オショロコマの森ブログ5

渓流の宝石オショロコマを軸に北海道の渓流魚たちと自然を美麗画像で紹介します、

オショロコマ復活の奇跡?

2024-12-28 20:04:44 | ニジマスによる被害
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オショロコマ復活の奇跡?





2024-11-2 (土) 曇り 8℃

この日向かった渓流では一時は継続的ニジマス放流のためオショロコマが壊滅的に激減した。


しかし、その後地方自治体による継続的ニジマス放流が生態系保護などの視点から中止になり、さらに積極的ニジマス駆除行われた結果、近年オショロコマが復活し始めている気配が感じられていたが、久しぶりに調査に入りました。


最初に放流ものヤマベの末裔と思われる2匹が釣れた。かってはニジマスとともに放流されたヤマベたちは下流域にあるダム湖を海に見立てた格好で、それなりの生態系ができていたが、継続的放流が途絶えてからは急速に個体数が減っている。
















もともとこの渓流では陸封されたアメマス(エゾイワナと呼ぶこともある)は多かったが、放流もののニジマス、ヤマベが増えてからは個体数が減ってきた印象を持っていました。しかし、この日、小型個体ばかりではあるがアメマスはとてもよく釣れて、明らかに数が増えていた。














































































小型アメマスはとても多くて、呑まれるのを嫌い、早合わせに徹しているため釣り落としは10匹以上を数えたが、確実に釣り上げて撮影後リリースしたものは21匹。










オショロコマは昨今さらに個体数が増えつつあり、この日は時期的にとても喰いが浅いため釣り落としも多かったが確実に釣って撮影後リリースしたものは 19匹。





























































































オショロコマはこの時期の常で、すでに段階的に産卵行動を行っており、痩せて腹部が引っ込んだ成魚も見られました。


オショロコマはサケマスのように一気に産卵し尽くすことはせず、時間差で段階的に産卵するのは、種族保存のためには合理的な戦略かもしれません。
















この日のオショロコマの外見をみると、ある一定のパターンに収束することなく実に多様性に富んでいて驚きました。実はこの水域のオショロコマ成魚は従来外見的にはくすんだ淡い色調に小さな赤点紋理といった独特のものでした。


















しかし、この日のオショロコマたちは種々のパターンの外見が目立ち、おそらく遺伝的にも多様性に満ちた個体群に見えます。一旦、激減したオショロコマが復活しているのは明らかですが、この外観の多様性の理由はいろいろ考えましたが、今のところ。よく説明できません。





今日のオショロコマのように、幼魚から若魚の時期の外見は多彩だが、最終的に完全な成魚になった時には元のこの渓流独特の外観に収束するかも、という仮説を立てましたが、どうなるかは経過を見なければわかりません。











さて、一時期はオショロコマを圧倒して繁栄していたニジマス。  継続的放流が途絶え、さらに釣り圧に屈して衰退しつつあるニジマスは、どうでしょうか。 



今日は、かろうじて幼魚から若魚を4匹確認できたに過ぎずニジマスの衰退は明らかです。幼魚がいることからいまだに自然繁殖が続いていることはわかりますが、今後は消えてゆくのかどうか慎重に様子を見たいと思います。































ニジマスは継続的放流が無くなったとしても、将来は生存に適した北海道のいくつかの渓流においては帰化外来魚( 私の造語です) のような格好で在来魚と共存しながら居ついてゆく可能性は全くないわけではありません。



自然や生態系は、太古の昔から日々大きく変動しつつあります。ある特定の時期の特定の生態系にのみ固執するのは、この後に及んでは、状況によってはナンセンス( ブラックバスやニジマスやブラウンしかいなくなった閉鎖水域でこれらを駆除することなど )、といった場合もあるといった感情が強くなっている昨今です。



しかし、私達にとって今ある有用かつ貴重な古来からの生態系を破壊するような外来種放流には当然ながら断固反対すべきと考えます。



継続的放流で一時ニジマス一色になるほどオショロコマが衰退したが、継続的放流の中止とその後の釣り圧でニジマスが激減、近年オショロコマが復活しつつあると考えたいところですが今後、さらに慎重に経過を見て行きたいと思います。




この日撮影できたのは、繰り返しになりますが ヤマベ2、 ニジマス4。       

アメマス21、 オショロコマ19 でした。   

明らかにニジマスとオショロコマの立ち場が逆転しているかのように思われます。

 なお提示した写真枚数と個体数は関係なく、同一個体を何枚も撮影したものもあります。




このあたりは保安林で鳥獣保護区のせいか鹿撃ちハンターたちの手を逃れたエゾシカがものすごく多い。夕方になると林道から国道へ出るあたりは 多数道路へ出てくるので走りにくいことこの上ないのです。










秋の終わり、落葉のカラマツの葉が黄色くなって、その後一斉に葉が落ちると林道が黄金色に染まります。









この日の夕食は野菜スパ。美味しい。








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オショロコマ7匹、アメマス8匹、ニジマス9匹。

2024-08-14 12:15:49 | ニジマスによる被害
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オショロコマ7匹、アメマス8匹、ニジマス9匹。

2024-6-14 (金) 曇り 17℃




午前11時15分、北見市の自宅を出発、近郊のとあるオショロコマ、アメマス生息水域に放流ニジマスが侵入して久しい渓流へ、これらの魚たちの勢力関係を見に出かけた。




今から40年ほど前、いわゆるバブル時代に流行し始めたルアーやフライによるカッコいい釣りの対象魚として、この水域には継続的なニジマス放流がしばらく続いた時期があった。




その結果、21世紀初頭頃にはオショロコマとアメマスしかいなかったこの水域は自然繁殖したニジマス一色になってしまった。




その後、バブル崩壊とともにニジマスの継続的放流は終わり、やがて消えてしまったかに見えたオショロコマやアメマスの姿がゆっくりゆっくりと復活し始めて現在に至っています。






ニジマス放流によりいったん消えてしまったオショロコマが復活した例はこの渓流のほかにもいくつか観察してはいるが一般的にはごく稀な現象でです。




普通、私の経験上、単発のニジマス放流ではニジマスが定着し自然繁殖を繰り返してそこにいつくことは稀と思われます。




放流ニジマスが生き残って産卵行動を行うのは一般的にオショロコマの主たる生息域、源流域で、そこではニジマスの卵や幼魚はたちまちオショロコマの餌食になることは容易に推測できます。





在来の渓流魚を駆逐し消滅させニジマス一色の川にするには、源流域のオショロコマ勢力を弱めて、さらにニジマスの卵や幼魚捕食による被害を凌駕するほどの継続的放流が必要と考えています。





すなわち不定期もしくは単発放流のニジマス汚染は、積極的な駆除で釣りきったり、オショロコマによるニジマス卵、稚魚の捕食のため、ニジマスがいつくには至らないと考えています。オショロコマは意外と獰猛で小型ヤマベを捕食することも稀ではありません。










この水域のオショロコマは概して鮮やかさがなくメリハリのないくすんだ外見の個体が多く、ここのオショロコマの特徴と思います。若魚から成魚まで見られましたが、今日は7匹しか釣れず、かってオショロコマが繁栄していた頃の面影はありません。





















































昼食はコンビニで買った助六寿司が多いのです。こしあん白大福も。 







アメマスは白点紋理が小型化し暗色調の外見で、下流域の大型ダムなどのため海との交流が途絶えて半世紀以上、エゾイワナ化して命脈をつないでいる個体群です。この日はあまり大型の個体は見られず、8匹を撮影できました。



アメマス幼魚たち。

















































この時期、オホーツクに多いクリンソウが満開になります。



継続的ニジマス放流が行われていた頃ほどではないがニジマスは今でもこの水域で最も強い勢力を誇っているかに見えます。





































今日、釣れてきたアメマスやオショロコマと比べると大型であること比較にもなりません。幼魚こそ確認できませんでしたが若いニジマスも多く、未だ順調な繁殖行動が行われていることがうかがえます。















もちろん、ほかの二種と比べるとニジマスの釣り味は比較にならないほどの快感で40cmクラスの個体は流れに乗って猛烈な引き、激しい跳躍など3.0mの渓流竿が折れてしまうのではないかと思ったほどでした。この日は9匹を撮影しましたが他に逃げられたニジマスと思われる個体はかなりありました。





































帰路、えんえんと原生林の中を走ります。わだちは来るときの私の車のもののみでした。



エゾシカがやたらと多く、野生の王国みたいですがカメラを向けると、たちまち逃げてしまいます。野生だ。






夕食はわが家から車で3分のハンバーグ専門レストランのビクトリア。よせばよかったがステーキ。硬かった。ここでは、迷わずハンバーグを注文すべきです。最近、月に3回はきています。












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オホーツク、5月上旬のニジマス釣りの実際。

2024-07-21 21:24:54 | ニジマスによる被害
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オホーツク、5月上旬のニジマス釣りの実際。


202X-5-7 (日) 晴れ 13℃ 夕方から冷え込む。


朝9:50 北見市近郊のニジマス繁殖河川へ早春のニジマス釣りに出発。大型ニジマスたちの源流域への遡上産卵は、はや終息しておりこの日はいつきのニジマス狙い。


11時過ぎに最初の目的ポイントへ降りたが、昨夜かなりの雨が降っていたせいか増水著しく激流となっておりポイント消失、釣りは無理で早々に引き上げた。この日、ニジマス繁殖河川の本流はどこも笹濁りになって増水著しい。



そこで多数ある支流の一つに入ってみたが支流も同様で釣りにならず奇跡的に虹20cm 1匹のみ。





繁殖したニジマスが在来のオショロコマを、ほぼ駆逐しつつある支流へ入ってみるとあたりが鬱蒼としたいわゆるオショロコマの森であるために、かなりの雨にもかかわらず川の周囲の保水力抜群でさほどの増水は来していない。入渓地点から下流500m ほどを釣ったが 小型オショロコマ4 小型虹~25cm までのニジマスがまあまあつれた。










最後に最も自然度の高い、あまり裏切られたことのない渓流に入った。いつもアメマスやニジマスの多い橋から川に降り上流域をさぐるがまったく魚信なし。


少し降って大きな深い溜まりを探るが魚信なし。その下流の大たまりでやっとアメマス25cm 1 、小型虹2、下流の小滝下ポイントで虹鱒 25cm 2 。



シマヘビが交尾していた。





最後にこの渓流の本命ポイントへ入った。ニジマスがぽつぽつ釣れ続ける。




















午後5時を過ぎ、急に寒くなって来た頃から思いがけず喰いが立ち信じられないようなニジマス入れ食い状態となった。































こんなにもいたのかと思うほどよく釣れた。















































多数の小型~25cm のニジマスの他 50cm 大型オスニジマスもかかり、このポイントでニジマスの強烈な引きを、かなり堪能できた。






























釣り上げたニジマスたちは水中で手早く撮影し、速やかに元の場所にリリースした。



しかし、寒いこと、最後はとうとう震えがきて手もかじかんで低体温症寸前になってしまい、危険を感じて釣りは終了。 午後5:50帰路につく。





帰路、車もまばらな国道をいい調子で走っていたら前方からすれ違う時にパッシングしてくれた車がいてゆっくり行くと見事に隠れた〇〇カーが潜んでいた。パッシングの知らせはありがたかった。この国道でパトカーを見たのは数年ぶりだ。




夕方 6:40 帰宅。夕食はトリトンお持ち帰り生寿司。



軟口蓋 昨夜半からヒリヒリ違和感。少しづつ いずいような痛みになりパブロンと葛根湯を服用。夜など寒い部屋で寝落ちしたりして風邪ひいたかな。コロナ、インフは陽性ではなく RS ウィルスあたりかな。



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早春の山岳ニジマス。

2024-07-07 11:33:34 | ニジマスによる被害
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早春の山岳ニジマス。



早春、そろそろ雪解け増水も収まったのではないかと、山岳ニジマスを見に出かけた。午前10時、北見市の自宅を出発。約35分で目的の渓流に到着。




渓流へ降りてみると予想は外れて未だ水量多くゴウゴウとした流れで水位は最適の時期から30cm
は上昇しており、どこがポイントかわからなくなっていた。




なんとか流れの穏やかなところを探して釣ってみたが、釣りにくくて嫌になってしまう。














これは枯れ木ではなく川に倒れこんだばかりの木ですがエゾシカが寄ってたかって生皮を剥いで食べてしまい、あたかも枯れ木のように見えているのです。




この生々しい木くずは腹ペコヒグマが倒木内の甲虫幼虫を探した後です。






早春の山菜、美味しそうなコゴミはまだ出始めです。





この辺りには少ないエゾノリュウキンカが花をつけていました。






この渓流が山岳ニジマスの繁殖河川である証拠のニジマス稚魚です。実は良型ニジマスよりも、これを確認したくて本日この渓流に来たようなものなのです。




デカニジマスではなくて、このようなニジマス稚魚が多くなれば、本当の意味でニジマス川と言わざるを得ません。



かって、ここにはオショロコマとアメマスが繁栄していましたが今ではこれらの在来魚の多くは姿を消して、今やニジマス川になってしまいました。 もう、こうなってしまっては、この渓流でのニジマス駆除を叫ぶのはもはや手遅れ、陳腐なことです。





















このような状況だからこそ、今現在、在来魚が繁栄している渓流へニジマスを放すことは厳に慎むべきだと思います。釣り人たちが喜ぶからとか、地域起こしになるとかといった単純な理由でその愚を続けている地方自治体があるとすれば、もう目を覚まして欲しいものです。




冬を越したばかりの山岳ニジマスたちはまだみずみずしいお肌にはなっていませんが、まさに野生的、今後は帰化外来魚みたいな形でこの渓流で繁栄してゆくのでしょうか?。
















下流域のデカニジマス釣りも好きですが、かってはニジマス生育には不適と思われた山岳渓流でのニジマスの状態にも興味がある昨今です。近年、ヒグマが増えているのには辟易していますが。


















この良型ニジマスの口キズは、おそらく昨年、私がつけたものかもしれません。リリースした時はなんともなかったのですが。














ギンケ化(降海型)した?ニジマスでしょうか。











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2023年早春初めてのニジマス釣り。

2024-01-18 09:34:15 | ニジマスによる被害
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2023年早春初めてのニジマス釣り。





2023-4-21  (金)  晴れ  すごい強風


晴れているがオホーツクの早春特有のすざまじい強風が吹いている。広大な畑地からもうもうと撒き上がる砂塵のせいで近くの山々も煙って見える。


朝10:00.今年はじめての渓流釣りに出かけた。走向中、強風でハンドルがとられそうになる。信号で停車中も強風で車が揺れ、まるで以前東日本大震災のとき、地震で走行中に車が揺れた時に似ている。交通安全の黄色い旗、山火事注意の赤い旗、すごい強風でちぎれんばかりにたなびいている。

 

ゆっくり走って目的の渓流沿いの林道に到着。しかし、目的の林道は今回はゲートに施錠され5月31日までの通行止めになっており残念ながら引き返す。




そこで別の渓流にむかうとゲートは開いていたが、今度は林道にまだ雪が積もっており引き返す。

 



しかたなく、かってオショロコマが繁栄していたが、放流ニジマスが自然繁殖して野生化ニジマス一色になってしまった近郊のニジマス川へ向かった。






雪解け増水は終わり水量はやや多いが渓流の状態は落ち着いている。








いつもながらニジマスは多かったが、渓流の規模を反映して15-20cm ほどの個体が多い。



















































しかし小型ながら渓流竿で釣るとかなりの強烈な引きで今年初めてのニジマス釣りを堪能した。





























小型のニジマス23匹を釣り、喰いが甘いせいか10匹ほどを釣り落とした。釣り上げたニジマスは手早く水中で撮影したあと、全てリリースした。すでにニジマス一色になってしまった渓流でニジマスを駆除しても、それはもはや無意味なことだとおもう。




















この水域のかっての住人オショロコマは、ニジマスのために消えてしまったかにみえるが、この日、ただ1匹が釣れてきて絶滅してはいないことがわかった。しかしこの水域からオショロコマが完全に消えるのは時間の問題だと思う。








凄烈な渓流の水は手が切れるほど冷たくて、この日の水温は 8-9℃であった。外気温は10℃ほどだが、強風のせいか体感温度はかなり低くなり、体が次第に冷え切ってゆくのを感じる。








ひとしきりニジマス釣りを堪能したあと、季節の桜餅とカシワ餅を食べて一休みした。







フキノトウがいたるところに出ていた。強風のなか寒さにふるえながら初釣り終了。 








午後3時30分、武装解除、帰路に着く。 順調に走って1時間すこしで帰宅。




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晩秋の楽しい野生化寒ニジマス釣り

2023-12-28 14:10:49 | ニジマスによる被害
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晩秋の楽しい野生化寒ニジマス釣り







晩秋のとある日曜日  晴れ  寒い


かみさんと孫たちは朝から近くの温泉に行ってしまった。 この日の午後、なんとなくニジマス釣りたいモードになった。


近郊の十勝川支流 T 川の支流 KU 川へ入った。この川はかってはオショロコマが豊富に棲息していたが放流ニジマスが自然繁殖をはじめて10年ほどの間に、ほぼ壊滅、下流域一帯はニジマス一色に置き換わってしまった。



最初の大たまりをそーっとのぞき込むとニジマス20-30cm が5-6匹 瀬じりでゆらゆらと泳いでいる。


しかし、うかつにも私の姿を見られてしまい、ニジマスたちは岸辺のボサ下などに次々と隠れた。


このあと、釣り登ったがどこまでいっても魚信なく1 時間で川をあがった。


こんなことは滅多にないことだが、だれか釣り人が入ったのだろうか。



物足らず 近くのT川の別の支流に入った。いつもの赤い橋下流の良ポイントから釣り始め、2時間ほどでニジマス30cm 1 、幼魚~25cm 9 合計10匹を 釣っては撮影、リリースしました。





















これから冬に向かってニジマスたちはよく食べてよく肥えて、活性高くいわゆる寒ニジマスといった外観です。

















渓流の規模から大型個体はいませんでしたが、パワー満点、よく引き、よく跳ねて、テールウォークで水面を走ったり、ドキドキわくわく、楽しい野生化寒ニジマス釣りとなりました。

































あたりが暗くなってきたので 4:30武装解除。







この時期、日没は早くなって、夕焼けがきれいでした。











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2023-10-14 のニジマス釣り。

2023-10-15 21:46:24 | ニジマスによる被害
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2023-10-14 のニジマス釣り。





2023-10-14( 日 ) 晴れ  23℃


今日は懸案のイチゴの植え替えをやる予定でしたが、あまりに天気がよいので昨日につづき今日も近郊の渓流へニジマスを見にでかけました。


午前11時。北見市の自宅を出発。


ここは最後のコンビニです。この先には店はありません。昼食のサンドイッチ、渓流釣りの時だけのおやつとして、塩大福とモンブランなどを購入。



この先にはガソリンスタンドはありません。



だんだんカーラジオのはいりが悪くなり、スイッチを切るころ、目的の渓流が近づいてきます。



今日の水量はちょうどよい。草木の葉が落ち、遠くまで見通しがよい。普段は急流で渡れない向こう岸へも徒渉できた。



このあたりはヒグマの濃厚棲息域でナップザックの中にはクマ撃退スプレーと大型のナタが入っています。万一の時には、九死に一生を期待して戦うのみとの、とあるヒグマ研究家の方の持論に従ってはいますが….。



渓流では流れの音でクマよけ鈴は無効、私はせっせとホィッスルを鳴らしながら釣っています。




いいぞ、今日はデカニジマス大釣りの期待。しかし。





今日の渓相は最高なのだが、なぜか魚がいない。


次々にかかるのは小型のニジマスばかり。それでも流れに乗ってよくファイトする。




















ここでは滅多にみられないヤマベ幼魚が二匹。










やっと、渓流竿をつの字に絞り込んだ良型ニジマス。 このあと魚信がまったくなくなった。












この日釣ったニジマスたちはすべて丁寧にもとの場所にリリースしました。





この渓流はかってはオショロコマのみが豊富に棲息していたが、放流ニジマスが自然繁殖をはじめ、とうとうオショロコマを駆逐した。絶滅に近いが完全に消えたわけではなく、いまでも稀にオショロコマが釣れることがあり、今日も一匹かかったが釣り落とした。






今では楽しいニジマス釣り場と割り切って年に数回はここを訪れますが、かってのような大型ニジマスは少なく、ニジマスの小型化が目立ちます。





今日は、理由は不明だが、この渓流にしては予想外の貧果でがっかり。早めにここを撤退し、数年ぶりに近くのオショロコマ棲息渓流へとむかいました。


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ニジマス侵入により大きな変動をきたした渓流環境の変遷。

2023-09-07 15:44:42 | ニジマスによる被害
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ニジマス侵入により大きな変動をきたした渓流環境の変遷。





この日は大物ニジマス狙いで入ったポイントが思いがけなく全くのハズレでした。



その後に入った別の渓流のニジマスポイントではデカニジマス次々に5匹掛けて、不覚にも種々の理由でそれら全てに逃げられた。



何という日だろうか。何となく自信喪失。やる気を無くして帰路につく。



帰路、気が向いて、最近入ったことのなかったとある渓流へ寄ってみた。





そこはかってオショロコマだけはとても多かった。



しかし本流から遡上侵入してきたニジマスが自然繁殖を開始して、たちまちオショロコマが消えてしまって久しい水域だ。





いまだ山岳渓流とまでは言えないダラダラ渓流の水域で所々に良たまりがあり、岸辺はびっしりとフキに覆い尽くされているところが多い。




川岸を覆う背の高いフキのためヒグマとの接近遭遇の恐れのある、どちらかというと嫌いな自然環境だ。





大小のニジマスが次々にかかり、まずはひとしきりニジマスが釣れてきた。
















































各たまりとも、必ず最初にニジマスが釣れ、次にアメマスがかかった。アメマスはけっこう多い。





























































おや。 この水域は以前はオショロコマは多かったがアメマスはとても少なかったはずだ。





かっての住人オショロコマたちがニジマスに駆逐され、その間隙をついてアメマスが侵入してきたのではなかろうか。





おそらく、将来的にはそのアメマスも駆逐されニジマス一色になるだろうが、渓流の生態系を変化させる要因は単一とは限らず複雑な場合もあり慎重に経過をみてゆきたいとおもいます。





そんなことを考えながら釣っては撮影、リリースを繰り返した。







最後に思いがけなく、消えてしまったと思っていたオショロコマ良型が 1オスのみ釣れた。感激した。完全には駆逐されてはいなかったようで密かに命脈を保っていたのだ。














今後の状況によっては私の希望的観測として、したたかなオショロコマたちが復活する可能性もあり、この個体はとりわけ丁寧にリリースしました。







2年前からオホーツク各所で広範にササが枯れてゆく現象が見られ、何となく不気味な気配を感じています。オホーツク以外の道内各地のササの状態はいかがでしょうか。















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ニジマスのためオショロコマほぼ壊滅、エゾイワナが駆逐されつつある渓流。

2023-08-10 17:16:29 | ニジマスによる被害
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ニジマスのためオショロコマほぼ壊滅、エゾイワナが駆逐されつつある渓流。





とある8月の日曜日  曇り のち晴れ のち曇り  21℃






M 川支流 PO 川のオショロコマを調査したあと、最後に近くにあるとても小さくて流呈の短い支流 に入ってみた。






この支流には、本来アメマス( エゾイワナ ) とオショロコマが多かったが、ニジマス川になってしまった。すなわち M 川からニジマスが侵入をはじめた結果、オショロコマはほぼ壊滅し、現在は少ないながら多少のエゾイワナがみられる。









エゾイワナ5匹を釣った。今回、記録としてここのエゾイワナの画像を残しておきたいと思います。
































ニジマスは、さらにエゾイワナを駆逐しつつあり勢力を増しているが、これまでの例を見ればアメマスが消えるのは時間の問題と思います。





















この日はニジマス15〜20cm 7匹を撮影、 ニジマス幼魚、若魚は、ほかにも多数の個体が見られました。






















オショロコマは壊滅したかと思っていたが、おもいがけず最後にオショロコマ幼魚1匹が釣れた。










午後4時30分。武装解除。 5:30帰宅



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山岳渓流におけるオショロコマと虹鱒との力関係

2023-08-02 12:01:35 | ニジマスによる被害
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山岳渓流におけるオショロコマと虹鱒との力関係。





この渓流では、とても大きなニジマスがヒットします。


しかし流れがきついため流れに乗られると信じられないほどの猛烈な引きとなり、細い渓流竿での確保はしばしば困難。


ハリス切れ、針折れ、身切れ、渓流竿破壊 などで、この日も大型ニジマス5匹ヒットしたが全て逃げられてしまいました。


この渓流は、かってはオショロコマしかいなかったがニジマスが侵入し始めてからおよそ半世紀になリます。


この水域はかなりの山岳渓流の様相を呈しニジマスの繁殖には向いていないのか、依然としてオショロコマは壊滅には至らず経過しています。












それでも少しずつオショロコマが圧倒され、個体数が減ってきていることは明らかです。










おそらく、今後ある程度の時間の経過ののちに、最終的な勝負は決まると思います。

















道内の多くの渓流でニジマスとオショロコマの関係を見てきました。



ニジマス侵入後たちまちオショロコマが全滅する渓流が多くを占める一方、依然として勢力伯仲している渓流もあり、状況は一様ではありません。
















この際、ニジマスの継続的放流が行われているかどうかはニジマスとオショロコマの力関係においては大きな要因です。



私が長年、ブログなどで発信し続けてきたように、上流域に在来の生態系が残っている水域には決してニジマスを放流しないよう心からお願いします。




何故、お願いするのかは、ブラウンやカワマス 、ブラックバスのような法律的な規制がいまだにないから仕方なくお願いしているのです。



ブラウンやカワマス 、ブラックバスを凌駕する生態系破壊をきたすことが明らかになっているニジマス放流が、全くの野放しになっているのは考えてみれば誠におかしな話です。




しかし、多くの利権やひたすらデッカイ魚を釣りたいという素朴な欲望が強く全面に出る場合、世の中の動きは正気を失い、真っ当な考えをしのいでしまうことは人間社会においてはしばしば見られてきたことです。




こういった場合、最終的には早急な解決は禍根を残すことが多く、納得ずくの人間の叡智に期待するしかないだろうと考えています。




ちなみに、地球温暖化が進むと今はオショロコマの棲息に適している山岳渓流にも異変が起こって来るかも知れません。



すなわち、低水温の源流域の環境変化(水温上昇)が始まるとオショロコマ衰退に拍車をかけると思われ、これがオショロコマが絶滅危惧種VU とされる大きな理由の一つでもあります。







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オショロコマとニジマスの勢力争い、一見伯仲だが。

2023-07-20 12:47:07 | ニジマスによる被害
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オショロコマとニジマスの勢力争い、一見伯仲だが。





2023-早春  (日) 晴れ 13度C 寒い  夕方からグンと冷え込み。

朝10:00 北見市郊外のニジマスポイントへ出発。しかし現地へ着くと昨夜降ったかなりの雨で川は大増水、普段は穏やかな流れが激流になっていた。


笹濁りの激流で、水位が上がり、どこがポイントの溜まりだったかわからなくなってしまい釣りは無理な状態でした。


そこで山間の森を流れる支流へと転戦したが、この場所は本流ほどの水位上昇はなくなんとか釣りは可能な状態。











ここでは約数百mほどなかなかの良い流れが続いている。かっては在来種オショロコマのみの渓流だったが、近年侵入してきたニジマスが自然繁殖を開始し勢力を拡大しつつある。










ニジマスとオショロコマの勢力は一見伯仲しているものの、おそらくニジマスがオショロコマを圧倒しつつある水域と思われます。















渓流の規模からいつきのニジマスは大型個体は見られず15~25cmの個体が多かった。この規模の渓流の常でニジマスは20cm前後ですでに生殖活動を開始しています。

































この区間、入念に探って2時間でニジマス12、オショロコマ7が釣れました。リリースを前提とした早合わせ釣りに徹しているため、ほぼ同数くらいを釣り落としています。




オショロコマはこの渓流全域で見られる10-15cm の小型個体群で体色は暗色調、赤点紋理は淡く鮮やかさがない。











ヒレや腹部に顕著な着色はなくメス腹部は白い。














やや特徴的な形質としては背びれのつけ根の白斑が連なって横に走る線状になるものが約80%を占める。












































ニジマス個体群には特別な変異はなく、本流からの産卵遡上デカニジマスは見られませんでした。


































良たまりなどでは、まずニジマスが吹っ飛んできてかかり、ニジマスがいなくなるとオショロコマが釣れてくるといった状況で大型で俊敏なニジマスが餌の先取りをしていることは明らかです。






ニジマスがもう少し大きくなれば、オショロコマが捕食されてしまう恐れが強くなります。





今のところ一見、この渓流では勢力伯仲しているかに見えるオショロコマと野生化ニジマスの関係ですが長いスパンで見るとオショロコマに勝ち目がないことを多くの渓流で観察してきました。








食べるには、やや開きすぎたコゴミの群落。



この水域ではどのような経過をとるのか慎重に様子を見て行きたいと思います。






  早春に咲くエゾノリュウキンカです。




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継続的放流を止めるとニジマスの勢力が減衰してゆくことがある。

2023-06-29 00:28:47 | ニジマスによる被害
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継続的放流を止めるとニジマスの勢力が減衰してゆくことがある。





6月上旬、オホーツクの山奥、針葉樹の多い原生林の中を流れる源流域の渓流。かってのバブル期にヤマベ、ニジマスの継続的放流が10年以上にわたって行われ、在来のオショロコマ、アメマスを駆逐して勢力をひろげていった。



しかし、バブルが崩壊、世の中が落ち着きはじめると、原始河川にニジマスなどを放流する愚がひろく認識されはじめ、やがてニジマス・ヤマベの無制限な放流は全道的に見直されるようになり、この渓流でも放流はおこなわれなくなった。



その後の経過では、自然繁殖して在来の渓流魚を圧倒していたニジマスは徐々に勢いが衰えつつあり、その傾向は年ごとに顕著になっています。






この渓流ではニジマスの継続的放流が止むと、いったん壊滅したかに見えたオショロコマやアメマスも、ほんの少しづつではあるが増え始める兆しがみえはじめました。




ここの野生化ニジマスは渓流の規模から巨大化することはなく、20cmくらいから生殖行動に参加しています。


























ここ源流域ではニジマス幼魚、若魚が主体で40cmくらいのサイズが最大級のデカニジマスです。






















この日、その40cm級のデカニジマスが数匹かかったが、うち一匹は明らかに口傷があり、昨年私がリリースした個体かも知れません。









何故か、体が銀ピカに輝くニジマスも釣れたが、あたかもヤマベのギンケのように体が銀ピカになった理由を色々考えましたがよくわかりません。









6月上旬、オホーツクの山奥の渓流沿いに見られるクリンソウの美しい花は七分咲き。














次は、この日撮影したオショロコマを提示します。









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早春のニジマス川で、絶滅したはずのオショロコマが1匹釣れた。

2023-05-24 00:06:46 | ニジマスによる被害
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早春のニジマス川で、絶滅したはずのオショロコマが1匹釣れた。


2023-4-30 (日) 昨夜中、雨が降っていたが朝には止んだ。 しかし、かなりの強風が吹いている。



朝9:30起床。自動掃除機ルンバがうるさい。こいつ、しばしば足下にしつこくやってくるので、けっ飛ばしたくなる。 


天候がパッとせず、強風でなんとなく、出撃する気にならずうだうだしていたが急に晴れ間がでてきたので 11:30 近郊のニジマス川へ出発した。


時間節約のため。早めの昼食にチキン照り焼きサンドを運転しながら食べ、40分ほど走って目的の渓流の源流域に着いた。



キタミフクジュソウが3株、葉を大きく展開していた。川に降りてすぐのポイントでさいさきよく25cm 野生化ニジマスのメスが強烈に竿先を絞り込んだ。







次の良ポイントでニジマス1匹釣り落とすが、そのあと続かず。



ここで対岸へ渡るため、少し深いかな ? 。しかし川底に足が着けば大丈夫と思いつつ、ザンブと片足をいれたら、何と予想より深くて足が川底に着かなかった。


あれまー、バランスを失い、そのまま仰向けになって川に落ち、速い流れで4-5m 流された。


たちまち背中からウェーダーに冷たい水が入って下半身ずぶ濡れになり夢中で川からあがった。


車に戻り、ウェーダーを脱いで逆さまにしたら、ザーッとかなりの水が出た。



魚はいないし寒いし戦意喪失。帰ろうかと思ったが気を取り直し下半身ぐっしょりのまま釣り継続となった。



しかし、ほれぼれするような良い溜まりには、ことごとく魚信なし。




やがて、理由がわかった。 昨夜の雨でややぼやけているが、GWのせいか釣り人の足跡があった。




しかたがないので、竿をたたみ釣り人が入っていないだろうとおもわれるあたりまで、せっせと遡行した。



500mほど遡行して、立木にヒグマの爪痕がみえたりするあたり、かって大釣りをした良たまりへ到達し、ここでやっと良型野生化ニジマス、30cm、25cm 立て続けに釣れた。





さらに、すこし上流のボサ下で思いがけずオショロコマ1匹。おお。この10年間、この渓流でオショロコマを見たのは久しぶりだ。











攻撃的外来種ニジマスの侵入のため、すでにオショロコマは絶滅したと考えてきたので驚きだった。




その後、釣り人の入らないだろうポイントをさぐって、拾い釣りを開始。



































これは、少し前、産卵行動をおこなったとおもわれるメス。上流〜源流のいつきニジマスの多くはこのサイズで産卵をします。オスもこのサイズで性成熟します。




























































腹部に黒点が転移した個体。
















最終的に幼魚から尺越えくらいまでの野生化ニジマスを合計17匹釣って撮影しリリースした。













この渓流のはるか下流域は、一時期ニジマスの継続的放流が続いてやがて自然繁殖を開始したニジマスは、少しづつ上流域にも増え始め、とうとうもともとの住人であったオショロコマたちを完全に駆逐してしまった。




もともとはオショロコマしかいなかった渓流だ。いまや現流域にまでニジマスは侵入し、とうとう完全なニジマス川になって久しい。



この間、一般の釣り人の間でもニジマスによる自然破壊(在来の魚類の消滅など)が広く知られるようになった。



いまだ上流域に在来の自然が残っている水域には、特殊な一部地域を除き、地方自治体や釣りグループによるニジマスの放流は行われなくなっている。



しかしいったん消えたオショロコマが復活する兆しはなく、この10年ほどはオショロコマは見たことが無いため、私は絶滅したと考えていた。




今回、おもいがけずオショロコマ成魚1♀が釣れ、完全に絶滅してはいないことがわかった。




今後、侵入者のニジマスが消え、オショロコマが復活するのか、このままニジマス川として推移してゆくのか、慎重に様子を見て行きたいと思います。





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早春、かわい子ちゃんたちのニジマス釣り。

2023-05-11 15:25:09 | ニジマスによる被害
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早春、かわい子ちゃんたちのニジマス釣り。

長い冬が終わり、渓流の状態がやや落ち着いたので可愛いい孫娘たちとニジマス釣りに近郊の渓流に出かけました。


今回は、やや難易度の高い渓流なので上二人だけを連れて行きました。





彼女たちはまだ子供だが、その辺のおじさんたちよりは、はるかに渓流釣り経験は豊富だと思います。



じっと無言の釣り師ではなく釣れるたびにキャーキャー大騒ぎするのを見るのは私にとってこの上ない快感だ。


できれば産卵遡上中のデカニジマスを釣らせたいのだが、昨年と異なり今年はその好機に恵まれていない。今年は春先、かなり気温が高い日が続いていたのでニジマスの産卵遡上が相当早まった可能性があるのではないかと考えています。


それでもいつきの小型~中型ニジマス(30cmくらい)が次々に釣れた。



























小型だがさすがニジマス、細い渓流竿の竿先を激しく踊らせてグイグイと強烈な引きはアメマスやオショロコマとは比較にならない最高のゲームフィッシュです。









たまにアメマスもかかります。



ひとしきりニジマスが釣れてしまってから、魚信が遠のくと、やっとオショロコマがポツポツと釣れ始めます。じーじ、オショロコマが釣れ始めたからそろそろ移動しようといった具合です。体が小さく運動能力が劣るオショロコマがニジマスに餌の先取りをされていることは明らかです。在来種オショロコマの数はとても少なく、この水域は攻撃的外来種ニジマスにほぼ制圧されつつあります。
















孫長女君が、ジージ、また地球を釣っちゃった、というので行ってみると確かに地球を釣ったみたいに釣り糸が動かない。と思ったら急に動いた。その後はデカニジマスが大暴れ、何度も失敗しながら最後は孫次女君がランデングネットでやっと確保した。その途端、硬い下顎を貫通できなかった釣り針が外れるという、かなり際どい釣りでした。




わいわいと楽しい釣りでしたが午後、陽がかげりだすと急速に気温が下がり始めたので早めに武装解除して帰路につきました。帰りには恒例のアイスやソフトクリームやらお菓子を買い、ご機嫌な早春の釣り行は終了。





                    おしまい。


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多彩な外観、精悍な野生化ニジマス多数、オショロコマは唯1匹。

2023-05-08 13:36:42 | ニジマスによる被害
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多彩な外観、精悍な野生化ニジマス多数、オショロコマは唯1匹。







この日、北見市近郊の渓流をいくつかを探ってニジマスとオショロコマの力関係の推移を見に行きました。



里はすっかり雪が解けて、夏タイヤに履き替えたのだが、予想に反して山間の日陰などは林道は雪が残り、本命のデカニジマス遡上ポイントへ行くことは断念。






かってニジマスの放流が続いて、その後野生化したニジマスは本来の住人であったオショロコマを駆逐して繁栄している。











渓流の規模が小さいので大型ニジマスはいないが繁殖時期のオスは20cmくらいのサイズでも釣り上げると盛んに放精する。



























一見、どれも同じかに見えるニジマスの外見に関して言うと、水中撮影写真で見ると、実はかなり個体差が大きく実に多彩かつ精悍に見えます。
















この日、小型ニジマスはとてもよく釣れて 30匹までは数えたがその後は数えるのをやめた。






























一方、オショロコマはわずか1匹しか見られず、この後に及んではもはやオショロコマを守るためのニジマス駆除は意味をなさない状況と言えます。




撮影させていただいたニジマスたちは全て丁寧に元の場所にリリースしました。















釣終えて。




河原にはフキノトウが一杯。










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