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早春のアメマス釣りと降湖型アメマス
2018-5-13(日) 朝てっかり のち曇 のち雨 21℃
この日、朝てっかりに乗じて朝はやく蝶の撮影に出撃したものの、すぐに曇りはじめたばかりでなく小雨までぱらついてきた。
これでは蝶の撮影は絶望的だ。完全に予定が狂った感じで、しかたなく近郊の森でアメマスと遊ぶことになった。
早春の森は新緑がきれいで、源流域にオショロコマがいないか捜しながら釣ったが小型アメマスばかりが次々にかかった。
ひさしぶりのアメマスはとても美しく感じた。一匹一匹、斑紋が異なり撮影していても楽しい。
ここはかってはニジマスが多かったが、継続的な放流が行われなくなってからはニジマスはひとりでに減少しつつある。
小型アメマス10匹ほどを釣って撮影したあとリリースした。
源流域の小型アメマスたちの中で体がサンマみたいに銀ピカになり背びれ、尾びれなどヒレが透明化してヒレの辺縁が黒化するいわゆる降湖型アメマスが見られた。
海に下る降海型アメマスもまったく同じ形態的変化をきたす。降海型・降湖型オショロコマもまったく同様である。
この渓流は原始の湖であるT湖へ入っており、この小渓流の小型アメマスたちは降湖型アメマスに変身し、湖へ下って大型化する。
しかし、この湖ではせいぜい 尾叉長30-40cm であまり大型のアメマスは見られない。
それでも原生林の中の湖での釣りは、近年いかにも釣り堀的傾向が強まっている阿寒湖とは、違った意味で人気があるようで、何故か本州方面からのアングラーも多い。
この日はざっと5-6組があちこちで投げちゃ引きをやっていたが、この日ルアーでは大型ウグイばかり、フライで尺前後のアメマスが数匹といった戦果とのことでした。
昼食後、これまで入ったことがなかった湖から流れ出る唯一本の渓流の最上流域に急斜面を下って入ってみた。
流れがかなり速いところもあり、小型アメマスばかりだが前の川よりややサイズアップの感じ。
急流にのると小型アメマスといえどもよく引いた。
しばらく行くと急な滝になり、滝の下流ではニジマスが釣れるがここではニジマスは見られなかった。
小型アメマス10数匹を釣った頃、雨がかなり降り出したので釣りは中止した。
帰りにおいしそうなコゴミを少し採集して帰宅した。
これは食不適。
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