オショロコマの森ブログ5

渓流の宝石オショロコマを軸に北海道の渓流魚たちと自然を美麗画像で紹介します、

華麗なイタチの舞いを見た

2013-08-30 14:33:19 | 渓流魚、蝶、自然
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20XX-5-27 曇 ときどき氷雨 寒い

この日、思いがけず華麗なエゾイタチの舞いを見た。

かねてより未調査であった無加川支流沿いの林道を通って峠を越え、湧別川水系支流へ抜けるルートを調査した。

この無加川支流は滑川のところが多くオショロコマはやっと一つ目のダム下で若魚1匹を釣った。黄色味を帯びた灰青色で栄養状態は比較的よさそうな個体であった。夏にもう一度調査に来たいところだ。








崖崩れや道路崩壊、尖った砂利を敷き詰めたタイヤバースト超危険区間など悪路連続の峠をやっとのおもいで越えた。

今度は湧別川水系武利川支流 TR川の中流域でアメマス若魚5-6匹、幼魚1匹、オショロコマ若魚1匹、幼魚1匹を釣った。
















時期的なものか、とても魚の少ない川であった。この日も撮影させていただいた渓流魚たちは全て丁寧にもとの場所にリリースしました。


氷雨が降り続き寒い。今日はあちこちに野生のエゾムラサキツツジが満開であった。山間部のせいか、やや開花が遅れていて山桜も満開だ。


不意にエゾイタチが一匹、林道に現れた。私たちに気づいて、ちらりちらりとこちらを振り返る。


近づくと少し走って距離を保つ。とてもかわいい顔つき、しぐさ。身のこなしが、えもいわれぬほど、しなやかで美しい。

頭が金色で体は明るい黄褐色。しばらくこちらを見ていたがぴょーん、ぴょーんと高く飛んで笹の中に消えていった。

その空中姿勢が息を呑むほど美しかった。イタチの舞は美しい。






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撮影に苦労、赤点紋理が目立つ暗色調のオショロコマ

2013-08-29 21:45:40 | 渓流魚、蝶、自然
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20XX年5月12日。 

知床半島羅臼側渓流。赤点紋理が目立つ暗色調のオショロコマ。

とにかく、身震いするほど寒い日であった。

海はウサギが飛んでいて冷たい小雨交じりの強風が吹きつける。ちなみに強風で海面に白波が走るのを漁師言葉でウサギが飛んでいると言う。

オショロコマの喰いが浅く、あたりがかすかだ。合わせも甘くなるせいか釣り上げるオショロコマをぽろぽろ釣り落とした。

針かかりが浅く、撮影準備中に暴れて針がはずれてしまい逃げられる個体が続出。

15匹は釣ったはずだが撮影できたのはたったの3匹であった。もっともっと赤点紋理が鮮やかな♂がいたのだが撮影できず残念であった。

オショロコマ撮影行では、こんな日もたまにはあるのだ。











鹿の群が川沿いに歩きながら草を食べていた。人が近づいても逃げないがカメラを向けると一斉に後ろを向かれてしまった。


鹿たちは顔の写真を撮られるのが嫌いみたいだ。




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超おいしいキノコ、ホウキタケとマイタケをゲット

2013-08-28 19:58:46 | 渓流魚、蝶、自然
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20XX-9-24 雨  

超おいしいキノコ、ホウキタケとマイタケをゲット。

この日、私たちが北見市近郊の置戸の山奥で採集したホウキタケは20cmほどの良株で、よくゆでて薄く切り わさび醤油で食べたが鶏のささみにも似た歯触りで癖もなく上等な食菌であった。特別な香りはない。残ったのを翌日キノコご飯に入れたが、これもなかなかおいしかった。




この日はもっとうれしいことがあった。夜、隣のOさんが野生のマイタケを採ってきたのをお裾分けしてくれたのだ。

ほれぼれする立派な外観で野性味にあふれているすばらしいキノコだ。

スーパーで売っている栽培ものと較べると歯ざわり、香りが全然違う。道北の雄武町へゆき採ってきた模様。





私たちが関与したマイタケ情報は、ほとんどないが日記を検索すると下記のものがあった。

2006-8-16 知床の幌別川河口付近の森でマイタケの大株を発見したが、すでに古くなっていたので採らず、来年に期待。

2011-10-10  本別の工事現場からF氏の携帯電話あり。作業員がマイタケ大株発見し、みんなで食べてしまったとのこと。本別の山はマイタケの時期か。



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妖麗、怪奇ヒレナガニシキゴイ

2013-08-27 19:52:58 | 渓流魚、蝶、自然
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妖麗、怪奇ヒレナガニシキゴイを初めて見た。
ヒレナガ錦鯉(ヒレナガニシキコイ)は1980年代にインドネシア原産のヒレナガゴイと日本の錦鯉との交配が試みられ、品種改良の末作られたものです。

1977年7月に埼玉県水産試験場を皇太子明仁親王(現在の平成天皇)が視察されたおりに、インドネシア側からこの交配種作成について打診があったのが契機とされています。

幼魚のうちはヒレが短いが成長するにつれヒレが大きく発達してヒレナガニシキゴイになるといいます。

今回、東京タワー水族館の出口にある大水槽にヒレナガニシキゴイがたくさん泳いでいてびっくりしました。

私は初めてヒレナガゴイなるものを見ましたが、第一印象としてはまるでヌエみたいなグロテスクで変な魚に見え、何もここまでやらなくてもいいのにといった感じでした。大きさが30~50cmもあるため金魚みたいな可愛さもなく、ある意味で異常な迫力に圧倒されます。

しかし、しばらく眺めていると中にはとてもあでやかに見える個体もいて、まあこんなのも有りかなといった気持ちです。





















ところで、ヒレナガゴイどうしの交配ではその後のF1 ,F2はどうなるのかな。



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思いがけず北見市のオショロコマ生息地を新たに発見

2013-08-26 21:18:36 | 渓流魚、蝶、自然
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思いがけず北見市のオショロコマ生息地を新たに発見。 

 20XX年9月2日  晴れ

ちょっと遅い時間になったが午後2時から北見市の無加川の未調査支流へオショロコマを捜しに出かけた。

自宅から30分ほど走り目的の川沿いの林道に入った。何度も伐採され、カラマツ植林がめだつ典型的な2次林だ。自然度はきわめて低い。

ふつうこんなところの川にはオショロコマはおろかたいした生き物は住んでいない。

渓流は林道から離れて流れ、川までのアクセスにはクマザサの中を結構な藪こぎが必要だ。

勾配の少ない川でだらだらと流れ、たまりが少なく釣りにくい川だ。

町から近いこの渓流には、オショロコマはまずいないと見ていたので調査に入るのがおっくうであった。

一度くらいは確認のため竿を入れてみなければと今日やっと決心をしてやってきたのだった。

おもいがけず、すぐハナカジカがかかった。この魚がいればオショロコマのいる確率が高くなる。


ほんの短い区間であるが比較的自然度の高い広葉樹と針葉樹の混交林が出てきた。

渓流の岸辺の岩もきれいに苔むして自然度の高そうな水域も出てきた。

そして、ついに予想外のオショロコマが釣れた。こんな川にもオショロコマがいるとは心底驚いてしまった。

とある理由で最近できたと思われる立派なたまりで1♂3♀♀、その下流で2♀♀のオショロコマを釣って撮影した。

奇跡的に残った自然度の高い森の中を流れる短い水域に、これまた奇跡的にオショロコマは生き残っていたのだ。

もう一つのたまりで1♂3♀♀を追加し、結局今日は2♂♂8♀♀を釣って撮影することができた。

ヒレがオレンジや赤に着色せず♂腹部は薄い黄色、赤点紋理は薄いオレンジ系の個体群であった。
















きわめて小規模な独特の個体群だ。今日もオショロコマは迅速に水中で撮影し、すべて丁寧にリリースした。

さらに釣り登ったが渓流はやがてちょろちょろ川となってきたので引き返した。




林道をでると北見富士が綺麗にみえた。こんな角度からこの山を見たのは初めてで、どこか別世界にきたような異様な錯覚に陥った。


午後6時30分。心底つかれて帰宅したが、まさかのオショロコマを我が家の近くに発見できて気分が高揚した日であった。



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地の果て、ヒグマの川に棲むオショロコマ

2013-08-25 20:51:45 | 渓流魚、蝶、自然
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秘境知床 地の果て、ヒグマの川に棲むオショロコマ 

この渓流、ルシャ川は一見何の変哲もないだらだらした川だ。

ヒグマがサケを捕る光景を手軽に撮影出来る川として一時期、多数の観光客や写真家などが訪れてシーズンにはとてもにぎわっていた川だ。

この渓流で撮影されたヒグマの写真集もずいぶん出版された。

知床が世界遺産に登録され、その後は厳重な規制がかかるようになり今ではほとんど入域が困難になっている。

ある年の6月の終わりにこの渓流のオショロコマを撮影したことがあるので記録しておきたい。

♂♀ともに成魚の特徴は体色がやや暗緑色調であることだ。

背部虫食い紋理は細かい。赤点紋理や、♂成魚のヒレや腹部は赤色調を呈し黄色くなるものはいない。

しかし、すぐ隣のポンベツ川やテッパンベツ川の個体群ほどに鮮やかなものは少ない。

この川には川虫など水生昆虫がとても豊富で、魚体はよく肥えて立派な体躯の個体が多い。

人為がかかわらない自然度の高い渓流のオショロコマはいかにも健康的だ。













小石をつづった巣をまとったカワムシが歩いています。












水中で手早く撮影させていただいたオショロコマたちは、全て丁寧にもとの場所にリリースしました。




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アマゾンで見た怪物が、映画ハリーポッターに出た

2013-08-24 08:04:44 | 映画
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アマゾンで見た怪物が、映画ハリーポッターに出た。

先日、夜、テレビでハリーポッターをやっていたので何となく見た。

出だしからあっと驚く凄い映像が続くので、つい引き込まれて見ていると、醜悪奇怪おぞましい生き物が現れびっくり。

なんと私がアマゾンに通っていたころ、こいつを発見しやっとの思いで採集、この標本は我が家の標本箱にある。

ただ、映画では人間的な動きが多く、現実の動きの素早さとは相当違うなあ、まあ映画だからいいか。などと見ている内に映画の流れがだんだん説明調、冗漫になってゆき、気がついたら映画は終わって別の番組になっていた。

途中でテレビを見ながらぐっすり寝込んでしまったのだった。

当時の日記を開いてみましたので紹介します。


ウデムシを発見した鬱蒼としたジャングルのキャンプ付近の風景。

2005 Jan. 4 曇りのち雨  Shima Junin Andes Amazon Peru 

 シマのジャングルでは毎日見たことのない生き物にお目にかかった。黄色黒まだらの猛毒蛇、真っ赤な胴体の蛇、トカゲ、巨大な足長蜘蛛、おぞましい色彩のヤスデの仲間、きれいな色の小昆虫たち、巨大ゴキブリ、よく見ると恐ろしい顔つきの種々雑多な吸血昆虫類、大きな顎の巨大蟻、ハキリアリの行列。しかし、どれもなかなか撮影が難しく映像記録は上手に出来なかった。なかでもこの大きなウデムシの一種は最も迫力があった。夜、ガイドが大声でさわいでいるのでいってみるとこいつが岩の上をすごい速さでいったりきたりしている。やたらすばしこい。私がネットをかぶせ、ガイドが押さえつけ、動けないでいるところにホルマリン・アルコールを注射して採集した。おとなしくなったのでおそるおそる触ってみたがまさに怪物だ。毒はないのかな。長い足を伸ばすと全長40cmほどあった。

帰国後 調べると こいつの和名は ウデムシ。クモの仲間。 節足動物門 Amblypygia(ウデムシ目)に属する生き物で陸性の節足動物としては大型の部類らしい。世界中の熱帯地方に広く分布するようで60種類ほどが知られている。日本には、ペットとして持ち込まれることがあるという。なお、この虫は拙著 ペルーの蝶類 P158 にも紹介されています。

このウデムシよりも巨大な足長クモの写真もありますので、そのうちアップするかも知れません。
















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空知川支流源流域に生き残ったオショロコマ

2013-08-22 19:15:06 | 渓流魚、蝶、自然
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 20XX.8.26  晴れ  
空知川支流源流域に生き残ったオショロコマ
石狩川水系空知川支流の渓流SS川へオショロコマの撮影に出かけた。

この水系のオショロコマを見るのは今回が初めてである。

この水域は、かって源流部で大規模徹底的なな伐採が行われたことがあり川は荒廃し原生林はほぼ壊滅していた。

その後20年近くが経過し現在はそれなりの二次林として森が再生しているかも知れないと考えた。

朝8時に北見を出発、狩勝峠を越え空知川支流沿いに林道を進み SS川へ向かう。 

目的の林道に入ってほどなく大木が倒れ込み通行不能になっていたため予定の源流域までは行けなかった。

そこで仕方なくSS川支流のEHAK川に入ることになった。



この川は川底が凝灰岩で白く、火山れきが敷き詰められたように、びっしりとあり異様な光景の川だ。

川底が白いので川の水の色が白く見える。深いところは水が青みを帯びており、そこにオショロコマが群れていた。





他のダラダラ川の部分には魚はいなかった。川底を反映してかオショロコマはなんとなく白っぽく明るい色調で♂は腹部は淡く黄色みを帯びる。

♀の腹は白い。赤点紋理はオレンジで明るく赤点の大きさはとても細かい。



































上流に行くほど川は狭く浅くなって、結局オショロコマを釣ったのは唯二カ所のごく狭い水域のみであった。

今日は結局12~20cm ほどのオショロコマを25匹ほど撮影出来た。

水中で撮影させていただいたオショロコマたちはすべて丁寧にリリースした。

この付近のオショロコマはかっては豊産していたようだが源流域の大伐採のために渓流が枯れ川になるなどして激減したと思われる。

今回の調査でもオショロコマはとても少ないようであり、もし釣っても決して持ち帰るべきではないと思われた。

撮影を終わって林道を下り帰路についた。やがてこの川の本流にさしかかるとニジマス狙いの釣り人たちがぱらぱらといた。そのほかにも釣りをしようとやってきた4人組ランクルなど、この川は結構釣り人が多い川と思われた。

この川にはラフテングの施設があり子供たちが歓声を上げながらゴムボートで川下りを楽しんでいた。










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十勝川水系OTF川源流のオショロコマ その参 ♀の腹を裂いてみると

2013-08-21 19:26:14 | 渓流魚、蝶、自然
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十勝川水系OTF川源流域の灰色~灰黄色調のオショロコマ その参
♀の腹を裂いてみると。

ここ十勝川支流 OTF水系源流域のオショロコマは体色は灰色~灰黄色調の基本色調で赤点紋理はオレンジ色、ヒレと腹部は淡いオレンジ色の個体が多い。












この日、オショロコマの多くの♀はよく肥えていた。この時期からもう卵巣が発達しているのか気になった。
心ならずも針を呑ませてしまった1♀の腹を裂いてみると胃袋は、砂をつづった川虫を巣ごと丸飲みして細かな砂礫で一杯になっていた。




卵巣はまだきわめて未熟で、この渓流ではオショロコマの産卵は今からかなり後になると推定された。



十二指腸には細い線虫が多数寄生していた。実はオショロコマは意外と寄生虫の多いトラウトです。十勝川水系のオショロコマに見られる十二指腸に寄生する線虫、道南尻別川水系のオショロコマのエラにびっしり寄生する非常に細かな線虫、知床半島ウトロ側渓流のオショロコマのエラに寄生するやや大型の線虫、これら少なくとも3種類の線虫を記録しています。




撮影させていただいたオショロコマたちは、この1♀をのぞき 全て丁寧にもとの場所にリリースしました。






              終わり



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十勝川水系OTF川源流域の灰色~灰黄色調のオショロコマ その弐

2013-08-20 20:21:07 | 渓流魚、蝶、自然
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十勝川水系OTF川源流域の灰色~灰黄色調のオショロコマ その弐

いくつかの沢を探ってゆく内に、とうとうオショロコマのとても多い渓流にぶつかった。

そこはなんの変哲もないただの山奥の渓流である。


増水時期には相当な暴れ川らしく川原は荒れて、流木がいたるところにひっかっている。



林道の終わりから川に降りて、岩ごろごろの川を釣り登ったがオショロコマはとても多い。

































何故こんな渓流にオショロコマが多かったのか、いまだにわからない。

他の水系と同じく、やはり♀が80%をしめた。

ここ十勝川支流 OTF水系源流域のオショロコマは体色は灰色~灰黄色調の基本色調で赤点紋理はオレンジ色、ヒレと腹部は淡いオレンジ色の個体が多い。

魚が釣れると釣りそのものが面白いもので、夕方までかかって一体何匹釣ったのかわからないほど沢山のオショロコマを釣っては撮影した。

撮影させていただいたオショロコマたちは後述の1♀以外はすべて丁寧にリリースした。

同行の F氏が過労のせいか強い頭痛と嘔気嘔吐があり、ボルタレンSR とザンタックを飲ませたがまったく効果なく早めに引き上げることにした。

彼は普段とても屈強な人間だが今日は相当具合が悪そうだ。

三国峠の休息場で再びかなり吐いたが、その後少し楽になったとのこと。

結局、帰りも私が運転して夕方遅く疲労困憊して北見に着いた。

今日は一度に多数の支流を回りすぎて、調子に乗りすぎた感じ。ちょっときつい釣りであった。

  この項 続く。



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十勝川水系OTF川源流域の灰色~灰黄色調のオショロコマ その壱

2013-08-19 18:45:53 | 渓流魚、蝶、自然
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十勝川水系OTF川源流域の灰色~灰黄色調のオショロコマ その壱。

十勝川水系の大きな支流のひとつOTF川上流のオショロコマを撮影にでかけた。


源流域には多数の支流があるが、意外とオショロコマの確認できない水域が多く、これまでしらみつぶしにさぐってきた。



各支流にオショロコマはいるにはいるがとても少なくて、あまり大きな個体群は確認できていなかった。

この日も大雪湖から三国峠を越えて十勝三又からOTF川源流域に入って行った。

最初に入った川は支流から川に降りて、それを下って本流に到達して本流域を調査したが、だら瀬が続き、たまりがなく魚信はなかった。

そこで各林道を奥までつめて最終的には主に小沢で釣った。



ここのオショロコマ♂の腹部は淡く黄色く着色し背部虫食い紋理は細かく赤点紋理はオレンジ系であまり鮮明さは無い。








個体数はあまり多くなくて小沢のたまりごとに数匹のオショロコマがみられるといった状況であった。








すなわち、知床のほとんど釣り人が入らない原始渓流のようにオショロコマが繁栄している渓流とはほど遠い状況であった。

ここ十勝川支流 OTF水系源流域のオショロコマは体色は灰色~灰黄色調の基本色調で赤点紋理はオレンジ色、ヒレと腹部は淡いオレンジ色の個体が多い。







































ここ十勝川支流 OTF水系源流域のオショロコマは体色は灰色~灰黄色調の基本色調で赤点紋理はオレンジ色、ヒレと腹部は淡いオレンジ色の個体が多い。


水中で手早く撮影させていただいた貴重なオショロコマたちは全て丁寧に元の場所にリリースしました。


   この項 続く。

Salvelinus malma in nature in Hokkaido, Japan. Oshorokomanomori blog 5 dollyvarden in Japan





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大雪山系のエゾイワナたち

2013-08-18 10:59:25 | 渓流魚、蝶、自然
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20XX-10-2  曇り
紅葉の大雪山とエゾイワナたち。大雪山山麓の源流域では一般にオショロコマのみが棲息するが、少ないながらエゾイワナが主体の渓流もある。




秋の大雪山山麓部は紅葉が盛りであった。しかしここよりも、糠平方面にゆくと紅葉はもっと美しい。

ここは、以前大雪山の珍チョウの黒オオイチモンジを狙って入ったことがある林道だが林道沿いの渓流で陸封型大型アメマス( エゾイワナ )とおぼしき魚影をちらりと見たことがあった。

この日はそのことを思い出して釣りにはいってみたのであった。マルチーズのプリンちゃんも是非同行したいと騒ぐので連れていった。


うっそうと茂るクマザサをかき分けてやっと川に降りるとすぐに良いたまりがあった。





はたして、ゆらゆら大きな魚影が見えた。すぐに深くなり川に入ってゆくのはむずかしい。

川岸の木に抱きつく格好で釣り座を確保し慎重に振り込み一瞬にして食いついたところを引き抜いた。


立派なエゾイワナであった。白点紋理が一部オレンジ系に着色し、ちょっと本州産イワナを思わせる。この個体は♂で釣り上げられてすぐに大量に放精した。

少しずつ移動しながらエゾイワナ良型を追加していった。しかしこの付近以外はこの渓流には大したたまりはなく、だらだら川で川に降りられる場所も少なく引き上げることにした。




 
ちょっと古い釣り写真を紹介しました。この頃は、魚の個体変異や分布や生態などにまったく興味はなく、ひたすら釣れるとうれしい、大きいのを沢山釣りたいといった感じの釣りスタンスでした。もちろん魚の撮影法もどうしてよいかわからず、一応写真は撮っていますが、時には乾いた軍手でぎっちり握られたり、こんな格好で撮影されていると魚はひどく弱ってしまい、リリースしてもきっとダメだったろうと思います。

鹿さんが、怪しい侵入者の偵察にきた。





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2013年ミヤマカラスアゲハ夏型の吸水集団

2013-08-16 11:50:02 | 渓流魚、蝶、自然
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2013年ミヤマカラスアゲハ夏型の吸水集団の撮影

原因不明だが、2012年は、北海道全域で蝶の発生数が激減、特にカラスアゲハとミヤマカラスアゲハは少なくて、まったく見られないところも多かった。

そんなわけで、今年はどうなるのかとても心配だった。 

年があけ2013年の夏がきてあちこちに大型の蝶が出始めて、山間部の道路では車にぶつかって道路脇にカラスアゲハやミヤマカラスアゲハ夏型の死骸がころがっているほどになった。 昨年のことはうそみたいに、例年通り蝶が飛んでいる。

林道では大きなヒグマの糞にコムラサキ、エゾスジグロチョウ、種々のタテハチョウが てんこもりに集まっている。 

蝶愛好家たちは とりあえず一安心です。

先日、北見市近郊の渓流にヤマベ釣りにいったおり、林道でミヤマカラスアゲハの吸水集団を発見。曇。気温28℃、湿度が高い。

気配を消して、限りなく そーっとそーっと接近して撮影を開始しました。 










しかし吸水集団の中には 必ず気配に敏感な1頭がいて、そいつに感づかれると おしまい。 









次々と蝶が舞い上がってしまい、とうとう全部 飛んでいっちゃった。 

今日は こんな吸水集団をいたるところで見かけました。


手塩川水系で撮影したミヤマカラスアゲハ吸水集団の画像はこちらです。


オショロコマと同じくらい多数の蝶や花の画像がありますので 今後 時々アップします。




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2013年猛暑の夏、北見市豪雪の思い出

2013-08-15 19:23:57 | 渓流魚、蝶、自然
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2013猛暑の夏と北見市豪雪の思い出
北海道以外では日本各地40度越えの猛暑の毎日。暑気払いに北見市が未曾有の豪雪に襲われた時の日記と写真をアップしました。

2004-1-14(水)   吹雪 大雪 大荒れ


昨夜 夜半より北見地方はすざまじい吹雪になり大荒れ。昨日に続き今日も飛行機など欠航。

雪は湿ってずっしり重く、雪かきがやたら大変である。

屋根の雪止めは役にたたず、隣家との境界を超えて我が家の屋根から雪がとなりの駐車場に勢いよく落ちてゆく。

物置や車庫の屋根に雪が小高く積もって、いまにもつぶれてしまいそう。このあともさらに30-40cn積もるとのことでまったくうんざりだ。

オホーツクでは空陸海の交通網はずたずたで暴風雪警報がでている。夕食はガラガラに空いていたトリトンで回転寿司を食べた。

車庫前で愛車の腹が深雪でつかえてカメさん状態になり立ち往生、隣近所の男性二人が手伝ってくれてやっと動かし車庫に入れた。

2004-1-15(木) 吹雪 大雪  大荒れ

昨夜から大荒れ続く。

暴風雪大雪なだれ警報。メイン道路以外は胸まで雪で出歩くことも出来ない。

ドアをやっとのおもいで開けた。200mほど雪をこいでメイン道路まで出て、迎えにきた職場のランクルに乗せてもらい出勤した。

豪雪でランクル以外は走向不可能。交通網はすべて運休、飛行機は欠航だ。

家の居間の窓がうずたかく積もった雪で外が見えなくなってしまいそう。


我が家のボイラーの排気筒が雪に埋もれ暖房給湯用ボイラーがとまって大ピンチ。

となりのおじさんが急遽雪かきをしてくれてボイラーを再稼働し助かった。

近所の方がきてくれてつぶれそうになった車庫の屋根の雪を下ろしてくれた。

まだ脇道は除雪車が入らずランクルで送ってもらい200mほど雪をかきわけて雪まみれで帰宅。きつい。

夜 札幌のF氏から雪はどうだと電話あり。ものすごいぞと話した。


2004-1-16 (金)雪~ 曇り 豪雪やみ日が射す             

今日も雪をこいでランクルまで200m歩いて職場へむかう。

未曾有のものすごい降雪量でこの数日で北見市では観測史上最高の1m65cmほど積もったらしいが吹き溜まりなどで2m以上積もったところも多い。

サクランボとエゾエノキの大木以外は庭木もみんな雪の下だ。


すごい雪の状況をデジカメ撮影したが意外と迫力のある写真は撮れなかった。 

昼ころから雪が止みはじめ少し空が明るくなってきた。 

やがて青空がひろがり急ピッチで除雪作業が進んでいる。






後にも先にも北見市では、このとき以外このような豪雪の経験はありません。


さて、比較的涼しいとされる北海道北見市も 今日は 30℃まで気温が上昇、暑かった。




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赤点紋理も鮮やか、知床の超美麗オショロコマ

2013-08-14 20:34:56 | 渓流魚、蝶、自然
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20XX年6月9日。 知床半島羅臼側の小さな渓流。
赤点紋理も鮮やか、知床の超美麗オショロコマ。

ここも川に降りるにはちょっとした決心が必要なところだ。

意を決して灌木や笹につかまりながら急斜面を下ってなんとか川にでると、はたして、人跡未踏と思われる立派なたまりにはオショロコマが群れていた。

小型だが腹やヒレが赤く赤点紋理も鮮やかでこの付近でもとりわけ美しい個体群だ。










これまで人間に遭遇することがほとんどなかったようで今日はまったく警戒心もなく、入れ食い状態で釣れてくる。




10数匹だけ釣らせてもらって手早く水中で撮影し、丁寧にリリースした。

ここは水も濁りにくかったので、かなりきれいな写真が撮れた。

撮影後おいしそうなフキをかなり採って車にもどった。川原でフキを切るとザーッと水が出る。虫食いのない良質のフキであった。



ウドも多かった。しかし帰宅すると疲れ果て、山菜の処理を行うエネルギーは枯渇していた。

結局、これらの山菜はお隣さんになんとか受け取っていただく羽目になった。



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