出しハサミでつかんだところをゆっくり上げて、素早くタモですくう方法で7-8cmから20cmまでのウチダザリガニ大小6匹採集。スルメに近寄るときやスルメをハサミで挟んで石の下に逃げ込む動作は意外と素早かった。



ハサミのつけ根に大きなよく目立つ白斑がありますが、これがウチダザリガニの特徴です。





まさにバルタン星人です。このハサミではさまれたら悲惨なことになりそう。


ニホンザリガニとげ一本、ウチダザリガニとげ三本 と歌に歌われていますが、ごらんのとおりウチダザリガニの頭には突起が3本あります。


ガスコンロと鍋で塩を少し入れてゆでて食べたが今日はゆでる時間がやや短かったせいか阿寒湖ほどはおいしくない。ウチダザリガニのカニ味噌は苦かった。要するに私たちの湯でかたが下手なのだ。




ザリガニがゆであがるのを待っているところ。



ゆであがりました。


残念ながら茹でるのが下手くそで阿寒湖ほどおいしくはできませんでした。 ゆずりあいながら 食べました。


砂防ダム下には富里ダムから遡上してきたサクラマスが多数産卵のため集結し、ひしめいていた。釣り人が一人きた。チビヤマベやチビ虹鱒がけっこう釣れるようだ。この渓流には脱皮したばかりのウチダザリガニもみられ、盛んに繁殖しているようだ。唯一の在来種フクドジョウが数匹見られた。大きな鯉がすぐそばを泳いでいて、なんとかこれを釣ろうとしたが当然無理であった。鯉のほか、富里ダムにはヘラブナも放流されている。昭和62年に完成した富里ダムには、鯉、ヘラブナ、ワカサギ、ニジマス、ヤマベ(サクラマス)とウチダザリガニ? 等が放されたが、これらのうち ウチダザリガニだけはその後、攻撃的外来種として差別悪党扱いされている。しかし、いまや完全に市民権を得てしまった外来種、本州でのアメリカザリガニと同様に、子供たちの遊び相手として富里ダムで最も人気があるのはウチダザリガニのようだ。ウチダザリガニ採りの網を持った親子ずれが喜々としてザリガニポイントへ走ってゆくのが見えた。ローズヒップが管理棟近くに美しい実をつけていた。 








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