最奥の源流域に素晴らしいオショロコマの森
201X-7-15 (金) 曇り 19度C
この渓流は、オショロコマが棲んでいることはわかっていたが、個体数がとても少ない。
しかし、これまで源流域は未調査だった。
林道の状態が全般的にあまり良くないがゆえになかなか源流域に釣りにはいるのがおっくうであったのだ。
下流域に大きな魚止め砂防ダムがあり、ニジマスの侵入からは守られているのに何故かオショロコマが少ない。
ある7月中旬の午後、意を決してこの渓流に沿った林道をどこまでもどこまでも入ってみた。
あまり使われていないのか、林道は各所で密生する草木、灌木で廃道になりかけていたが、そこを強引に突破するとまた状態の良い林道になったりを繰り返す。
貧弱であった二次林の風景がいつのまにか原生林となり、やがてあたりは原始の自然そのもの、まさに理想的なオショロコマの森になっていた。
林道の終わりに近くなり、渓流に降りてみたが、オショロコマの個体数がとても多くなっているのに気づいた。
自然が豊かで川岸・川底環境はすばらしく木々や植物が適度に川面を覆って落下昆虫は豊富と思われオショロコマの栄養状態はとても良い。
原始の森の保水力は限りないようで、大雨でも氾濫することがない渓流の岩は美しく緑に苔むしてこの水域の状態がとても安定していることがうかがえる。
オショロコマの生息密度が高く若魚〜成魚までの構成パターンも理想的であった。
ここのオショロコマの基本的な外観は淡い灰色系の色調が多く、♂腹部は黄色く、赤点紋理は小さくオレンジ系色調で鮮やかさのない独特の個体群だ。
深い森の中には、丁度多数のオオウバユリが満開でした。高さが2m ほどにもなる大きな見事な植物です。オオウバユリは多年草で発芽から花が咲くまでに6-8年もかかるといい、このオオウバユリは小学生と同じくらいの年齢でしょうか。アイヌの人たちは、この鱗茎から澱粉をつくり種々の料理に使用していました。
2020年現在は4年前の台風時の大増水でコンクリート橋が橋脚もろとも破壊され、林道も各所で完全に崩壊してしまいこのオショロコマ棲息域に到達するのは不可能になってしまいました。
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この渓流は、オショロコマが棲んでいることはわかっていたが、個体数がとても少ない。
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下流域に大きな魚止め砂防ダムがあり、ニジマスの侵入からは守られているのに何故かオショロコマが少ない。
ある7月中旬の午後、意を決してこの渓流に沿った林道をどこまでもどこまでも入ってみた。
あまり使われていないのか、林道は各所で密生する草木、灌木で廃道になりかけていたが、そこを強引に突破するとまた状態の良い林道になったりを繰り返す。
貧弱であった二次林の風景がいつのまにか原生林となり、やがてあたりは原始の自然そのもの、まさに理想的なオショロコマの森になっていた。
林道の終わりに近くなり、渓流に降りてみたが、オショロコマの個体数がとても多くなっているのに気づいた。
自然が豊かで川岸・川底環境はすばらしく木々や植物が適度に川面を覆って落下昆虫は豊富と思われオショロコマの栄養状態はとても良い。
原始の森の保水力は限りないようで、大雨でも氾濫することがない渓流の岩は美しく緑に苔むしてこの水域の状態がとても安定していることがうかがえる。
オショロコマの生息密度が高く若魚〜成魚までの構成パターンも理想的であった。
ここのオショロコマの基本的な外観は淡い灰色系の色調が多く、♂腹部は黄色く、赤点紋理は小さくオレンジ系色調で鮮やかさのない独特の個体群だ。
深い森の中には、丁度多数のオオウバユリが満開でした。高さが2m ほどにもなる大きな見事な植物です。オオウバユリは多年草で発芽から花が咲くまでに6-8年もかかるといい、このオオウバユリは小学生と同じくらいの年齢でしょうか。アイヌの人たちは、この鱗茎から澱粉をつくり種々の料理に使用していました。
2020年現在は4年前の台風時の大増水でコンクリート橋が橋脚もろとも破壊され、林道も各所で完全に崩壊してしまいこのオショロコマ棲息域に到達するのは不可能になってしまいました。
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