源流域に遡上産卵する大型ニジマス駆除で、ニジマス激減、オショロコマ復活のきざし。

20XX-6-9 (金) 晴れ 25度C 強風
午前 8:40 、釧路川水系源流域のオショロコマを見に北見市を出発。途中、峠の大カーブで曲がりそこなった大型トレーラーが横転横倒しになっており警察車両がきていた。
午前 10時 。 目的の渓流のオショロコマ棲息域に到着。

最初にニジマス20cm。次にアメマス20cm。その後、なかなか当たりがなかったが粘っているとぽつぽつとオショロコマが掛かり始めた。
当たりはかすかだが、最後の瞬間に猛烈に食いつくようで、呑ませてしまった個体が三連続。手早く撮影後、全部ハリスを切って、糸切りリリース。
突然、かなりの大型魚がかかり猛烈な引き。足場が悪く、コントロール不能。引き抜くことなどとうてい不可能。今日は柄の短い小型ランデングネットしかないがそれも車の中だ。このすざまじい引きの大型魚は、恐らく60cm級。この状況では一人では確保するのは不可能。なんども竿をのされそうになり踏ん張ってこらえる。絶望的。ほぼ諦めの気持ちで、それでも数分がんばったが、ついに身切れで針がはずれ逃げられた。
産卵遡上ニジマスの居残りと思われた。今年はランデングネットが無いときに限って思いがけず巨大魚がかかることが続き、まいってしまう。
この水域では、小型個体が多いがオショロコマがよく釣れた。川底の石には沢山のテッポウムシが小石をつづって巣を造っている。オショロコマもニジマスもこれを巣ごと引き剥がしてのみこみ、ムシは消化吸収してばらけた小石は便として排泄する。エサが豊富なようで今日のオショロコマたちはどれもよく肥えている。
この源流域のオショロコマの色調・斑紋には派手やかさはなくとても地味な感じで外見は実に多彩。いまだ一定の傾向に収束することなく遺伝子の多様性もよく保たれていることが伺える。
この源流域では、かっては、ニジマスがかなり繁殖しオショロコマが衰退していたが、私たちが年余にわたり早春に遡上産卵する大型ニジマスを集中的に駆除し続けた結果、ニジマスは激減、やがて衰退していたオショロコマが復活、増殖して明らかに増えているとおもう。
ものすごい速度で落差1.2mほどをぴゆっと乗り越えてゆく小型オショロコマを見た。渓流魚が落差のある難所を乗り越えるパワーはすごい。サクラマスやニジマスは2mくらいまでの落差は高速で跳ね上がり、猛烈パワーで楽に登り切って上流へむかう。
釣り下ってゆき、ここぞというポイントへ振り込んだとたん、突然30cm ほどのニジマスが空中へ飛びあがり、振り込んだターゲットを空中でキャッチしようとして失敗、ザッパーンと水中に落下した。あまりの活性の高さに驚いた。この光景はスローモーションで目に焼き付いた。かっては釣れるのはニジマスばかりという時期があったが、本日はこれら逃げられた2匹と釣り上げた2匹で、ニジマスは合計4匹を確認したにとどまった。


この日は苦労して100m ほどを釣り下ってさぐったがオショロコマがたまりごとに数匹見当で見られた。










































さらに林道を下り下流域でも釣ってみたが、下流域ではヤマベ、アメマスが増え、さらに下流では当年魚のチビヤマベが多くなり オショロコマはまったく見られない。
この日のヤマベたち。





この日のアメマスたち。



















浅瀬のよどみに群れているヤマベ稚魚〜1年魚は、ランデングネットで容易にすくうことができた。ニジマスの稚魚はみかけなかった。




今日は林道を横切って飛ぶミヤマカラスアゲハが多く水たまりでは数匹単位の吸水集団がずいぶん見られた。 5♂♂採集、完全品の2♂♂キープした。
午後3時30分。 武装解除し帰路につく。

帰路、峠付近ではまだ横転トレーラーの撤去作業が続いていた。
午後4時50分、帰宅。今日はかみさんが友人と帯広に旅行にいってしまったので、コープで 生寿司と たこ焼きを買って夕食にしたが これがけっこうなボリュームで食い過ぎであった。
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20XX-6-9 (金) 晴れ 25度C 強風
午前 8:40 、釧路川水系源流域のオショロコマを見に北見市を出発。途中、峠の大カーブで曲がりそこなった大型トレーラーが横転横倒しになっており警察車両がきていた。
午前 10時 。 目的の渓流のオショロコマ棲息域に到着。

最初にニジマス20cm。次にアメマス20cm。その後、なかなか当たりがなかったが粘っているとぽつぽつとオショロコマが掛かり始めた。
当たりはかすかだが、最後の瞬間に猛烈に食いつくようで、呑ませてしまった個体が三連続。手早く撮影後、全部ハリスを切って、糸切りリリース。
突然、かなりの大型魚がかかり猛烈な引き。足場が悪く、コントロール不能。引き抜くことなどとうてい不可能。今日は柄の短い小型ランデングネットしかないがそれも車の中だ。このすざまじい引きの大型魚は、恐らく60cm級。この状況では一人では確保するのは不可能。なんども竿をのされそうになり踏ん張ってこらえる。絶望的。ほぼ諦めの気持ちで、それでも数分がんばったが、ついに身切れで針がはずれ逃げられた。
産卵遡上ニジマスの居残りと思われた。今年はランデングネットが無いときに限って思いがけず巨大魚がかかることが続き、まいってしまう。
この水域では、小型個体が多いがオショロコマがよく釣れた。川底の石には沢山のテッポウムシが小石をつづって巣を造っている。オショロコマもニジマスもこれを巣ごと引き剥がしてのみこみ、ムシは消化吸収してばらけた小石は便として排泄する。エサが豊富なようで今日のオショロコマたちはどれもよく肥えている。
この源流域のオショロコマの色調・斑紋には派手やかさはなくとても地味な感じで外見は実に多彩。いまだ一定の傾向に収束することなく遺伝子の多様性もよく保たれていることが伺える。
この源流域では、かっては、ニジマスがかなり繁殖しオショロコマが衰退していたが、私たちが年余にわたり早春に遡上産卵する大型ニジマスを集中的に駆除し続けた結果、ニジマスは激減、やがて衰退していたオショロコマが復活、増殖して明らかに増えているとおもう。
ものすごい速度で落差1.2mほどをぴゆっと乗り越えてゆく小型オショロコマを見た。渓流魚が落差のある難所を乗り越えるパワーはすごい。サクラマスやニジマスは2mくらいまでの落差は高速で跳ね上がり、猛烈パワーで楽に登り切って上流へむかう。
釣り下ってゆき、ここぞというポイントへ振り込んだとたん、突然30cm ほどのニジマスが空中へ飛びあがり、振り込んだターゲットを空中でキャッチしようとして失敗、ザッパーンと水中に落下した。あまりの活性の高さに驚いた。この光景はスローモーションで目に焼き付いた。かっては釣れるのはニジマスばかりという時期があったが、本日はこれら逃げられた2匹と釣り上げた2匹で、ニジマスは合計4匹を確認したにとどまった。


この日は苦労して100m ほどを釣り下ってさぐったがオショロコマがたまりごとに数匹見当で見られた。










































さらに林道を下り下流域でも釣ってみたが、下流域ではヤマベ、アメマスが増え、さらに下流では当年魚のチビヤマベが多くなり オショロコマはまったく見られない。
この日のヤマベたち。





この日のアメマスたち。



















浅瀬のよどみに群れているヤマベ稚魚〜1年魚は、ランデングネットで容易にすくうことができた。ニジマスの稚魚はみかけなかった。




今日は林道を横切って飛ぶミヤマカラスアゲハが多く水たまりでは数匹単位の吸水集団がずいぶん見られた。 5♂♂採集、完全品の2♂♂キープした。
午後3時30分。 武装解除し帰路につく。

帰路、峠付近ではまだ横転トレーラーの撤去作業が続いていた。
午後4時50分、帰宅。今日はかみさんが友人と帯広に旅行にいってしまったので、コープで 生寿司と たこ焼きを買って夕食にしたが これがけっこうなボリュームで食い過ぎであった。
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