オショロコマの森ブログ5

渓流の宝石オショロコマを軸に北海道の渓流魚たちと自然を美麗画像で紹介します、

ニジマス侵入防止ダム

2021-06-30 20:35:44 | ニジマスによる被害
ニジマス侵入防止ダム







20XX-9-28 (日)  晴れ


この日、あちこちの渓流をまわった後に、帰りがけ1年ぶりに美しいオショロコマが棲む FZK川で釣ってみた。



珍しく、最初に小型アメマス。




いつもどおり美しいオショロコマが釣れたが、個体数はかなり減ってきているようだ。


















ここでは、はやオショロコマの産卵が始まっているのか、少し産卵しはじめたような気配の♀もみられた。


















腹部の黄色い成熟♂は美しくて精悍な魚体でたのもしい感じ。

















撮影させていただいたオショロコマたちは全て丁寧にもとの場所にリリースした。



この渓流はニジマス大繁殖河川M川の支流である。ニジマスたちはすぐそこまで来ている。













途中、高さ5m ほどの砂防ダムがあり、そこまではニジマスの侵淫が顕著だが、さすがの攻撃的外来種筆頭ニジマスも、このダムを越えてオショロコマ棲息水域心臓部には侵入することができないでいる。





この砂防ダムは偶然にも、アメリカで積極的に建造されているという在来稀少トラウト(カットスロートなど)を外来魚侵入から守るための、外来魚侵入防止ダムの役割をはたしている。



しかし数十年後には、恐らくこの砂防ダムは埋まってしまったり、底抜けをおこすなどしてその機能を失ってゆく可能性があり心配といえば心配である。



ダム下を釣ると次々と小型ニジマスが釣れたが、これらのニジマスは全てダム下にリリースした。




撮影させていただいたオショロコマたちは全てダムの上流に丁寧にリリースした。









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とある誕生会とテシオソウ

2021-06-25 08:25:34 | 北見市の出来事
とある誕生会とテシオソウ



20XX-5-30 (土) 雨ののちくもり のち晴れ



この日、かわいい孫たちが中心となって私の誕生会をやってくれました。






今日はジイジの誕生会だからね。






ちゃんとプログラムも作ってあります。















クライマックスの誕生ケーキ。








かわいい孫たちとの至福のひとときです。






歯が抜け替わってきました。





はしゃぎすぎてとうとう寝てしまいました。





年月が過ぎると孫たちの頭はほかのことで1杯になり、一般的におじいさん、おばあさんのことなど忘れてしまうのが普通です。





かわいい孫たちは、あと、どのくらいの期間、ジイジの相手をしてくれるのだろうか。








テシオソウ Japonolirion osense f. saitoi


テシオソウは旭川に住んでいた頃、高山植物を扱っている山草店でとても安い価格で購入したものだが、私のお気に入りの山草だ。道北の山地、蛇紋岩地に分布するようだが野生のものは見た事がなかった。この頃は、勢いがついて株が大きくなってきたので割って別の場所にも移植した。しかし、個々の株には寿命があるようで15年〜20年で消えてしまうという。その後北見市に転居したときにも持ってきて北見市の私の高山植物園で毎年花を咲かせていたが、ある年、春になっても開花がなくいつの間にか消えてしまっていた。








真っ白い牡丹の花が咲いています、






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オショロコマ成魚ばかりの渓流の行く末は ? 。

2021-06-19 20:17:32 | 渓流魚、蝶、自然
オショロコマ成魚ばかりの渓流の行く末は ? 。




20XX-10-9  (木) 晴れ



本当に久しぶりに知床半島ウトロ側の渓流 H川に入った。




林道横の鹿よけ柵の前まで車を進めたら生い茂った草木のなかにフォレスターが沈んでしまった。



鹿よけ柵の扉をこじあけて、うっそうと草木が茂る川岸をしばらく進んだ。


陽がかたむいて薄暗くなってきたが、そろそろ活動が活発になるヒグマ君の恐怖をこらえながら川へ降り上流へと遡行をはじめた







ここは以前からヒグマの痕跡がとても目立つところで、こんな時間に、出来れば入って行きたくないのだが久しぶりに、どうしてもここのオショロコマを見たくなったのだった。



H川には、いつのまにかとても立派なコンクリート橋ができており、すぐ下が立派なたまりになっていたがまったく魚信なし。



そこから下流を見渡すとそうとう良さそうなたまりが続いているが、良さそうすぎて恐らく魚はいないと直感した。



そこで鹿ゲートの上流へむかったのだが、ここぞというところでもまったく魚信がない。





この川特有のなんとなく白っぽく濁ったような水で、川底も滑りやすい。



急流をわたるとき滑って転倒しそうになりひやーっとした。





それにしてもいつもと違って魚がいない。 とうとう、この渓流最高のポイント大きな天然プールへ到達。ここは従来、オショロコマが群泳するとても魚が多い場所だった。 




しかし当初はまったく魚信なし。一体どうなっているのだろう。





それでも入念に流すと、やっと良型♂がこの渓流独特の真っ黄色な腹部を見せながら釣れてきた。











ここの♂はしばしば腹部の黄色がとても美しくなるため、従来私のお気に入りの個体群であった。




ここで粘って 3♂♂2♀♀を釣った。 















♀はくすんだような体色に細かな赤点紋理で腹部は白く産卵途中かなといった個体であった。
















それ以上は釣れず、さらに上流のたまりをいくつかさぐったが魚信なかった。




あたりがとても薄暗くなり、今日は上流のダムまではゆかず引き返すことにした。





川底をよく見ると砂防ダム下流域の特徴で、大石や大岩ばかりが目立ち砂礫や小さめの石がない。




要するにオショロコマの産卵場所に適したところがほとんど無くなっているのに気づいた。





実際に成熟した個体ばかりで幼魚・若魚がまったく見られず、ここではオショロコマの自然再生産がとどこおっている可能性が示唆された。





この渓流の砂防ダム群の下流域に棲息する、この渓流独特の黄色い腹のオショロコマの行く末が気になるところだ。


撮影させていただいたオショロコマたちは全て丁寧にもとの場所にリリースしました。







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6月のエーデルワイス ( レブンウスユキソウ )

2021-06-11 16:07:21 | エーデルワイス
6月のエーデルワイス ( レブンウスユキソウ )


  


私の庭の高山植物園には約30年以上にわたって毎年、6月中旬にはレブンウスユキソウが最も美しい見頃になります。


かって旭川に住んでいた頃、旭川山草趣味の会のどなたかが実生で増やした鉢植えをいただいて、それを地植えにして株分けをくりかえして増やしたものです。




けっこう手間暇がかかる高山植物で、株分けや植え替えや施肥、水やりなどこまめに気をつかって、いくどか全滅寸前の危機も、なんとかのりこえて今日にいたっています。





















今では、庭の高山植物園で、私の一番のお気に入りの植物です。ちなみに原産地礼文島のエーデルワイス群生地では、このようなはでやかな大群落は稀で、他の植物の合間にパラパラと散在性に見られるものが多く、意外と地味な植物に見えてしまいました。
















ウスユキソウの類いは好きで オオヒラウスユキソウ、ハヤチネウスユキソウ、ヒナウスユキソウ、チシマウスユキソウその他栽培してみましたが鉢植えではなんとか保てるが地植えにするとことごとく消えてしまい、結局ロックガーデンに仲間入りさせることはできませんでした。


有名な映画「サウンドオブミュージック」に出てくる歌「エーデルワイス」と類縁の植物です。いわゆる花期はとても長くドライフラワーみたいになる秋おそくまで鑑賞できます。 You tube でエーデルワイスの歌 などを聞きながら写真を見ていただければ最高です。



エーデルワイスは過去にも数度、このブログに登場したことがあります。そちらもあらためて見ていただければ幸いです。








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枯葉ヤマベ : 11月のヤマベたち

2021-06-05 19:36:29 | ヤマベ釣り
枯葉ヤマベ : 11月のヤマベたち。


20XX-11-2 (金) 曇り のち晴れ 12度C  寒い



今日、秋も深まったこの渓流には、ヤマベ の他にアメマス オショロコマ、ニジマスがいた。




今回は、この日撮影できたヤマベの画像を提示したいと思います。




ここのヤマベ2年魚は他の渓流のものとやや異なり、なんとなく鼻先が尖っているのが特徴だ。











秋も深まり婚姻色が出てくる頃、その傾向はさらに強まる。



60cm 級の遡上大型サクラマスはもはや見かけなかったが、ヤマベたちは既に産卵行動に参加し、キズだらけのものもみられた。



なかでもヤマベ3年魚に見られた生々しい噛みキズは産卵行動時にオスサクラマスに噛まれたのだろうか。





この時期のヤマベは夏場と異なり身に脂分は無く、ぱさついてまずいのですべて撮影後リリースです。


















他の渓流でこの時期しばしばみられる真っ黒い クロンボウヤマベ : クロヤマベ はここでは釣れませんでした。









この時期のヤマベはヤマベ釣り師の間では 枯れ葉ヤマベ と称されます。




雪解け直後のヤマベ越冬個体を 雪代ヤマベ : ユキシロヤマベ と呼ぶのと似たような感覚の呼び名だと思います。




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