オショロコマの森ブログ5

渓流の宝石オショロコマを軸に北海道の渓流魚たちと自然を美麗画像で紹介します、

ベニバナヤマシャクヤクの花とニジマス駆除

2018-05-31 21:06:41 | ニジマスによる被害
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ベニバナヤマシャクヤクの花とニジマス駆除


201X-5-26 (木)  晴れ 暖かい



庭のシャクナゲがきれい。





 


我が家の庭では最も稀少な植物は、このベニバナヤマシャクヤクです。








この日ベニバナヤマシャクヤクの花が3個咲いた。







夕食は冷凍庫にかなりたまってきたニジマスの塩焼きと今が旬のフキの煮しめ。



絶滅危惧種オショロコマ生息水域に侵入した攻撃的外来種ニジマスは、かわいそうですが時々こうして駆除(食べる)しています。



本当は、この時期のニジマスは塩焼きよりムニエルのほうがおいしいのですけど。





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ニジマス繁殖水域のオショロコマは

2018-05-28 00:39:13 | ニジマスによる被害
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ニジマス繁殖水域のオショロコマは



201X-8-23 (金)  曇り のち雨 のち曇り


下流域へ移動するには倒木帯を突破するのが大変だ。






流れの緩やかな良好な深みには大型ニジマスを先頭に小型ニジマスが群れているが、本来の住人であるオショロコマは追い出され、そこにはいない。




この水域の良好な環境は、ほとんどニジマスに占拠され、オショロコマはやや浅く流れの速い水域の大岩の陰の小規模なたまりなどに1-2匹づつ潜むかたちで棲息していた。











今日オショロコマはけっこう良型多く、この時期喰いは浅いためもあって呑ませた個体はなかった。











やっと川を渡ることが出来て対岸をしばらく釣り下ったが30cmニジマス数匹ヒットするも急流に逃げ込まれ最後は針がはずれて逃げられてばかり。


流れに乗られてしまうと野生化ニジマスの引きはハンパではない。



やがて良好なたまりは無くなり、最終的には浅い瀬が連続するオショロコマばかりの水域になった。












最初の入渓地点から300nほど釣り下った感じ。




流れは速いが環境が安定しているようで大岩は苔むして水はきれい。まわりは見事な原生林。









ここでは深いよどみが続く特定の短い水域のみニジマスが多く、そこでは確実に自然繁殖している。




比較的浅く流れの速い水域にはオショロコマが棲み、なんとなく棲み分けているような印象をうけた。



ただ、現在ニジマスが占拠している深いよどみが続く水域は、もともとは在来種オショロコマが群れて棲息してきた最高の環境である。



ここを外来種ニジマスが完全に乗っ取る形で繁殖していることは明白でオショロコマにとっては迷惑千万な異常事態であることに変わりはない。











相当荒々しい岩だらけの川を 苦労して釣り下り、また同じルートを釣り登ってもどったので疲れ果て 今日の釣りはここだけにして引き上げた。




夕食は かまあげウドンとウィンナー。 サヤインゲン。



                            この項、終わり。









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法事のお弁当パーティ

2018-05-25 17:52:58 | 北見市の出来事・行事など
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法事のお弁当パーティ


2018-5-20(日) 晴れ 強風


この日 朝早く起きて 札幌から女満別へ飛ぶJAL1番機に乗って札幌から北見にもどった。


北見市の隣町、置戸町で身内の7回忌法要があり、大急ぎで喪服に着替えてかみさんと母親をのせてフォレスターで置戸へ向かった。


身内と故人の友人など15名ほどですが心のこもった法要でした。


居間には故人が好きだった竹久夢二の版画、黒船屋。当時250枚刷った内の一枚だそうです。



美人画ですが、夢二の描く女性は手が異常に大きいのが特徴です。


会食は 寿司 エビ山菜ソバ 刺身 のほか 弁当おかずの折りが用意されていた。








置戸には超おいしい いなだや というソバ屋さんがあってそこで作った食事です。



とてもおいしいのですが 弁当おかずの折 はさすがに皆さん食べきれず。
 


我が家では お孫さんへということで、4人分もらって 持ち帰る。
 


庭にはアメリカコマクサがきれいに咲いていた。



夜 法事の弁当の折をもってゆき 故人をしのびながら夕食にみんなでわいわいとおおさわぎで食べた。


おいしそう。













夜は更けて法事のお弁当パーティが終わるころ、快晴の夜空にお月様がきれいでした。




なんとなく、あわただしい 一日でした。




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大型野生化ニジマスを10匹ヒットし6匹ゲット

2018-05-21 21:19:16 | 大型魚
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大型野生化ニジマスを10匹ヒットし6匹ゲット

     


201X-8-23 (金)  曇り のち雨 のち曇り


朝10:10  近郊のニジマス繁殖水域にかみさんと出発。オショロコマとニジマスとの関係をさぐるため。
 

急斜面を下って川岸に到達。本流の水位はこのところ渇水気味で、いつもより20cm 低くポイントをつかみやすくなっていた。






はたして、ここぞというたまりに振り込んだとたん、いきなり想定外のデカ虹ヒット。



やりとりしているうちに予想していたとおりにパーンと針がはずれ逃げられた。


続いて2匹めヒット。50cm以上はありそう。水中でギラリぎらりと反転して竿を絞り込む。


これも最終的に、同様に針がはずれてしまい逃げられた。


恐らく、3mの渓流竿での普通の合わせかたでは大型ニジマスの口が硬くて釣り針が十分に貫通できないためと思われた。


釣り針は顎の骨を覆っている薄い軟部組織をすくうように針がかりするため、時間がたつとそこが切れてしまい針がはずれるのだ。


したがって、そうなる前に早めの確保が肝要で、弱らせるための時間稼ぎのやりとりなどは行わない。




 


3匹目は、とはいってもかなりのやりとりのあと、やっとランデングネットイン。



立派な♂。


珍しく右顎にがっちり 針が刺さっていた。



続いて 45cm級 ♀ヒット。これもなんとかゲット。



















さらに30cm♀ヒット。 








いつもは急流で徒渉困難なところだが今日は水位が下がって安全に徒渉可能であった。










このあとは小型ニジマスばかり10匹ほど撮影。
































                                           続く。




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早春のアメマス釣りと降湖型アメマス

2018-05-15 00:38:04 | 降海・遡上型オショロコマ
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早春のアメマス釣りと降湖型アメマス

2018-5-13(日) 朝てっかり のち曇 のち雨 21℃





この日、朝てっかりに乗じて朝はやく蝶の撮影に出撃したものの、すぐに曇りはじめたばかりでなく小雨までぱらついてきた。


これでは蝶の撮影は絶望的だ。完全に予定が狂った感じで、しかたなく近郊の森でアメマスと遊ぶことになった。


早春の森は新緑がきれいで、源流域にオショロコマがいないか捜しながら釣ったが小型アメマスばかりが次々にかかった。











ひさしぶりのアメマスはとても美しく感じた。一匹一匹、斑紋が異なり撮影していても楽しい。













ここはかってはニジマスが多かったが、継続的な放流が行われなくなってからはニジマスはひとりでに減少しつつある。






小型アメマス10匹ほどを釣って撮影したあとリリースした。


源流域の小型アメマスたちの中で体がサンマみたいに銀ピカになり背びれ、尾びれなどヒレが透明化してヒレの辺縁が黒化するいわゆる降湖型アメマスが見られた。





海に下る降海型アメマスもまったく同じ形態的変化をきたす。降海型・降湖型オショロコマもまったく同様である。


この渓流は原始の湖であるT湖へ入っており、この小渓流の小型アメマスたちは降湖型アメマスに変身し、湖へ下って大型化する。



しかし、この湖ではせいぜい 尾叉長30-40cm であまり大型のアメマスは見られない。



それでも原生林の中の湖での釣りは、近年いかにも釣り堀的傾向が強まっている阿寒湖とは、違った意味で人気があるようで、何故か本州方面からのアングラーも多い。



この日はざっと5-6組があちこちで投げちゃ引きをやっていたが、この日ルアーでは大型ウグイばかり、フライで尺前後のアメマスが数匹といった戦果とのことでした。


昼食後、これまで入ったことがなかった湖から流れ出る唯一本の渓流の最上流域に急斜面を下って入ってみた。


流れがかなり速いところもあり、小型アメマスばかりだが前の川よりややサイズアップの感じ。








































































急流にのると小型アメマスといえどもよく引いた。



しばらく行くと急な滝になり、滝の下流ではニジマスが釣れるがここではニジマスは見られなかった。





小型アメマス10数匹を釣った頃、雨がかなり降り出したので釣りは中止した。  





帰りにおいしそうなコゴミを少し採集して帰宅した。 





これは食不適。








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湧別川水系 I 川源流、夏のオショロコマと一匹のコムラサキ

2018-05-10 03:10:02 | 渓流魚、蝶、自然
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湧別川水系 I 川源流、夏のオショロコマと一匹のコムラサキ
    

201X-8-10(土) 曇



黒オショロコマの撮影のあと、続いてこの支流の支流、右沢のオショロコマを見に向かった。



ここはいつもヒグマの気配が濃厚で緊張する渓流だが、この日も思い切りホィッスルを吹き鳴らしながら渓流へ入った。




ここでオショロコマを10匹ほど釣って撮影した。この日、個体数は多くないが例年と同じくらいは棲息していると思われた。ただオショロコマの生息水域は狭い。























ここのオショロコマは最初の渓流ほど暗色調は目立たないがやはり派手やかさはない地味な色調・外観の個体が多く、若いオショロコマが多かった。














この日も撮影させていただいたオショロコマたちは全て丁寧にもとの場所にリリースしました。



この支流にはサクラマスが遡上する。 今日は針にもかからない超小型の当年魚ヤマベが群れている。




一般的な傾向としてヤマベが多いところはオショロコマは少ない。



あちこちにヒグマなどの獣糞が見られる。


獣糞に群れる蝶を撮影しようと接近すると気配を感じてみんな飛び去ってしまい、このコムラサキ1♂のみが残ってポーズをとってくれたのでした。




夕刻、北見にもどったがつかれてしまい、夕食は 行きつけのラーメン屋さんタンポポの味噌野菜ラーメン。やや味が濃くなっていた。






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黒オショロコマの夏

2018-05-07 01:01:37 | 降海・遡上型オショロコマ
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黒オショロコマの夏


201X-8-10(土) 曇




朝から大繁殖した庭の雑草取り。 


そのあと 午前11時、コンビニでおにぎりを買って、かみさんと湧別川水系 I 川源流の黒いオショロコマを見に出かけた。







最近、暑い日が続いて渓流の水温も上昇傾向。




オショロコマたちは水温の低い源流へ源流へと移動しつつあるようだ。




この時期、黒オショロコマたちがたまるポイントをめざし、そこで10数匹を撮影した。











生息水域が深い森のなかであまり陽が射し込まないせいか、オショロコマたちの体色は暗色調でしばしば黒色である。



























とりわけ細かな赤点紋理は黒い体色によく映えて鮮やかな個体群である。



一方、腹部はまっ白な個体が多い。 







ここでも撮影させていただいたオショロコマたちは、全て丁寧にもとの場所にリリースしました。

    





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常呂川水系最源流、魚止めの滝のオショロコマ

2018-05-03 20:52:20 | 降海・遡上型オショロコマ
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常呂川水系最源流、魚止めの滝のオショロコマ


201X-8-3(土) 晴れ 暑い


常呂川本流の最源流域にオショロコマ調査に向かった。 


夏の蝶コムラサキがあちこちに多く、河原に群飛している。


ミヤマカラスアゲハ夏型も多い。 


放置された林道は草ぼうぼうで車の通行は徐徐に困難になってくる。


常呂川源流域は暴れ川の様相で砂防ダムが多い。

ダムとダムの間は比較的渓相はよいが魚信なし。










最源流から三つ目のダム下から釣り始め、ここでオショロコマ3♀♀。










 

次のダムは ハナカジカ1匹 のみ。 


さらに上流のダムは魚信なし。

 

最後に 魚止めの滝の白滝の下流と、滝壺でオショロコマ若魚を10匹釣って撮影。












ウツボ草。



オショロコマが猛烈な勢いで急峻な滝登りを試みてはあえなく落下するのを繰り返していた。
 


オショロコマはすべて明るい色調だが地味な外観の常呂川水系源流独特のオショロコマであった。











これが常呂川の最源流、魚止めの滝 白滝です。 滝壺には小型オショロコマが少数みられるのみ。















撮影させていただいたオショロコマたちは全て丁寧にもとの場所にリリースした。
 


白滝付近 崖にはダイモンジソウがびっしりとあった。




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アメマスとオショロコマ、源流域の闘い

2018-05-03 00:54:51 | 降海・遡上型オショロコマ
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アメマスとオショロコマ、源流域の闘い

  


201X-8-3 (土) 晴れ  暑い


この日、F氏は腰痛で遠出は無理とのことで、二人で比較的近場にある近郊のT川支流へ釣りにいった。











T川は基本的に全水域にわたってアメマスの多い川だが各支流の源流域ではアメマスとオショロコマ、在来種どうしの微妙な勢力争いが続いている。

















この数十年私が見てきた限りではより大型化しやすいアメマスがじりじりと棲息水域を拡大し、オショロコマはさらに源流方向へと押されていることは明白である。




















この渓流でもその傾向は顕著で、いつもはアメマスが圧倒的に優勢でオショロコマは年ごとに少なくなってきている。



この日もオショロコマは少なく、私が尺エゾイワナ1♂をかけたほか、二人で20cm 前後エゾイワナ5匹、オショロコマはやっと良型1♀を釣った。 
















なかなか見事なオショロコマで6年魚くらいでしょうか。










ここはいまだニジマス汚染は無い水域である。


なぜか魚はいつもとくらべるととても少なかった。


撮影させていただいた渓流魚たちは全て丁寧にもとの場所にリリースしました。


今後とも、アメマスとオショロコマの関係を見て行きたいと思います。




川岸にみられたコガネタケ。



食べられないことはないがおいしくはないので見るだけ。







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