にほんブログ村
20XX年10月3日。
斜里川水系平野部渓流、カラフトマスとオショロコマの産卵時期が一致していた。大雨の増水などで、水位が上がって河口でのサケマス捕獲用のトメを乗り越えて遡上してきたのだろうか。それとも、この年は早めにトメをはずしたのだろうか。この日、渓流の源流域におびただしい数のカラフトマスが遡上し、ものすごい水音を立てながらあちこちで産卵行動が繰り広げられていた。
樺太マスが主体だが、さけますがかなり遡上していた。ほりを作って盛んに産卵していた。浅瀬にのりあげ立ち往生したセッパリを撮影し川に戻した。
そこへ沢山のアメマスやヤマベがまとわりついて右往左往しながら狂ったように産卵された卵を食べている。イクラをつけて振り込むとヤマベ、アメマス、それからオショロコマが釣れる。どの魚も腹がぱんぱんで、エッグイーター(卵喰い)をやっていると思われた。
そこでかわいそうだが釣り上げたヤマベとアメマスとオショロコマの腹を少し裂かせてもらった。ヤマベ、アメマスははちきれそうな胃袋からオレンジ色のカラフトマスの卵が沢山こぼれ出てきた。
なんとオショロコマは胃は空っぽで卵巣は産卵直前の成熟卵が一杯であった。
これから1-2週は次々と遡上してくるカラフトマスの産卵が続くと思われる。オショロコマも同じ場所で産卵するが、そのかわいらしい産卵床はカラフトマスの産卵行動の一撃で完膚無きまでにほっくりかえされてしまうのではなかろうか。カラフトマスは天然ものというよりほとんどが最近の孵化放流事業の成果で、ほそぼそとした自然産卵に頼るオショロコマに勝ち目はないとおもう。近年、斜里川水系平野部のオショロコマ激減の一因として、大増産されたカラフトマスの産卵行動がオショロコマの産卵床を相当に破壊している可能性はないだろうか。
にほんブログ村
にほんブログ村
20XX年10月3日。
斜里川水系平野部渓流、カラフトマスとオショロコマの産卵時期が一致していた。大雨の増水などで、水位が上がって河口でのサケマス捕獲用のトメを乗り越えて遡上してきたのだろうか。それとも、この年は早めにトメをはずしたのだろうか。この日、渓流の源流域におびただしい数のカラフトマスが遡上し、ものすごい水音を立てながらあちこちで産卵行動が繰り広げられていた。
樺太マスが主体だが、さけますがかなり遡上していた。ほりを作って盛んに産卵していた。浅瀬にのりあげ立ち往生したセッパリを撮影し川に戻した。
そこへ沢山のアメマスやヤマベがまとわりついて右往左往しながら狂ったように産卵された卵を食べている。イクラをつけて振り込むとヤマベ、アメマス、それからオショロコマが釣れる。どの魚も腹がぱんぱんで、エッグイーター(卵喰い)をやっていると思われた。
そこでかわいそうだが釣り上げたヤマベとアメマスとオショロコマの腹を少し裂かせてもらった。ヤマベ、アメマスははちきれそうな胃袋からオレンジ色のカラフトマスの卵が沢山こぼれ出てきた。
なんとオショロコマは胃は空っぽで卵巣は産卵直前の成熟卵が一杯であった。
これから1-2週は次々と遡上してくるカラフトマスの産卵が続くと思われる。オショロコマも同じ場所で産卵するが、そのかわいらしい産卵床はカラフトマスの産卵行動の一撃で完膚無きまでにほっくりかえされてしまうのではなかろうか。カラフトマスは天然ものというよりほとんどが最近の孵化放流事業の成果で、ほそぼそとした自然産卵に頼るオショロコマに勝ち目はないとおもう。近年、斜里川水系平野部のオショロコマ激減の一因として、大増産されたカラフトマスの産卵行動がオショロコマの産卵床を相当に破壊している可能性はないだろうか。
にほんブログ村
にほんブログ村