オショロコマの森ブログ5

渓流の宝石オショロコマを軸に北海道の渓流魚たちと自然を美麗画像で紹介します、

イトウのエサにヤチウグイ

2019-12-27 15:29:57 | ヤチウグイ
にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村



にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村




イトウのエサにヤチウグイ

  



2018-9-7(金) 晴れ のち 曇り



昨夜 午前二時頃 北海道厚真町付近で発生した震度7の地震のため、全道的に大停電状態となった。



病院は休診。お店なども休み。学校は臨時休校。JR 飛行機 その他 交通すべて運休。北海道全体が麻痺状態だ。



午前中は なんとなくウダウダ過ごした。



車で市内を走ってみたら、交差点では、信号機とまっており交通整理の警官もおらずとても危険、ヒヤヒヤしながら慎重に交差点を通る。




午後2時。やることもないので近郊の無加川水系支流に釣りに出かけたが、どうも雲行きが怪しくなってきた。




時間も遅いので天候悪化に気おくれしてしまい、予定を変更し近場の川をさぐって引き上げることにした。





郊外でも、ところどころにある交差点は信号機がとまっていたが私の他の車がおらず、問題ではない。 




帰路、以前よりなんとなく気になっていた地図上で大きな沼地みたいなところへ入ってみた。





カーナビでは人工的なため池みたいにも見えるが、これまで10年以上、気にはなるがずっと未調査の場所であった。





国道からそこへ至るほそい道をすすむと、どんずまりが森の中の沼地みたいになっており、ほとりに老夫婦が住む小さな家があった。





私が釣りしたくを始めると不信気そうな表情でおじいさんが家から出てきたが私が ヤチウグイ探しです というと安心して、撮影用の水を汲んだりして協力してくれた。





沼へは足下からズドンと深く危なくて降りられず、水くみができないので魚の撮影をどうしようか思案していたところであった。



おじいさんからここの歴史をうかがった。



今から20年ほど前、ここに大きな釣り堀池を掘って釣り堀を始めたが世の中が不景気になると急に釣り客が減り、経営思わしくなく5年ほどやっただけで営業をやめたという。





その後、広大な釣り堀の回りは雑木がはえ草木が茂り、やがて森みたいになってしまったという。





私が北見を離れていたころのことで、私はこの釣り堀のことはまったく知らなかった。





釣り堀の目玉として大きなイトウもたくさん放していたという。今でもいるかも知れないとの話。





釣ってみると予想どおり 5-8cm の小型ヤチウグイが入れ食い。















釣っては撮影しリリースをくりかえした。









チミケップのヤチウグイとよく似てとても小型の個体群で大型個体はいなかった。














ヤチウグイはイトウのエサ用にと釣り池に放したところ、大繁殖したとのこと。




老夫婦にお礼を述べて釣り堀あとの沼地を後にしたが、どこのヤチウグイを持ってきて放したのか聞き忘れた。





ついで、すぐ近くの渓流へ入り最初の大たまりでデカヤマベを釣った。




その後、さらなるデカヤマベを釣り落とし、小型アメマスを4匹を釣って上流に移動。さらに小型アメマス6匹。





その後いつもの最源流へ向かったが目的のオショロコマは見つからず小型アメマスばかりなので引き返す。




夜、電気がきた。 全北海道の半分ほどで電気復旧したようだ。






にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村



にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

チミケップ湖のチビヤチウグイとエゾウグイ

2019-12-22 11:18:46 | ヤチウグイ
にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村



にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村



チミケップ湖のチビヤチウグイとエゾウグイ





201X-8-27(日)  晴れ



今日は北見市での姉たちの大事なバスケ大会があるため、長男君は私たち夫婦であずかりとなった。




午前11時。長男君は魚釣りに行きたいというので北見市郊外のチミケップ湖へ向かった。
 



チミケップ湖キャンプ場の駐車場に車をとめ湖畔で楽しい食事。




長男君は例によって大好きなコンビニの盛りソバ。




チミケップ湖はアングラーやフライマンが喜ぶ大型トラウトは多くはないが、実は自然がきわめて豊か。




たとえば、日本固有のヒメマス(チップ)の原産地は阿寒湖と、ここチミケップ湖のみです。




この日も桟橋から小型ヤチウグイ、エゾウグイの群が渦を巻くように泳いでいるのが見える。




長男君とこれらを釣って遊んだが、彼はすぐ飽きてしまったもよう。




チミケップ湖特有の超小型ヤチウグイ。







準絶滅危惧種とされるヤチウグイだが、チミケップの個体群は超小型で、釣りの対象としては物足らない感じ。




道内の他の場所で生き残っているヤチウグイと較べると、チミケップのものはきわめて小型の個体群である。




女満別湖のヤチウグイシュンクシタカラ湖のヤチウグイはここのと較べるとはるかにデカイ。




たまに、アメマスやニジマスがかかることがあるが、その前に、ヤチウグイがわっと群がってくるのでどうにもなりません。



時々、エゾウグイの大群がやってきて、先頭はデカイ個体、最後尾はヤチウグイなみの小型幼魚。













昔、チミケップ湖に漁業組合があった頃、刺し網で捕獲したここのエゾウグイ30cmくらいのをアライにして食べさせてもらったことがあるが、鯉のアライと同じくらいおいしかった。




小さい魚ばかりで、つまんないなあといった表情。もっとでっかいの釣りたいなあ。








にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村



にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

奇跡的に残ったオショロコマ小集団を発見。

2017-08-29 22:19:01 | ヤチウグイ
にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村


にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村


奇跡的に残ったオショロコマ小集団を発見。




201X-10-6 (月) 晴 寒い

朝10:30 かねてより地図上でオショロコマの存在の可能性を感じていた北見市郊外の渓流へ向かった。











途中でガソリンを満タンにして セブンイレブンでお茶と助六寿司を買った。


林道へのルートは地図とはやや異なった感じだが 目印になる小学校学校林が林道へ入ってすぐにあって地図上での位置を確認できた。 




さらに水源地取水場を左にみながら進む。




この川は源流域にいたるまで河川敷がびっしり笹におおわれ川面が見えない川だ。


途中、脇道が渓流を横切るところにあった土管下たまりで、腹が黄色いオショロコマ♂成魚1匹を釣った。


はじめはあまりに腹が黄色いのでアメマスと思ったほどだ。



しかしこの1♂しか確認できず、源流域へと向かう。


途中、ところどころで探ったが、どこでも生体反応がない川であった。




源流が近くなると嵐のときなど木々がずいぶん林道に倒れ込んだもよう。


チェンソーでそれらの倒木をずいぶん切ってなんとか林道を開通させたている。


いつも開通している保証はない林道だ。


やがて沢はせまくなりとうとう崖がせまって車で進むのが困難になってきた。


しかたなく車を何とかターンさせて下り始めたが、林道を登るときには見逃していた良ポイントを発見。


そこは、とても浅いたまりだが、振り込むとすぐにオショロコマ♀が釣れた。























































































結局12匹の若魚〜成魚のオショロコマが釣れ、産卵直前ないし少し産卵した♀が多かった。


幼魚〜稚魚はいないようで、最近繁殖は出来ているのかが気になった。


数匹釣り落としたがこのあたりには、せいぜい20匹前後のオショロコマ小集団が存在していると思われた。


下流域をさぐったがまったく魚信なく、この小規模な個体群が、かろうじて奇跡的に残っているように感じられた。


撮影させていただいたオショロコマたちは全て丁寧にもとの場所にリリースした。
 

帰りにk川下流のいつも立ち寄るとある良ポイントを探ったがアメマスのみ。













良型ニジマスがしばしばいつくおおたまりにも魚影なし。 





ここで武装解除した。 





にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村


にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

北見市野付牛公園の池で準絶滅危惧種ヤチウグイを釣った。

2017-08-02 00:16:54 | ヤチウグイ
にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村


にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村


北見市野付牛公園の池で準絶滅危惧種ヤチウグイを釣った。







2014-11-21  (金)  晴れ  寒い

北見市には、かっていたるところに谷地、湿地の多い森が広がり大きな天然の沼や池がいくつもありどこにもヤチウグイは多かった。


北見市光西中学校グラウンドの一角には大きな池があり、いつも子供たちのヤチウグイ釣り大会の場であった。


ここには15cm前後の大型ヤチウグイが多かった。


針金を曲げた小さな釣り針にエサのごはん粒、木綿糸の道糸、柳の枝の釣り竿で釣っては水を張ったバケツに放り込む。


一時間で何匹釣るかを競った。


私はいつも圧倒的チャンピオンであった。 


高度経済成長の時代に北見市では池や沼はことごとく埋め立てられ、広大な森は切り払われて畑や工場用地、宅地などに変わった。


北見市のヤチウグイは誰にも省みられることなく誰にも知られることもなく、ほぼ絶滅した。


近年、自然保護思想が多少広まって、絶滅危惧種とか準絶滅危惧種といった言葉が、ある意味では格好良くひびいたりする変な時代になった。


要するに極めて稀な種になったから、貴重なんだ、もしかすると消えてしまうかも知れないから大事なんだということで、誠に奇妙な価値観が付与されるようになったのだ。


オショロコマ、イトウ、ニホンザリガニ etc... 。かってはどこにでも沢山いた生き物が、消えてしまおうとしているがゆえに気がついたら不思議な価値観を付与されている。


かって害魚として駆除されていたイトウは、いまや釣り人あこがれの対象にすらなっている。


ヤチウグイはその筆頭で、かっては雑魚代表種であったのがいまや準絶滅危惧種という、やたらカッコイイ??地位を与えられている。


私はその後、北見市公園町の野付牛公園近くに転居したが、ここには大きな公園池があって夏場は市民がボート遊びを楽しむことができる。


ここにはきっとヤチウグイが居残っているのではないかと確信していたのだが、釣りは公園内の市民やボート遊び中の人に釣り針がひっかかる等の事故があってはならないと禁止されていた。


そのため、今日にいたるまで、何十年もヤチウグイの存在を確認できないでいた。


初冬。


夏場、市民の憩いの場であった野付牛公園に人影はない。



この日、かねてからの作戦を実行した。


野付牛公園でヤチウグイ釣りを試みたのだ。


しかしこのところ寒い日が続いて公園の池表面の 90% ほどは薄氷が張って釣りにならない。






わずかに公園池に小沢から水が入ってくるあたり、僅かにまだ凍っていないところを探り、唯一カ所ヤチウグイが釣れるところを発見した。




















































ここで5〜8cm のヤチウグイを9匹釣って撮影し、撮影後はすべて丁寧にもとの場所にリリースした。


体感温度はマイナス3−4度くらいか。素手を水に浸けての撮影はこれが限界であった。


小さなヤチウグイはかなりいるようでブドウ虫をくわえて頭を激しく振って、釣り針からエサをむしり取る格好の餌採り名人で針かかりしにくい。 


帰宅後画像をおこしてみると 体側に帯状の黒色鱗がないのでアブラハヤではなく正真正銘のヤチウグイであった。


続いて野付牛公園と同じような公園池がある市内の常盤公園へいったがここも池の90% が薄氷りが広がり凍っていた。



池の周囲にはマンションや家が立ち並び森に囲まれた野付牛公園と比べると自然度きわめて低く、入念に探ったが魚信なかった。



魚がいるような感じの池ではないようだが、ヤチウグイがいないのかどうか今日の所は断定できなかった。


ついでに 家の近くの無加川河川敷の道を相ノ内方向へ走って小川のたまりなどを調査したがヤチウグイは発見できず引き上げた。


北見市内でのヤチウグイ探索は、これまでにも何度か行われており他にも何カ所か小規模な生息水域が確認されている。


私は野付牛公園池以外にも何カ所か目をつけているところがあるが、その後の調査は途絶えたままである。




にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村


にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

北海道チミケップ湖にアブラハヤはいるか?

2017-07-28 22:58:36 | ヤチウグイ
にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村


にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村



北海道チミケップ湖にアブラハヤはいるか?


201X-11-15 (土) 晴れ後曇り 寒い


朝10;00 北見市郊外原始の湖、チミケップ湖へ懸案のヤチウグイ撮影に出発。


これまでヤチウグイと信じてきたのだが、もしかして本州に生息するアブラハヤ混生の可能性はないか、このところとても気になっていたのだ。


チミケップ湖入り口では立派なコンクリート橋を建造中であった。自宅から45分ほどでチミケップホテル桟橋に着いた。


チミケップホテルは最近は食事は事前予約が必要。


この時期はそれも無くなって朝11;00〜15;00喫茶のみ。


今日、玄関やレストランに客はいないようで電気がついていない。


桟橋から釣り始めたらエゾウグイが入れ食いで次々と釣れる。




グィーンとウグイのひとのし。


渓流竿を満月のように引き絞る。


しばらくの間はヤチウグイはまったく釣れなかった。 







岸よりの藻がある浅いところに振り込むとやっとヤチウグイが弱々しく釣れて来た。


チミケップ湖の個体群は尾叉長 5-8cm と大きさはいつもと同じくヤチウグイとしては超小型。






アメマス幼魚。


















どうも小型で成熟する個体群のようだ。



















岸辺で撮影したが波が打ち寄せ水面が動くのできわめて撮影しにくかった。 


小型ウグイがヤチウグイと混生しておりアメマス幼魚も一匹釣れた。


ヤチウグイと比べると巨大とも言える 20-25cm のエゾウグイは群になってやってくる。





この時期でも活性が高く道糸の赤い目印までエサと間違え飛びついてくる始末。 



ヤチウグイはこの大型エゾウグイたちの格好の生きエサになっているのではあるまいか。














いつもと比べるとかなりヤチウグイの個体数が減っているようだ。


この日釣れてきたのは、どうみてもヤチウグイばかりで、もしかしたらアブラハヤが混ざっているのではないかといった思いは私の妄想に過ぎなかったという結果になった。



ホテルのまわりに居着いている観光キタキツネ君がやってきたが、エサはあげないよ。













この時期、北見市のビート工場では収穫されたビートからグラニュウ糖(砂糖)を作る作業を開始。大量の電力を要するので蒸気タービン発電器をフル稼働させて自前の電力を作ります。


その蒸気が高く立ちのぼります。



大型トラックが次から次へと大量のビートを運びこみます。


私の父は熱管理士で長年この工場で発電器を回すための蒸気を作るボイラーの管理責任者をやっていました。





にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村


にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

シュンクシタカラ湖で準絶滅危惧種大型ヤチウグイ発見

2017-03-17 17:34:13 | ヤチウグイ
にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村


にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村


シュンクシタカラ湖で準絶滅危惧種大型ヤチウグイ発見

2012-9-1 (土) 晴れ 気温27度C


阿寒の原生林の奥の奥、人工衛星写真でその存在が広く知られるようになったシュンクシタカラ湖。



アイヌ語でシュンクはエゾマツ、シタカラは鳥の鳴き声の意味らしい。


エゾマツが多く鳥の鳴き声の多い湖といった意味だろうか。


引き続き、シュンクシタカラ川沿いに林道を下ってシュンクシタカラ湖へ行ってみた。


この日は、湖に人の気配はなかった。


昔のことは知らぬが現在、この湖は流入、流出河川がない。



岸から湖底にはヘドロ状堆積が厚くたまって、湖の浅瀬に入ってゆくとたちまちひどく濁る。


この湖には湖沼型大型オショロコマが群をなして棲息していたが、過度の釣り圧で激減したところに、スチールヘッドニジマスの放流があり、絶滅している。


久しぶりに、モンゴルで13年間使用していたフェンウィックの長竿とアブアンバサダーリールでせっせとルアーを引いてみたがヒットなし。




思いがけず F 氏が15cm ほどの大型ヤチウグイの群を発見、7匹ほど釣って撮影。


























チミケップ湖の小型ヤチウグイと較べると、メタボみたいにずんぐりよく肥えて魚体も大型の個体が多い。


エサが豊富なのだろうか。


近年、北海道各地で減少しつつある 準絶滅危惧種 ヤチウグイの生息地として、シュンクシタカラ湖をここに記録しておきたい。










ハナカジカを4匹目撃、一匹を釣って撮影。






にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村


にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

原始の湖チミケップ湖のエゾウグイ、ヤチウグイ。

2016-02-25 21:56:40 | ヤチウグイ
にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村


にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村

20XX-7-16 (月) 休日   晴れ 暖かい

原始の湖チミケップ湖のエゾウグイ、ヤチウグイ。


天気がよいので子供たちと北見市近郊の原始の湖チミケップ湖へいってトンボの採集をして遊んだ。

そのあと いつものチミケップホテル桟橋で エゾウグイとヤチウグイを釣って遊んだ。




エゾウグイ10匹、ヤチウグイ5匹ほど釣って終了。 

魚たちは撮影後、速やかにリリースした。

エゾウグイは20cmほどの大きさで100匹くらいの群で次々に回遊してくる。



群が去るとしばらくは何も釣れないが、群がくるとまもなくぐーんっと竿先が水中に引き込まれ子供たちが嬌声をあげる。

次女君はウグイが暴れると本気で怖がっている。



長女君は何回かここのエゾウグイ釣りの経験があるのでなかなか上手。



魚が大暴れしてもあわてずうまく処理している。

ヤチウグイは桟橋右手のやや浅くて水草の多いところにいて、振り込むとわっと群れてくるが魚体が小さいのでかえって子供には釣りにくいようだ。

ヤチウグイは近年生息環境( やち、湿地、沼、三日月湖など )がこととごとく破壊され、いまや絶滅危惧種とされているが、ここのヤチウグイはとても小型の個体群である。

ここでは、しばしば他にアメマスやニジマスが釣れるがこの日は釣れなかった。





次女君はチミケップホテルの番犬におそるおそる近づくが犬のほうもかなり緊張している。







にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村


にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

原始の湖チミケップ湖で準絶滅危惧種ヤチウグイを撮影

2015-01-29 20:24:01 | ヤチウグイ
にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村


にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村

2011-10-28 (金) 晴れ  寒い

原始の湖チミケップ湖で準絶滅危惧種ヤチウグイを撮影

朝からよく晴れたが10時過ぎから風が少しでて、雲が広がりはじめ、日差しをさえぎると一気に体感温度が下がる。

今日は、最終日が近づいた北見菊祭りを見にゆこうかということになったが、その前に近郊のチミケップ湖のホテルに昼食に海鮮カレーを食べに行った。

ランチ時間に合わせて11時30分に北見市を出発。 30分ほど山道を走ってチミケップホテルに着いた。広い窓から原始の湖チミケップ湖がみえる山奥のレストランは私たちのお気に入りだ。


何故か私たちが行くときは、いつも客はほとんどいなくて、私たちの貸し切りみたいになるのも気に入っている。


ここの海鮮カレーはおいしい。大きなエビ2匹と大きなホタテ2個とタコ2切れが入っている。サラダとスープとアイスクリームとコーヒーがつく。1時間ほどかけて食事。 





  
  そのあとホテル横の桟橋でエゾウグイとヤチウグイを少し釣って撮影した。今日はアメマスも釣れた。大抵ニジマスの小さいのもかかるのだが今日は釣れなかった。











       






以上、エゾウグイ。






小型アメマス。



以下はチミケップ特有の小型ヤチウグイです。















撮影させていただいた魚たちは全て丁寧にリリースしました。





このほか、サクラマス、ヒメマス(土着種)、ワカサギと鯉がいる。かって放流された鯉はかなり繁殖しているが、在来の自然を破壊する元凶としてYMCAを中心に駆除が試みられているという。

サクラマス、ワカサギ、ニジマスも移植されたものだが、これらはおとがめなしらしい。

北見市周辺の湖の多くで異常繁殖している攻撃的外来種ウチダザリガニは、幸い、ここチミケップ湖では発見されていない。

かって北見地方の沼や三日月湖、湿地、池などに無尽蔵に繁殖していたヤチウグイ( Phoxinus percnurus sachalinensis)は、これらの生息環境の多くが埋め立てられた結果、いまや準絶滅危惧種とされている。

私が知っていた女満別湖の産地は河川改修で消滅し、現実にヤチウグイを確実に見られるところはここチミケップ湖以外には数カ所を知っているに過ぎない。 

チミケップ湖のヤチウグイは他の産地と比べるととりわけ小型なのがちょっと気になっています。

このところ、毎週渓流での巨大魚釣りが続いていたが、今日はのんびり小物釣りを楽しんだ。

生まれて初めて魚釣りをしたという私の母も喜々として楽しんでいた。ひたすら大きな魚を釣るのも楽しいが種々の小物も、それ以上に良い。

将来は本州でタナゴ釣りをやってみたいというのが私の夢の一つです。



にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村


にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カラ松林の小さな人工池に繁殖する絶滅危惧種ヤチウグイ

2014-08-30 10:27:59 | ヤチウグイ
にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村


にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村

20XX-4-14 小雪

カラ松林の小さな人工池に繁殖する絶滅危惧種ヤチウグイ

午後から F氏の案内で北見市郊外の仁頃のF氏の持ち山のとなりにあるカラ松林の沢をせきとめて造った小さな人工池で繁殖しているヤチウグイを撮影にいった。

このカラ松林の持ち主がヤチウグイを池に放して繁殖させていたのであろうか。

岸辺の草の間に隠れている5-10cm ほどのヤチウグイをネットで10匹ほどすくって撮影した。














撮影させていただいたヤチウグイは全て丁寧にもとの池にもどした。

絶滅危惧種とされるヤチウグイだが信じられないような旺盛な繁殖力があるので環境さえ整えば爆発的に増える可能性があると思う。今現在、その環境そのものが絶滅危惧状態なのだ。

北見市では、このほか野付牛公園や常磐公園の人工池、常呂川支流のシュブシュブナイ川の一部にも棲息が確認されているようだがそれほど多くはないようだ。

ヤチウグイが絶滅危惧種とされた経緯について詳しいことは知らぬが、今後意識して全道的な分布状況も念頭に調べてゆきたいと思う。



にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村


にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

チミケップ湖の絶滅危惧種ヤチウグイと放流巨大ニジマス

2014-08-29 08:38:25 | ヤチウグイ
にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村


にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村

2004-10-31  曇

チミケップ湖の絶滅危惧種ヤチウグイと放流巨大ニジマス

午後、北見市郊外のチミケップ湖へ出かけた。2004年ころ、この湖にはいつのまにか漁業組合が出来ていて、一日入漁料1000円をとるようになっていた。

大型ニジマスをせっせと放流しては釣らせているもよう。養魚池から放流したばかりのデカニジマスは、渚滑川や阿寒川と同様に、放流場所からはあまり移動せず、いればいるだけほとんど釣れてしまう傾向が強いので、客の減る10月以降は放流していないようだ。入漁料はこの時期は無料とのこと。

確か、はるか昔にチミケップ湖でヤチウグイを見た記憶があった。そこでこのときチミケップホテル横の桟橋でヤチウグイ釣りを試みた。

桟橋から長竿で岸辺のヨシのあたりをさぐると、はたして目的のヤチウグイがぱらぱらと釣れた。数はあまり多くない。





ここチミケップでは絶滅危惧種ヤチウグイは、少ないながらまだ健在であった。ここのヤチウグイは7-8cmのとても小型のものばかり。ヤチウグイは放流ニジマスの格好の餌になっていると思う。

ヤチウグイのデジカメ写真を沢山撮った。










続いてひとしきりエゾウグイが思いきり竿先を引き絞って10数匹ほど釣れた。。




このエゾウグイはとても大型。 昔、チミケップ湖畔に住んでいた鎌田さん宅にお世話になって真冬にワカサギ釣りをしたとき、この大型エゾウグイを三枚におろし、それを短冊みたいに細く切って 酢味噌でごちそうになったことがある。とてもおいしかった。はじめは鯉の洗いだといわれ、疑わず食べていた。 最後にエゾウグイだと知らされ驚いたことがある。






この間25cmほどのニジマス残党まで釣れた






ゴムボートの大型ニジマス狙いの釣り船2隻が船外機をつけて向こう岸に沿ってトローリング釣りをしており、原始の風景と静けさが売りの湖が今日はひどくうるさかった。

こんなやかましい方法では、放流ニジマスといえども釣れないのではなかろうか。

結構寒くて体が冷え切った。客のいないチミケップホテルの喫茶店でココアを飲んで体をあたためて帰った。

この記事は当時のコンピューター日記より作成しました。私は20年前 ファイルメーカープロで作成したコンピューター日記をかかさずつけており いつなにがあったか 検索キーワードをいれて検索すれば 瞬時に当時の記事がでてきます。


PS: その後,この漁業組合は思うようにもうからなかった模様でつぶれてしまった。ニジマスの放流は2004年で終わり、絶滅危惧種ヤチウグイや、チミケップ原産のヒメマス(日本原産のヒメマスはチミケップ湖と阿寒湖のみに棲息。支笏湖のヒメマスは国後島のトナイチャ湖原産と聞いたことがある。)、アメマス、エゾトミヨたちにとっては福音であった。

その後、バブルの頃に建設され、正真正銘の原始の湖の風景を売り物にして全国の金持ち相手に一泊4万だの8万だのと言って大繁盛、数年先まで予約で一杯であったチミケップホテルも、不況でとうとうつぶれてしまった。

湖に再び本物の静寂が訪れたのであった。

PS の PS: その後チミケップホテルは再開され、2014年8月現在、しゃれたホテルとして営業中です。レストランに客が入ると、庭に餌が撒かれ、かわいいシマリス、エゾリス、カケス、ヒグマ( うそ )その他が集まってきます。湖畔にキャンプ場ができて 最近、夏場はけっこうテントが張られています。

ヤチウグイはニジマスがいなくなってから、猛烈に増え始め、現在では釣り糸をたれるとまるで蚊柱みたいに5-8cm の超小型ヤチウグイが群がってきます。しかし、あまりに小型なので釣るのはなかなか大変です。 

ちなみに一時期、放流大型ニジマスでにぎわったチミケップ湖ですが、ニジマスはあっというまに釣りきられ数年前までは多少釣れていましたが、その後ほぼ消えたような気がします。 今現在この湖の主役は 大繁殖している野鯉(これも放流された所謂国内外来種ですが)とエゾウグイです。 ちなみに2014年現在の社会的風潮を思えば、チミケップ湖にニジマスを再放流することは、チミケップ原産の貴重なヒメマスの存在を考えれば決して行うべきではないと思います。


在来の生態系に対する考えは全世界的にこの10年で大きく変化しました。在来種を貴重な存在と認識しこれを大切にする風潮が急速に芽生えてきました。勝手気ままに行われてきたニジマス放流が、実はとんでもない事態を引き起こしていることが、世界的にも、我が国、北海道においても、最近になってやっと知られ初めてきました。深刻な事例が報告され、このブログで何度も何度も実態をお示ししてきましたようにニジマスは在来の生態系を破壊する極めて危険な外来魚と言えます。

本州のブラックバス釣りに匹敵するほど人気のある北海道のニジマス釣り(私も大好き)が今後とも、生き残るためにはニジマス放流可能水域の設定とニジマス放流のライセンス制・報告制しかないと考えます。

諸般の事情で、それが不可能な場合はニジマス放流は全面的に禁止とすべきと思います。


絶滅危惧種ヤチウグイの話から始まってとうとう、今話題のニジマス放流の問題にまで発展してしまいました。



にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村


にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

女満別湖畔の絶滅危惧種ヤチウグイが消えた?

2014-08-28 07:21:19 | ヤチウグイ
にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村


にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村

20XX-10-11   晴れ

女満別湖畔の絶滅危惧種ヤチウグイが消えた?。

女満別湖のヤチウグイを確認した4年後の秋。

その後もちょっと気になっていた女満別湖へ久しぶりにヤチウグイを見たくなり出かけた。

ヤチウグイは今も健在だろうか。

しかし、かなり湖周辺の環境が変わっていて、なかなか前回のヤチウグイ生息地にたどり着けない。

途中の水路で釣ってみたがヤチウグイはおらず、ウグイが入れ食いに釣れた。

よくみるとウグイも美しい魚だ。

試行錯誤しながらやっとヤチウグイの沼地に着いたがかなり雰囲気が変わっており、かっては止水状態の沼が、流れのある環境になっていた。

釣り糸を垂れると、ヤチウグイの魚信はまったく無い。

底が浅くなっており底に敷いてある網みたいなのにすぐ針がひっかかる。

恐らく何か工事が行われ、その結果ここは流れのある水路みたいになって絶滅危惧種ヤチウグイは消えてしまったようだ。

工事は絶滅危惧種ヤチウグイが棲んでいることなど全く念頭になく、もしくはまったく無視して行われたのであろう。

アメリカでは、この方面の法律が進化していて、たとえば絶滅危惧種の超小型のネズミが発見されたという理由で巨大なビル工事がとまった例があるという。

興味のない人間にとっては全く無価値ともいえるヤチウグイはこうして北海道各地で次々と消えていったのであろう。

なんともやりきれない気持ちであった。女満別湖畔のどこかに、まだヤチウグイが生き残っていることを祈るしかない。
















取水場のようなところで大きな鯉がはねるのをみた。



しばらくすると、またドッポーンというすごい水音。

そして巨大な鯉がすぐ目の前ではねるのをスローモーション映画みたいに見た。

はねる鯉など釣れるはずもないのだが、急遽鯉釣り師に変身、あわてて振り込んだりしたが当然釣れない。

女満別湖畔の秘密のヤチウグイ生息地を教えてくれた膵臓癌末期の方(鯉釣り名人)を思い出した。

彼はこの巨大な女満別湖の野鯉を釣っていたのであろう。






にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村


にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

再び女満別湖の秘密のヤチウグイ生息地に撮影に行く

2014-08-26 20:32:24 | ヤチウグイ
にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村


にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村

20XX-9-25 (土) 雨 のち曇

再び女満別湖の秘密のヤチウグイ生息地に撮影に行く

9月下旬ともなれば北国ではもう吸血昆虫は激減する。前回、沼地に発生したヤブ蚊の猛攻であえなく撤退したが、もう大丈夫だろう。

午後、女満別湖の水門付近の沼にヤチウグイの撮影に出かけた。夕方現地へ着いた。



蚊が少しいて刺されたが前回ほどひどくはない。

岸辺はヨシや柳がうっそうと茂って近づきにくいが、少し柳や草を処理して釣り場を作って振り込むと15cmから20cmくらいまでのヤチウグイが次々と釣れ、せっせとデジカメ撮影した。






30匹ほど釣った。ヤチウグイは餌に食いつき、ぐーんと引きぱっと放す。あげるとエサがない。

実は慣れないとヤチウグイ釣りはけっこう難しいのだ。この日もヤチウグイは昔ながらのエサとり名人だ。

はるか昔のヤチウグイ釣りの感触が次第によみがえってきて感無量であった。



















撮影後のヤチウグイは全てもとの場所にリリースした。




にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村


にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

女満別湖、絶滅危惧種ヤチウグイ秘密の生息地

2014-08-25 07:25:14 | ヤチウグイ
にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村


にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村

女満別湖、秘密の絶滅危惧種ヤチウグイ生息地

20XX-6-4  晴れ

北見市は常呂川の流域に広がった広大な平野部の森林を切り開いて発展したとおもわれる。

今から50年ほど前、私が小さかった頃、北見市郊外にはどこまでも続く深い森と湿地があった。いまではその面影すらなく完膚無きまでに開発されつくされている。 

湿地には無数の沼がありそこには、おびただしい数の小魚がいた。ウグイ、ヤチウグイ、トミヨ、エゾトミヨ、カジカ、フクドジョウ,スナヤツメ etc........。 なかでも5-15cmの小魚のヤチウグイは多かった。

北見市光西中学校の校庭裏の沼にはヤチウグイが群生していて、子供たちはここでヤチウグイ釣りトーナメントを毎日やった。 

針金を曲げて作った釣り針と釘の重り、木綿糸の道糸、竿は柳の枝。エサはごはんつぶ。

日曜日は朝から夕方まで夢中でヤチウグイをだれが一番沢山釣るかをきそった。

ヤチウグイはえさ取りの名人で、あわせが一瞬遅れると、ご飯粒はとられてしまう。口は小さく、この沼のヤチウグイ釣りは実はかなりの熟練を要する。夏場のニジマス釣りよりは明らかに難しいと思う。

小学5年生のころ、ヤチウグイ釣りが上手だった私は釣りの王様の称号を得ていた。

その後、私が中学生になった頃、森はことごとく切り払われ湿地は埋め立てられ畑になり、ヤチウグイ釣りをしていた沼は一晩で埋め立てられヤチウグイとともに消えた。

その後、私はヤチウグイのことなどすっかり忘れて生きてきた。

近年、世の中は開発に飽きて自然保護の概念が急速に芽生えてきた。生息地である三日月湖や沼、湿原のヤチ(谷地 野地??)がこの世からほとんど消えたせいで、気がついたら超普通種であったヤチウグイはあろうことか絶滅危惧種に分類されていたのであった。オショロコマよりも危ないらしい。 

そういえば私のまわりからもヤチウグイのいそうな環境は完全に消えていた。

急にヤチウグイが懐かしく感じられ、なんとかもう一度その姿を見たくなった。

しかし色々さがしてみたがヤチウグイに関する情報は何も得られなかった。


あるとき、偶然に膵臓癌末期の方と釣りの話をする機会があった。ベッドサイドに四つ切りに拡大した写真を顎に入れて飾っていて、それは大きな鯉をかかえて満面の笑みのお写真で女満別湖で釣ったという。

この方は地元では有名な野鯉釣り名人の方であった。

どこかヤチウグイのいるところを知りませんかと尋ねると、本当は誰にも教えていない秘密の場所ですがと前置きして女満別湖周辺のごく狭い沼地で今でもヤチウグイがいるという場所を丁寧に教えてくれたのだった。

20XX-6-4  晴れ

早めに仕事を終わらせて女満別湖の水門へヤチウグイを探しに出かけた。6時に北見市を出発。40分で現地に着いた。

教えたいただいた地図をたよりに試行錯誤しながらやっとヤチウグイの生息地に着いた。



そこは水門付近の汚い谷地の狭い古川で15cmほどのヤチウグイが入れ喰い状態に釣れた。



デジカメ撮影を試みたが、この間すざまじいヤブ蚊の猛攻にあい、耐えられず這々の体で退散した。

自宅で数えると170箇所ほどあちこち刺されてひどい目にあった。

顔もぼこぼこに腫れ、熱をもって死ぬほどかゆい。

今度は蚊のいない秋口にでも来てみようと思う。

私にヤチウグイの生息地を教えてくれた方はほどなく亡くなられたが秘密のヤチウグイの沼は私に伝えられた。


にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村


にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする