オショロコマの森ブログ5

渓流の宝石オショロコマを軸に北海道の渓流魚たちと自然を美麗画像で紹介します、

おいしい愛媛ミカンとイチジクと美麗蝶キシタアゲハの採集

2013-11-29 13:17:32 | 旅行
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20XX-9-27  晴れ
おいしい愛媛ミカンとイチジクと美麗蝶キシタアゲハの採集





キシタアゲハ Troides aeacus ♂  1971-Sep-4   Kaosyunn Southern Formosa 台湾南端 恒春 で採集。




この日、四国の蝶友 I さんから甘い愛媛ミカンと見慣れぬ果物が送られてきた。

はじめは何だかわからなかったがどこかで見覚えがある。





そうだ、昔々の(約40年前)、台湾南端の恒春(こうしゅん)だ。当時、ここには原始の熱帯雨林がまだ残っていた。ひどく貧しい農家にしばらく泊めてもらってキシタアゲハという大型美麗蝶を採集していたときに庭にあったやつだ。

その農家の昼食は毎回田んぼで獲った大きなカエルの塩ゆで。ここの娘さんが大きな竹かごに巨大カエルを一杯採ってくる。これを生きたまま、まっぷたつ縦割りに切って内臓をのぞき、大鍋にぽんぽん放り込んでゆでて腹一杯食べる。柔らかい鶏肉そっくりでうまかった。

そのあと、裏庭の木に沢山なっていたこの果実を食べるのを常としていた。

当時の台湾人はみんな日本語ぺらぺら。鉄分が多くて体にいいんだと解説してくれた。

イチジクです。普通、北海道北見市では見ることはありませんし、スーパーに並ぶこともありません。

愛媛のイチジクは栽培種でしょうか、台湾のものと違って甘くおいしかった。孫たちも夢中で食べました。 



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知床、死の川とオショロコマ

2013-11-28 20:03:27 | 渓流魚、蝶、自然
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2009-6-5  雨ー曇-雨ー曇ー雨

知床の死の川とオショロコマ

猛烈な土砂降りはほどなく止んだ。簡易砂防ダムがこれでもかというほど沢山つくられて、夏場は渇水著しく枯れ川みたいになっている知床の死の川、オショバオマブ川に入った。

この川は大嫌いだ。この渓流ではこれまで3度、きっといないとは思うが、気持ちをふるいたたせてオショロコマさがしにチャレンジしたことがある。

しかし、異常にヒグマの痕跡が多いところで、少し入ってはその都度ヒグマさんに対する猛烈な恐怖に負けて撤退していたのであった。

なによりも、とてもオショロコマが棲むような川ではないのでどうにも気乗りがしなかった。

とはいっても何も調査をしないでおくわけにはゆかない。今日は意を決して4回目の挑戦になった。

まだ残っているダム作業道のひどく重たい鹿ゲートを開け3つ目の簡易ダムまでは荒れ果てた道だがなんとか車で侵入できた。

幸い、今日はヒグマの食事跡やウンコなどはまったく見かけない。

高い簡易砂防ダムが連続して続き、広い砂礫の川原のなかほどを細くて浅いダラダラ川が流れる。


石をはぐっても川虫は皆無。まったく生体反応のない川だ。



ウルシがいたるところに多く嫌な川だ。



しかし、オショロコマはいた。多数の砂防ダムでもはや死の川と思われた知床の渓流にオショロコマが生き残っていた。



4つ目の簡易砂防ダムを越えたあたりの小さなたまりで25cmの♀、ダム下の小さなたまりで20cm♀、その上流の小さなたまりで1匹かけたが釣り落とした。
















それ以上奥へ入って行くのは何となくイヤな予感がするので引き返すことにした。

本日4回目の調査で、極めて少ないながらオショバオマブ川のオショロコマは一応確認できた。

貴重なオショロコマたちは水中で手早く撮影して丁寧にもとの場所にリリースした。

この川の両隣の渓流のオショロコマと似て白色調を帯び赤点紋理が細かくて美しいオショロコマであった。

しかし個体数が少なく生息環境は最悪であるために、ここのオショロコマの未来はかなり暗いといわざるを得ない。

やや細身だがウドが多かったので少しいただいてゆくことにした。





野性のシイタケも発見。








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この渓流のオショロコマの色調・斑紋が変化するのは何故?

2013-11-26 19:58:51 | 渓流魚、蝶、自然
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20XX-9-25 晴れ 強風 寒い

この渓流のオショロコマの色調・斑紋が変化するのは何故?。

この日は昨夜から知床の羅臼に宿泊していた。朝早く起床。

朝早くはちょっとヒグマが怖いけれども、朝5時半から朝もやのたちこめる近くのM川へゆき、この川独特の美しいオショロコマを狙って撮影をした。




ここでは、しばしば♂のパーマークがとてもくっきりしたシマシマオショロコマが釣れていた。







しかし、今年はこの独特の斑紋パターンを示す♂はむしろ少なく、どちらかと言えば多種多様の色調・斑紋の個体群と言わざるをえない状況になっていた。

























海からここまではオショロコマの移動を妨げるダムなどはなく、そのため海からの遡上オショロコマによる遺伝子の補給があるのかもしれない。

隔離された水域の個体群と異なり、いまだ遺伝子の多様性がうかがえる頼もしい個体群といえる。

この付近までは、サクラマスも遡上するため知床では数少ないヤマベの見られる川でもある。



撮影させていただいたオショロコマたちは全て丁寧にもとの場所にリリースしました。



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初冬のオショロコマ、過酷

2013-11-25 20:01:49 | 渓流魚、蝶、自然
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20XX-11-23(月) 晴れたり曇ったり 気温6度C
初冬のオショロコマ
勤労感謝の日でお休み。今日は天気予報では暖かい日で日中+9°C とのこと。急遽、近くの十勝川水系T川へ初冬のオショロコマを撮影に向かうことになった。 

午前11時15分北見市の自宅を出発。この渓流に入るのは数年ぶりだ。もう、やや複雑な道筋をおおかた忘れてしまっていた。途中で道を間違い、試行錯誤しながらやっとT川沿いの林道にたどりついた。








山間部に入り、標高を増すにつれて少しずつ雪がでてきて狭い林道には鹿撃ちランクルの浅いわだちがあった。やがて川が見え隠れしはじめた。

まずいなあ。初冬の川岸は、もうがちがちに凍っているではないか。






橋のある通行止めの林道分岐に駐車。橋の下から川へ降りて釣ったが 魚はとても少ない。


やっと、しっかりしたたまり一カ所で良型オショロコマ5匹が釣れた。しかし、他にはあまりポイントがなく川岸が凍って滑り、危険なので200mほど釣り下って川を上がった。








オショロコマたちは産卵後、はや体力を回復し太りつつあるが、産卵行動の傷跡はまだ痛々しい。婚姻色のなごりで体の色調はどぎつい感じが残っている。









川岸に沿った林道を上流にむかって車で登ってゆくと左下方にポイント。ここで2匹を釣って撮影。灰色のランクルが一台降りてきてぎりぎりですれちがった。そこからは川幅は狭くなって浅いダラダラ川でほとんどたまりなし。

 
最後の橋を渡ったところの広場で遅い昼食をとり山を下り始めた。途中で立派なたまりが数カ所あり。そこで、さらにオショロコマを計5匹釣って撮影した。











水中に手を入れての撮影はあまりの冷たさにもう限界だ。午後3時に武装解除し帰路についた。体が冷え切ってしまった。


途中の道の駅で熱い甘酒を買って飲んだが震えがとまらない。


この時期の釣りは寒さと川が凍って滑りやすいため体力・気力を消耗し、しばしば危険を伴う。無理は禁物だ。

オショロコマの春夏秋冬を撮影してきたが、やはり冬の情報はかなり不足しているので本当はもう少しがんばりたいところだ。 

しかし、今年はこのあたりでおしまいにしようと話し合った。

この日も撮影させていただいたオショロコマたちは全て丁寧にもとの場所にリリースしました。


やっと下界に降りてきて山のほうを見ると、オショロコマの森は雪のなかです。





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知床のオショロコマ通常型152匹、降海型4匹 その弐

2013-11-24 18:12:06 | 降海・遡上型オショロコマ
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知床のオショロコマ通常型152匹、降海型4匹 その弐

20XX年初夏のある日。 曇のち晴れ 時々雨 寒い

この日は、知床のいくつかの渓流で撮影を行い、昼食後この渓流に入ったのであった。

この渓流はおびただしい数の砂防ダムがあるためか普段は小型オショロコマが少しみられるにすぎない。

海から最初のダム下から釣り下り始めた。


このダム下は従来は河川残留型の小型オショロコマのみだが、この日は河口付近に向かうにつれ大型個体が増え、河口まで30mほどのところにある広いたまりでは良型オショロコマ(おそらく海・汽水域から遡上してきたもの)が一気に増え始めた。

河川残留型個体群は前項で提示しましたので以下に降海型オショロコマの画像をお示しします。


















今日は結局、通常型( 河川残留型 )オショロコマ152匹に対して降海型オショロコマ4匹が釣れた。大体、現在の知床の渓流では降海型オショロコマの出現頻度はこんなものである。一般に降海型オショロコマの出現頻度は少なく1%以下と思う

興味深い話がある。私がしばしばお世話になった知床SA川の岸辺にある民宿 0 のおじさんが教えてくれた。この川の河口から数百mの砂防ダムが出来る以前は、毎年6月になると民宿のそばのおおたまりには渦をまくように多数の降海型オショロコマが群泳していたという。遡上型大型オショロコマも稀ではなかったという。おそらく人間たちが住み着く以前の知床の渓流の多くがそのような状況であったと思われる。川という川におびただしい数のダムを造った結果、何万年にもわたって降海型オショロコマに依存していた知床のオショロコマ存在様式が、一気に河川残留型主体に大きく変化してしまったのであろう。

せっせと撮影した結果、デジカメ写真は 1G SDメモリーカード満杯となった。引き続き次のデジカメで撮影し今日は約1200枚を撮影。

撮影中に釣り針で指が傷だらけになり、ついに右手親指の爪が欠けた。いつも大釣りしたときには針はずしの繰り返しで大抵右手親指の爪が欠けてしまう。

午後5時30分 武装解除した。近年、こんなに沢山のオショロコマを見たのは久しぶりだ。

この日も撮影させていただいたオショロコマたちは全て丁寧にもとの場所にリリースしました。

畑の緑がきれいで雨雲のなごりがたなびき山々は上のほうだけ見えた。
 

北見への帰り道にいつもの 美幌三八ラーメンを食べ、ここの漫画本棚に並んでいる黄昏流星群を一冊読んで一休み。






北見市の自宅についたら 午後9時30分。疲れた。


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知床のオショロコマ通常型152匹、降海型4匹 その壱

2013-11-23 17:04:00 | 降海・遡上型オショロコマ
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知床のオショロコマ通常型152匹、降海型4匹 その壱

20XX年初夏のある日。 曇のち晴れ 時々雨 寒い

久しぶりに知床の降海型オショロコマの撮影に出かけた。この時期、知床のとある渓流には、とある理由でオショロコマが多数集結し、その時には降海型オショロコマが海に下る直前に河口付近でひとときを過ごす。

これまでの私たちの観察では降海型オショロコマは当然ながら小型であり尾叉長は10-20cm程度で河川残留型成魚と同じ大きさで、外見的にはすべて♀である。

河川残留型オショロコマのうち、理由は不明だが、この時期にある頻度で降海型オショロコマへの体の変化が起こる。

すなわち魚体は極端に細くスマートなサンマ型に変化し体色はサンマのごとく銀ピカになり、ヒレは透明感を増して、背ビレや尾ビレはその辺縁部が黒色調に縁取られる。このサンマ体型化、ウロコの銀ピカ化、ヒレの透明化と辺縁のふちどり変化は降海型ヤマベ、降海型アメマス、降海型ニジマスでもまったく同じように見られ、河川残留型トラウトが降海型に変化するときの基本的パターンと思われる。

この現象は一般的にスモルト化といった一言でくくられることもある ( 私は自分では見たことがないがサツキマスもきっと同様と思う)がオショロコマでの実際の観察例や報告は断片的できわめて少なく、具体的な観察例の詳細な報告はこれまで見られなかった。オショロコマの特徴である体側の赤点紋理は色がうすくなって淡いピンク色に変化しあまりめだたなくなる。

また、河口から海への流れだし付近では、海で大型化したオショロコマが釣れることがある。この大型オショロコマは降海型に対して、遡上型オショロコマと呼ぶべきであり、サンマみたいに細い体躯になった降海型小型オショロコマと異なり、とてもよく太って立派な体躯かつ大型である。

降海型も遡上型も6月に河口付近で釣れる理由は、丁度この時期には知床の雪解けも一段落するので低水温であった渓流と海との間の水温差が無くなってくるのを待って待機しているのだろうと推察している。ただ、我々の観察例はいまだに少なく、謎はとても多い。謎が多い故に面白い。

降海型オショロコマといった用語の使い方にも長年の慣用により混乱がみられ、例えば大型の降海型オショロコマ・ドリーバーデンを川で釣ってみたいなどといったまことにおかしな表現もみられる。正しくは遡上型オショロコマとすべきであろう。ただ、降海したニジマス(スチールヘッド:ウミニジマス)、降海したブラウントラウト(シートラウト)が海で捕獲されることがあるように、降海型オショロコマが海で巨大化し岸寄りしてきたものや索餌回遊中のものが稀に-海で-捕獲される可能性があり実例もある。これは単にオショロコマ(ドリーバーデン)が海で獲れたという表現になるのかな。


この日、降海型オショロコマと河川残留型オショロコマの比率を調べてみた。結論から申しますと知床のこの渓流のオショロコマ河川残留型152匹、降海型4匹といった結果でした。 その壱 では まずこのときみられた河川残留型オショロコマの画像を提示します。

この渓流はダムだらけですが、ダムの上流に棲むオショロコマはやや小型、腹部はやヒレは赤みが少なく地味で野性的な個体群です。



















海から最初にあるダム付近には、ダム上流の個体群よりやや大型、腹部色調は淡い個体群が棲む。
















河口付近から汽水域には、さらに大型で腹部やヒレが赤い個体群が棲む。




















撮影させていただいたオショロコマたちは全て丁寧にもとの場所にリリースしました。



次項では この渓流で同時にみられた降海型オショロコマの画像を提示します。

      この項 続く。



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我が家のすぐ近くにオショロコマがいた

2013-11-22 20:35:24 | 渓流魚、蝶、自然
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20XX-8-26   曇 のち晴れ 暑い

我が家のすぐ近くにオショロコマがいた。

今日はものすごく朝寝した。というより、起きたらもう昼の12時であった。

近くの喫茶店デアウエンゲンでいつものハンバーグ定食のブランチをとった。

午後2時から、急に思い立って家から近い I 川へ向かった。

この川の源流域にはきっとオショロコマが生息している予感があったが、ヒグマが出没するので調査にゆくのがとてもおっくうであった川だ。我が家から40分ほど車で走り、林道にとりついた。何か工事をやっているが今日は日曜日で工事用ダンプは走っていなかった。道が二股になっており、何となく右へ進んだ。

林道をつめてみたが林道沿いの渓流はほどなく源流域のちょろ川になって、とうとう沢水になって、ついには消えてしまった。川の水は水量きわめて少なく、とてもじゃないが清冽とは言い難く、すこし混濁があるようだ。川底の石にもかなりの堆積が乗っていて、すぐ濁る渓流だ。周辺の自然度はむしろとても低くて、2次林、3次林が主体である。しかし、何故か水生昆虫が多くみられ、鉄砲虫、ちょろ虫が多かった。




林道を下って、かなり戻って下流域からなんとなく川に入った。思いがけず、よさそうな溜まりには、ぱらぱらとオショロコマがいてとても驚いた。

こんな渓相最悪の渓流にオショロコマが生息していたのは意外であった。




























ここのオショロコマは♀が多く♂は少ない一般的なパターンである。体色は♀は暗色調で赤点紋理は細かくあまり目立たない。ヒレや腹部の着色は目立たず、背部虫食い紋はとても細かい。♂は腹部、ヒレは黄色~オレンジで赤点紋理は鮮明で体色も明るい。







































この付近のT川水系のオショロコマの特徴をよく現している。渓流がとても小規模のせいか♂♀とも尾叉長は 10-15cm で小型の個体群である。何故かシンコヤマベもいるが、恐らくこれらは発眼卵埋没などで放流されたものと思われた。




こんな近場にオショロコマの棲む渓流があったとはまったく驚きであった。我が家からは最も近くにあるオショロコマが生息する川だ。

この日も撮影させていただいたオショロコマたちはすべて丁寧にもとの場所にリリースしました。

こんな貧相な渓流に生き残ったけなげなオショロコマたちの将来が安泰であるよう祈らずにはいられない気持ちだ。

夕食に北見で人気の回転寿司トリトンの持ち帰り寿司を頼んだら間違って二人分一組でよいところを二組注文してしまった。しかたなく頑張ったがやはり食べきれなかった。 馬鹿(ばーか)。




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恐怖のオショロコマ釣り

2013-11-21 19:15:02 | 渓流魚、蝶、自然
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20XX-11-20 (金) 晴れ のち曇り寒い

恐怖のオショロコマ釣り。

朝方マイナス5度。予想最高気温0°C. 。こんな寒い日に行きたくないなあとぶーぶーぶーたれ状態の妻をなだめつすかしつ,この時期未調査の無加川水系支流のオショロコマの状態をさぐろうと出発。かねてより冬場のオショロコマの情報はとりわけ興味があるのだ。

北見ではあたりに雪などないのだが目的地に近づくにつれ標高が増し徐々雪が多くなってきた。

目的の林道に入ろうとしたが鹿撃ちランクルのわだちがひどく無理と判断中止。 

ターンして北見方面にもどり別の支流沿いの林道に入ったがここも同様のわだちがひどい。


凍ったわだちの道は突然タイヤが滑ってツルッともってゆかれる。ゆっくりゆっくり進む。


しばしば、わだちをはずしそうになる。しかしとうとう危険を感じ進むのを断念。

まわりはすっかり雪景色だがまだ川は凍っていない。その付近のたまりをさぐったが産卵行動後のやつれたオショロコマ成魚♂1匹のみ。








思いがけなく、濡れたウェーダーの滑り止め靴底に厚く雪がついてしまい、まともな歩行が困難になった。


とうとう岩ごろごろの川原ですべってしまい川に仰向けに激しく転倒。冬だというのにぐっしょり水びたしになってしまった。

急に私はなんて馬鹿なことをやっているのだろうと強い恐怖の念におそわれた。危険なので釣りも中止。

なんとか雪の林道で切り返しを繰り返してやっと車をターンさせ慎重に林道を下った。
 
途中で美しい冬毛のキツネがいて写真がうまく撮れた。


妻は魚は釣れず寒いし、etc、 etc 、ぶーたれ文句ぶーぶー、ぶーぶー。もう絶対に釣りになんかゆかないと大むくれ。 つまらない日であった。

 



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イトウの赤ちゃんと丸万川の思い出

2013-11-20 19:23:14 | イトウ
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イトウの赤ちゃんと丸万川の思い出。

道北の猿払川界隈は今でもイトウが多数生息し、自然再生産も行われているようだ。

有名ポイントでひたすら投げちゃ引きを繰り返す釣り人や釣り関係のマスコミも大きなイトウにのみ興味が集中し、イトウの稚魚・幼魚に関心のある人はごく少ないと思う。

一方、イトウの人工孵化・飼育は結構うまくいっているようで阿寒湖や日本各地の釣り堀などでは人工飼育されたイトウが放流されている。

今回、とある水族館でイトウの稚魚を展示しているのを見た。




以下は40-50cmほどの若いイトウです。







昔、イトウをさがして道北に出かけたおり、知来別川(ちらいべつ川)上流でヤマベ釣りに来たという人に会ったことがある。

その人はビクに山盛りイトウの稚魚~幼魚を釣っていて、ヤマベはいないがこのたまりになんぼでもいるこの小魚は何ですか?と質問されたことがある。

イトウの稚魚~幼魚を見たのはそれが最初で最後で、今回水族館での出会いは、30年ぶりくらいの再会で懐かしかった。

今から40年以上前は北見市近郊の小渓流丸万川にもイトウは住んでいて、ヤマベ釣りのおり、ときどき20cmくらいのイトウが釣れた。

釣り上げたときは背が青光りする緑色で、しましま模様があり、まるで川で鯖を釣ったような錯覚に陥ったのを思い出す。

やがて下流にダムができてイトウは絶えた。

さらに上流の森が切り払われて農地や道路が造られたため、ヤマベやアメマスが豊富でたぐいまれな美しい渓流であった丸万川はこの世から消えてしまった。


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道東S町KTN川の美麗オショロコマ

2013-11-19 19:13:26 | 渓流魚、蝶、自然
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道東S町KTN川の美麗オショロコマ

低気圧の影響で天候悪化傾向だが、この日知床半島羅臼側のとある渓流に遡上するスチールヘッドを狙って北見市の自宅を出発。

途中、斜里川や忠類川の支流などあちこち寄ってオショロコマを撮影しながら峠を越えてS町へと向かった。
 
目的の川へ向かう途中ちょっと寄り道をして近くのKTN川にかかる橋の上に車を止めて私だけが川に降りて橋の少し下流のたまりで釣ってみた。


この渓流はヤマベこそ多いが、これまでオショロコマをみたことがなかった。


ヤマベ6匹が次々と釣れた後に思いがけなく中型オショロコマ8♀♀が釣れた。

これまで何故この川にオショロコマがいないのかと思っていたのだが、やはりいたのだ。

赤点紋理がとても多い美しい個体1♀がいた。




他はあまり目立った特徴のない20cm前後の♀ばかりであった。








水温13℃。広大な放牧地を流れるため、いつもはやや笹濁り傾向のこの川の水は今日は何故かきれいで澄んでいた。
撮影させていただいたオショロコマたちは、すべて丁寧にもとの場所にリリースしました。


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ウチダザリガニとニホンザリガニの区別法 その弐

2013-11-18 18:24:46 | ニホンザリガニ
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ウチダザリガニとげ3本、ニホンザリガニとげ1本、ウチダザリガニとニホンザリガニの区別法  その弐

後日、色々調べてニホンザリガニとウチダザリガニの区別法がわかった。

実に簡単だ。成体ではウチダザリガニはとにかく大きくニホンザリガニの比ではない。以下は阿寒湖のウチダザリガニ成体です。





さらにウチダザリガニは大型でハサミの付け根に白い斑があり、これはとてもよく目立つ。
また頭部には鋭い突起(トゲ)が3本ある。それでザリガニの歌に ウチダザリガニとげ3本、ニホンザリガニとげ1本 と歌われているほどだ。 






ニホンザリガニはとても小型でハサミの付け根の白斑は無く、頭の先は中央がやや尖るが3本の鋭い突起はない。北見市M地区のニホンザリガニ。 




北見市K地区に棲息するニホンザリガニの写真も提示しておきます。



抱卵している♀。抱卵数はニホンザリガニはより少ない。

ニホンザリガニ♂。





ということで、前項の忠類川で私たちが捕獲したのは、小型でハサミの付け根に白斑がなく頭部の先端は尖るがその両脇の突起はなく所謂トゲ一本で紛れもなくニホンザリガニ成体である。



ただ、これらは成体の場合で、生まれて一年ほどのウチダザリガニ幼体は体長数cmに過ぎずニホンザリガニとの肉眼的区別がしばしば困難という。

しかし持ち帰ってよく調べるということは万一ウチダであった場合、法律上問題がある。

幼体の場合はさわらぬ神にたたりなし、かかわりあいにならない方が良いのかもしれない。

というのは次項のごとくこれまでの一般常識では考えられない特定外来生物法に対する厳しい警察の対応が2チャンネルなどでひどく話題になったりしていたからだ。たかが魚で逮捕とか実名報道とは、などと言っていられない状況だ。

受けを狙った警察のスタンドプレーか? 。まだあまりポピュラーでないこの法律の周知徹底をはかるための生け贄みたいな逮捕劇かとの意見もあるが真相はわからない。  


北海道の渓流で特定外来生物のブラウントラウトやカワマスが釣れたらどうすべきか

特定外来生物のオオクチバス(ブラックバス)を生きたまま車まで運んだとして、奈良県警吉野署は2009年8月19日、特定外来生物法違反容疑で大阪市生野区生野東の電気工事士中田盛央容疑者(42)を現行犯逮捕した。容疑を認め、「釣った魚を彼女に見せたかった」と供述しているという。オオクチバスは特定外来生物に指定されており、生態系を壊す恐れがあるため、運搬や飼育が同法で禁止されている。県警によると、生きたバスを運んだとして、逮捕されたのは全国でも珍しいという。逮捕容疑は、同日午前11時10分ごろ、奈良県下北山村の池原ダムで釣ったオオクチバス2匹を生きたまま、水を張ったクーラーボックスに入れ、車まで運搬した疑い。同署によると、池原ダムはバスの釣り場として有名で、中田容疑者は、18日から彼女と釣りに来ていたという。
2009年8月19日20時38分配信  時事通信 釣ったブラックバスを車に=「彼女に見せたかった」、男逮捕_奈良県警


北海道ではカワマスやブラウンを釣った場合、特定外来生物法や奈良県のブラックバス事件の記事を念頭に慎重に対処する必要があるのでご用心。

ただ 確実なのは「 釣りでいうキャッチアンドリリースは規制の対象にならない 」と明記されているので釣り上げた魚を写真撮影などした後、釣った場所にリリースすることは何ら問題はない。

また特定外来生物とは生きているものをさし、死んだ個体は規制の対象にならない。

疑わしきは、元の場所にもどすか殺すかにして決して生きたまま移動させることがないようにするのが無難といったところか。



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忠類川のザリガニは ? ウチダザリガニとニホンザリガニの区別法  その壱

2013-11-17 10:24:33 | ニホンザリガニ
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にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へにほんブログ村ウチダザリガニとニホンザリガニの区別法  その壱

最近ちょっと下火になってきたが、ウチダザリガニがずいぶん新聞紙面をにぎわしていたことがあった。ウチダザリガニが阿寒湖でマリモ食害、釧路春採湖でのヒブナ産卵床の水草食害といった北海道新聞記事が記憶に残っている。

本州では滋賀県淡海湖、福島県の湖沼などに繁殖して在来種との間で問題をおこしているらしい。

近年の繁殖ぶりをみるともはや外来種というよりもはや帰化種とでも呼んだほうがふさわしいかも知れず、やがて本州のアメリカザリガニのごとく、将来、地域によっては市民権を確立してゆく可能性がある。



○ウチダザリガニ Pacifastacus troubridgii 特定外来種 ひたすら悪さをするらしい。

○ニホンザリガニ Cambaroides japonicus
北海道全域 青森 岩手 秋田県(天然記念物) に分布
日本固有種 2000年から 絶滅危惧2類(VU):環境省レッドリスト



私は従来、ザリガニ類には何の興味もなく過ごしてきたが、近年ずいぶんとマスコミなどに登場するので多少気になっていた。

それで最近私のブログにも時々ザリガニが登場するようになった。

新聞記事などで最も多いのは外来種ウチダザリガニが新たにどこどこで見つかった。近年激減しつつあるニホンザリガニが食べられてしまう、ないし駆逐されてしまう、ないし水カビ菌をもっていて在来のザリガニに感染すると致命的(ザリガニペスト)であるといった対ニホンザリガニの悪役として取り上げられることがほとんどだ。

魚の卵を食べたり、種々の水生生物を捕食したりするほか木の根に穴を開けて川岸の土壌を弱くするなど河川環境にも悪影響を与えるらしい。

洞爺湖、阿寒湖、塘路湖、摩周湖、然別湖など大きな湖や沼、十勝の鈴蘭川、機関庫の川、美幌の鶯沢川など多数の小規模渓流、その他全道いたるところで発見されているようだ。

私の家の近くの北見市富里ダムにもウジャウジャいるといい、実際わたしたちもウチダザリガニを採って現地でそのままゆでて食べたことがある。

阿寒湖の食堂で食べた茹でたウチダザリガニが目茶おいしかったのが印象的であったが、ザリガニ君には当初あまり興味がなかったので、これらの記事はいつも読み飛ばすことが多かった。しかし、つい最近とてもそうとばかりも言っておれない場面に遭遇してしまった。

2009-7-5 日 晴れ 忠類川 下流域の川岸で偶然にザリガニ1♀を捕まえたことがある。抱卵している。さて、これはウチダザリガニだろうか。それとも大きめのニホンザリガニだろうか。






恥ずかしながら、このときは改めてそう言われてみれば、同定に全く自信がなかった。

考えてみれば、それまで明確な区別法を知らなかったので当たり前だ。阿寒湖で食べたウチダザリガニは巨大でありこんな小さなのは見たことがない。

北見市あたりで見るニホンザリガニはこれよりかなり小型だ。そうするとこいつは何だ。

持ち帰って調べようかと思ったが、もしウチダザリガニであったなら生きた状態で持ち歩くと特定外来生物法違反に問われる可能性がある。

ひどく心配になった。写真を撮ってもとの場所に置いてきた。もし稀少なニホンザリガニなら殺すと寝覚めが悪いからだ。  

この項、続く。


 
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道東T川上流域の灰黄色オショロコマ

2013-11-15 08:34:01 | 渓流魚、蝶、自然
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20XX-7-5  日  晴れ

道東T川上流域の灰黄色オショロコマ

この日は道東の名流T川源流域の小型野性的なオショロコマを撮影に出かけた。

しかし、目的のT川源流域では先日の大雨・大増水の後のせいか魚の分布状態がすっかり変わっていた。

オショロコマの群泳するたまりがすべて流されて消えていたのであった。



そこで、しばらく川沿いの林道を下って、久しぶりにT川上流域のオショロコマをさぐってみた。

増水の後、水が引いて、押し流されてきた流木や、広範囲にわたって濁流になぎ倒された草木が岸辺一帯に目立つ。


この水域ではオショロコマは個体数が増え、外見や大きさは源流域のものと比べると同じ川なのに大きく変化する。



最も多いパターンは体色が青みを帯びた明るい灰黄色、ヒレや腹部や赤点紋理は淡いオレンジ。

尾叉長は20cm前後で源流域のものより大型になる。

かなり流れのあるところでもかかるので流れに乗ってオショロコマといえども引きは強い。

オショロコマの体色は川底が暗いところでは暗色調、川底が緑を帯びる岩や砂礫の部分では淡く緑色調をおびる。

しかし全は般的に灰黄色調が基本基調である。






















































上流域から中流域ではヤマベが混じるようになるがヤマベの個体数はあまり多くない。








今が旬のヤマベは今日食べる分だけ持ち帰ったが、オショロコマは水中で手早く撮影し、すべて丁寧にもとの場所にリリースしました。




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羅臼川上流、汚い過酷な環境に棲むオショロコマとニホンザリガニ。

2013-11-13 21:28:20 | ニホンザリガニ
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20XX-9-25 晴れ 強風 寒い
北海道、知床半島、羅臼川上流、汚い過酷な環境に棲むオショロコマとニホンザリガニ。

この日、羅臼川上流熊ノ湯の上流を釣った。この付近は川の水も温泉水混入などで乳白色調に汚濁しており川底の岩にはヘドロ状沈殿物が多く、すぐ濁る。

岩ごろごろで足場が悪く快適な釣り場とは言えない。


こんな過酷な環境にもオショロコマはいるが、羅臼川中流域特有の小型で汚い色調の個体群で数もとても少ない。









撮影中にも川底のヘドロ状堆積が舞い上がるため、やや水が汚れた感じの写真になっています。


オショロコマの棲息環境としては最悪の水域であるが、以前はもっと個体数が多かったと思う。

あちこちに釣り人の痕跡が顕著で、小型スピナーなども落ちている。

近くには大きなキャンプ場もありここのオショロコマが絶え間ない釣り圧にさらされていることは明白である。

一方、ダムの上の深いプールには小型のオショロコマの群れが見えた。

ここは水草が繁茂し、木々が茂っておおいかぶさり、ルアーや毛針を打ち込むことがむずかしい。エサ釣りでも振り込みが難しいことから、釣り圧からは解放されているかに見える。


ふと足元を見ると小型のザリガニが一匹、ひらひらと泳いできて私の足元に静止した。

おお、ニホンザリガニではないか。こんな汚い水にも生息しているとは驚きであった。


実はこの時はもしかするとウチダザリガニか?との思いもあったが、今写真を見るとハサミの付け根に白斑がないことからウチダザリガニではなくニホンザリガニであることは明白である。羅臼川の過酷な環境にもニホンザリガニが棲息していることが確認された。


ここで撮影させていただいたオショロコマはすべて丁寧にもとの場所にリリースしました。 

なお、羅臼川源流域に棲む特異なオショロコマについては、別の機会にご紹介します。



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斜里川水系源流域のオショロコマに異変

2013-11-12 19:49:59 | 渓流魚、蝶、自然
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20XX-9-20 晴れ

斜里川水系源流域のオショロコマに異変。

斜里川源流域のこの支流では、しばしば異常型オショロコマ(錦鯉オショロコマなど)が見られるので、この日もそれを期待して竿を入れてみた。



この日は、まず通常型オショロコマばかりが釣れてきた。

ここのオショロコマは何故か♂ではやや頭でっかちになる傾向が強い個体群である。














最後にダム下をさぐるとイヤな感じのオショロコマが釣れた。病気持ちの個体だ。


最近、斜里川水系ではしばしば見られる水カビ病みたいな類円形でぶ厚い白斑が出ている。


この病気はヤマベにもひろがりつつある。ダム下や魚道付きダム周辺、ヘドロ状堆積のあるダム湖の下流などに多い。
恐らく最近の好天続きの影響か、水温上昇とも何らかの関係があるのではないかと思う。

暑い日が続くと水の流れが緩やかなところでは容易に水温が20℃を越えることがあるのだ。


ダム湖の下流などは通常の流れの水域でも水温も13~14℃となることがあり、この高水温はひたすら低水温を好むオショロコマにとっては相当によくない状況と思う。



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