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キタキツネに餌をやると。
2023−6−2( 金 ) 晴れ
この日、北見市近郊のT川上流の支流の渓流魚を調べた帰路、なんとなくいつもとは違った林道を通って近道をしたつもりが、見知らぬ林道へ迷い込んでしまい、あちこちウロつく羽目に陥った。
途中、キタキツネに逢った。林道の遠くからトコトコとまっすぐ私のほうに向かって歩いてきた。
自然度の高い山林で逢うキタキツネは、一般的に人をみるとまっしぐらに逃げてしまうのだが、時々このようなキツネもいます。
多くは、人間に餌をもらった経験のあるキツネで、それを期待して恐る恐る寄ってくるのです。
やがて、相当、人慣れしてしまって所謂 観光キツネ と呼ばれるキツネたちもいます。
餌、欲しいなあ、何かちょうだいよ。美味しい餌、お願い。
たとえばキャンディや甘いお菓子や、塩味の食べ物、カッパえびせんなどは、自然界で野生のキツネがこれまで経験したことのない強烈な味で、いわばdrug 的な味かもしれません。野生のキツネの世界で普通はあり得ない強烈な味だとおもいます。
人間からの猛烈刺激的な餌ほしさに林道で車の前に転がったり、おすわりするような芸達者な観光キツネもいます。
この強烈な甘み、塩味はキツネの消化管に、かなりの悪影響をあたえるようです。
いったん観光キツネになってしまい 常習的に猛烈な甘み、塩味などの餌を摂取するようになると腸管が広範に障害され、やがて慢性の下痢がはじまります。さらに人間からの餌をもらい続けると慢性の下痢で体力、免疫力が低下して皮膚には強い痒みを伴う疥癬虫がはびこるようになります。
痩せさらばえて、疥癬による皮膚炎で体毛がすっかり抜けて、よたよたしている観光キツネのなれの果てみたいな個体をみることは稀ではありません。こんなキタキツネは早晩、死の転機をとります。
そんなわけで、キタキツネには決して人間界の食べ物を与えないようにとされていますが、キツネ君はとてもかわいいのでつい、餌をなげてやる人はあとをたたないようです。
このキツネ君はきっと、この林道を通る人間 ( 私みたいな釣り人や林業関係者? )から時々餌をもらっているのでしょう。
以前はそんなことは知らずにキタキツネに餌を与えたことがありましたが、この20年ほどは決して餌をあげません。
おじさん、餌くださいよ。おねがい。餌ちょうだい。
近くに寄ったり、また向こうにいったり。また上目ずかいの寄ってきたり、しばらく私のまわりをウロウロしていましたが、どうも餌をくれる可能性は無いと悟ったのか、どんどん向こうへいってしまいまし
た。
帰宅すると我が家の庭にはこんな花が満開でした。
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