オショロコマの森ブログ5

渓流の宝石オショロコマを軸に北海道の渓流魚たちと自然を美麗画像で紹介します、

北見市近郊、常呂川支流、悲惨なヤマベ釣りと花の撮影。

2014-10-31 17:07:21 | ヤマベ釣り
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20XX-7-20 雨 のち曇 一時晴れ  

北見市近郊、常呂川支流、悲惨なヤマベ釣りと花の撮影。

 このところ長雨が続いていた。やっと雨があがりそうな天気予報なので、長雨の始まる前、良型ヤマベがまあまあ釣れた近くの常呂川支流へ出かけた。

しかし状況はそう甘くはない。長雨のせいでものすごい増水濁流となっており 釣りどころではなくなっていた。

ごうごうと流れる濁流はいつものヤマベの川とはまったく別な川になっており落っこちたらあの世行き間違いない恐ろしい流れとなっている。



いじましく釣りを試みたがすぐに止めた。

上流はどうかと川沿いの林道を終点まで車ではいってみたが 林道もあちこちで崩れており通行は危険な感じ。上流域から源流域まで今日はすざまじい濁流になっていた。






このあたりは北見市郊外になるが長年の伐採で2次林、3次林ばかりで山にはあまり保水力がなくなっているものと思う。

ちょうど可憐なクルマユリの咲く時期で薄暗い林のなかで5-6株咲いているのを見つけた。先日見渡す限りに咲いていた月見草は盛期を過ぎて、ウバユリが丁度花の時期であった。


可憐なクルマユリ。


月見草。




ウバユリ。


これらを撮影してすごすごと帰宅した。




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知床の夏、カラフトマスの墓場とオショロコマ

2014-10-30 19:35:48 | 渓流魚、蝶、自然
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20XX年8月19日(日) 晴れ

知床の夏、カラフトマスの墓場とオショロコマ

朝から知床半島羅臼側の渓流で夏のオショロコマの撮影を行った。

昼食の後一息ついて、なんとなく目についたRS川下流の巨大な砂防ダム下に竿を入れてみた。




比較的新しく建造されたこのダムは例によってダム下の川底は がちがちコンクリート三面張りで魚が棲むような環境ではない。



しかし少ないながら小型ヤマベ、小型オショロコマがいた。
















それから私たちのとってはこの時期もっとも迷惑至極の侵入者?カラフトマスがごっそりといた。

川に遡上したカラフトマスはほとんど商品価値がない。しかし、卵巣は多少の商品価値はあり、品質は落ちるが食べて食べられないわけではない。

ダムには形ばかりの魚道があり多少はカラフトマスが登っている。しかし魚道に入らずダム下にたまる個体が圧倒的に多く密集してうごめいている。

これらは引っかけ針で密漁され次々と腹を割かれ卵巣を採られたあとに捨てられる。じゃまな♂は専用の小さな鉄棒で頭をゴンゴンとやられてうち捨てられる。

腹を裂かれて捨てられたカラフトマスがダム下にびっしり放置され無惨・悲惨な光景だ。鼻がまがるような悪臭。



ダム下にオショロコマは少なく、エサが少ないのか真夏なのにやせている。カラフトマスがじゃまをして釣りにならない。

ここでも撮影させていただいたオショロコマたちは全て丁寧にもとの場所にリリースしました。

さて、下手をするとカラフトマスの密猟者と間違えられてしまう恐れがある。オショロコマ4-5匹を撮影して早めに撮影を切り上げた。





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実在の人とそっくり顔に作られた75体の屯田兵人形

2014-10-28 21:05:34 | 北見市の出来事・行事など
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2009-5-15  晴れているが寒い

実在の人とそっくり顔に作られた75体の屯田兵人形

北見市は、かっては野付牛(のっけうし)と呼ばれていました。明治30-31年、高知を出港、想像を絶する艱難辛苦を乗り越え、過酷な航海ののち、網走付近に上陸して常呂川をさかのぼり、のっけうしに最初に入植したのは坂本龍馬の甥である坂本直寛(なおひろ)が組織化した移民団体の北光社(ほっこうしゃ 112戸 約650人)で、これは北海道移民を目的にした組織です。最初に入植した地域は今でも北光社という地名で残っています。

一方、同時期に入植した600戸もの屯田兵たちも北見の開発に大いに貢献しました。

想像を絶する過酷な環境のなかで開拓をすすめた屯田兵の偉業をたたえようと大正12(1923)年、当時の信善光寺の住職だった吉田信静尼が屯田兵入植者たちから希望を募り(人形制作費を自前で出せる比較的裕福な人たちが応じたもよう、相当高額であったという)、彼女の故郷に近い名古屋の人形師に日露戦争当時の写真をもとに制作をしてもらったのが75体(内5体は、北見市北網圏文化センターに展示)の屯田兵人形です。

胴はサワラ、首が桐、軍装姿の高さ68cm前後の屯田兵人形は、開拓当時の風俗がうかがえる貴重な資料として北見市の文化財の指定を受けています。

私は、はるか昔に小学校の遠足かなにかで、この人形たちを見に行ったようなおぼろげな記憶がありましたが、つい最近まで屯田兵人形のことは完全に忘れて暮らしていました。

2009年5月15日、北見市フラワーパラダイスに白モクレンを見に行った帰り道、川東の観音さんの山すそにある屯田兵人形を納めたお寺のことを思い出し、急にこれを見てみたい気持になりました。

帰り道にある屯田兵人形が納められている信善光寺(☎ 0157-23-2839 )にいってみると、かってピカピカだったお寺は相当に古ぼけてかっての面影はないほど古色蒼然としておりました。



住職は最近体調がすぐれないとのことで、お寺にはいませんでした。

おーい、おーい、こんにちわ、と大声であちこちまわると、裏山で作業をしていた家番みたいなお爺さんが山を降りてきて、お寺の鍵を開けてくれました。



撮影は自由とのことで、久しぶりの屯田兵人形をデジカメ撮影させていただきました。



人形はとても精緻精巧でまるで生きているようです。実在した人間とそっくりの顔に仕上げられていて、顔は一体毎に異なり驚かされます。

日清・日露戦争に連勝した(本当の意味では勝利とはほど遠いものだったが国民は勝利と信じ込まされていた。)当時の世相を反映してか、精悍かつ誇り高い表情は現在の日本人からは完全に消え去った神々しいまでの立派な顔貌です。


この馬場さんは、その後取得した広い土地を北見市に寄贈しました。そこは彼の名をとって今でも 馬場町 と呼ばれています。子孫にあたる人は医師で馬場医院として北見市に貢献しています。

同様に自分の土地を北見市に寄贈した人もいて、たとえば三輪さんが寄贈した土地は三輪町と呼ばれています。















































その後、吊り橋を渡って隣接する中之島公園へいったがけっこう寒い。



この時期、常呂川に遡上中のアカハラ釣りをしているおじいさんがいて魚を見せてくれたが25cmくらいのアカハラを10匹ほど釣っていた。





このアカハラ、どうするんですか?と聞くと煮て犬のエサにするとのこと。




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満開の白モクレン圧巻、北見フラワーパラダイス

2014-10-26 22:01:23 | 北見市の出来事・行事など
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2009-5-15(金) 晴れ

満開の白モクレン圧巻、北見フラワーパラダイス

とても天気の良い朝。北見市若松にある北見フラワーパラダイスへ花見にいってきました。

ここは東京ドーム6個分、約28ヘクタールもの広大な丘陵に150種3万本の花・木が植えられ、春から秋まで四季折々の花々が咲き誇る東洋一の丘陵花園とされています。

入場無料。

丁度山桜が満開です。



この時期はシロモクレン、モクレンが満開に咲き誇り圧巻でした。

ここには想像を絶するものすごい数のモクレンがあります。





ここはあまりにも広いので散策路を丘陵の頂上まで車でゆっくり風景を楽しみながら登ります。

もちろん、のんびり歩いてもよいのですが全行程歩くのはちょっとした覚悟が必要です。

道路は狭いので、後続車がいると駐停車が出来ず、ゆっくり見れないのが難点といえば難点です。



頂上からは北見の市街が一望の下に広がって、大雪山系の山々をバックにして素晴らしい風景でした。北見をとりまく自然環境がどのようなものか少しおわかりになる風景だとおもいます。残雪のふもとには広大なオショロコマの森が広がっています。


今日の目的の白モクレンを中心にデジカメで撮影してきました。












これは北海道大学の校章になっているエンレイソウです。 私はこの花も好きです。







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原始の湖を空撮、プロペラ機で札幌への短い旅

2014-10-23 17:40:48 | 旅行
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20XX-10-31(土) 晴れ
原始の湖を空撮、プロペラ機で札幌への短い旅

この日、とある講演会に出席するため、朝10時30分のANA の小型プロペラ機で女満別空港から札幌の丘珠空港へ飛んだ。






この路線に搭乗するのは本当に久しぶりである。ブーンと軽快なプロペラ音とともにふわりと離陸。雲が無く視界は良好。

途中、思いがけず飛行機の窓から、うっそうたる原生林の中に私たちがよく遊びにゆく山奥の小さな湖 T湖が見えた。






この湖を空から見たのは初めてだ。当たり前だが地図とまったく同じ形態で感激した。

ニジマス、アメマス、鯉、ワカサギそれぞれのポイントが上空からはっきりわかる。

ヒメマスはどこにいるのかな(日本ではNativeのヒメマスはこのT湖と阿寒湖のみに生息)。

続いて然別湖も見えた。40分ほどで札幌へ着き着陸。久しぶりの丘珠空港であった。

巨大な千歳空港とはまったく違って札幌郊外にある小さな田舎の飛行場といった感じだ。

女満別の近くの清里町出身という運転手さんの個人タクシーで札幌パークホテルへ。パークホテル531号室から紅葉の庭は息を呑むほどきれいで、遠くに藻岩山が見えた。







20XX-11-1(日) 初雪(旭川7cm ,北見3cm、朱鞠内30cmの積雪)  札幌は雨。

北見などでは初雪。札幌の朝は小雨で藻岩山は曇って見えなかった。





昨日の清里出身の個人タクシーがきていて、それで丘珠へ向かった。約30分かかる。









丘珠空港は実に閑散としており午前10時45分にANAの双発プロペラ機は離陸。

乗客は10人でガラガラであった。世の中が不景気になってからは、この路線は相当な不採算路線らしい。

小型プロペラ旅客機にはまことに不釣り合いな身長180cm以上の見事な体躯の美人スチュワーデスさんはなかなかの迫力があった。

離陸時かなり揺れ、その後は雲の中で何も見えず、間もなく着陸態勢になり能取湖、女満別湖の上空から侵入して女満別空港へすんなり着陸した。



今日も40分ほどの短いフライトであった。この女満別-丘珠便は不採算路線で近々無くなるとのこと。

帰宅すると庭には今年最初の雪がまだ少し残っていた。もう冬体制だ。

さっそくF氏のところにいって車の夏タイヤを冬タイヤに交換してもらった。



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知床の超巨大オショロコマを釣る

2014-10-22 21:43:11 | 大型魚
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知床の巨大オショロコマを釣る。

とある知床の渓流。この日は午前中天候不安定。午後からは曇りで一時日もさした。

川沿いに、ひどく荒れた道ともいえない、斜面をトラバースするような危険な道を歩いた。

ヒグマの気配があまりにも強くなったので、それ以上の遡行は断念して渓流に降りて釣りはじめた。



思いかけず 36 34 31 30 30 28cmといった巨大オショロコマが次々にかかって驚いた。

尾叉長15~20cm が普通サイズの北海道のドリーバーデンとしてはいずれも超最大級の大きさだ。

これら大型オショロコマのうち3匹は銀ぴかで赤点紋理がピンク、ヒレも透明感がある白色調に変化していて大型降海・遡上型オショロコマかとも思われた。

このほか、もっと大型の数匹に逃げられた。激流で魚をコントロールできず、ついに急な流れに乗られてしまい、ピンと道糸が張った瞬間にハリス切れのパターンが続いた。

この日は小型オショロコマ用の仕掛けしかなかったからである。









撮影させていただいた超巨大オショロコマたちはすべて丁寧にリリースした。


このブログでは釣り場案内みたいになるのを嫌って大型魚の記事はあまりご紹介しないようつとめてきましたが、それでは物足りないという読者の方も多いので時々ですが、でっかい魚の話もアップさせていただきます。

帰りは 美幌でいつもの三八ラーメンを食べて単行本のマンガ、黄昏流星群を一話みて北見に帰った。

午後9時に長野の水中写真家のT氏からオショロコマを撮影できる場所を尋ねる電話。

釣りには不向きだが水中撮影には最高の ON川河口とHR川をおすすめしておいた。

ヤフーオークションで コニカデジカメKD500Z を発見、 7250円で落札. この10数年、この古いデジカメでオショロコマなどの撮影を行っている。

この初期のデジカメには余計な装置、ソフトがなく魚や昆虫の接写写真は、とてもきれいに撮影できるのでひたすら愛用している。

防水装置がなく、そのためすぐ故障するが故障箇所は大体決まっているので自分で分解修理して使っている。 それでも消耗は激しいのでネットなどで見つけるとこまめに購入する。

いかに名機とはいえ、こんな古いデジカメにこんな高い値がつくとは。




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珍魚・怪魚なら東京タワー水族館

2014-10-21 20:55:16 | 渓流魚、蝶、自然
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2012-9-6 (木)  晴れ 暑い

珍魚・怪魚なら東京タワー水族館。

この日、東京出張。女満別15;15 のJAL で羽田へ。

予定の会合まで少し時間があり、いつもの東京タワー水族館へ珍魚・怪魚を見に行った。

全国各地で機会があれば水族館をまわっているが珍魚・怪魚を見るにはここが一番です。

何度もきているのだが種類が多すぎて、魚の名前はなかなか覚えられない。

そのうち名前など覚える気がなくなってしまった。

ただ見ているだけで面白く楽しい。


フラッシュなしでの撮影自由なのも楽しい。



肺魚。




肺魚。 アルビノ。



ブラックゴースト。





スプレンデーダ。





ショートノーズクラウンテトラ。


グラーミィー。



ガンジスナイフフィッシュ。




オスカー。



アロワナ。



テッポウウオ。
















































スッポンの一種。?


毎回、新しい魚が入っていたり、色々な発見があったり、これからもこの水族館には通いそうです。





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巨大なブラックピラニア、ジャイアントイエローピラニア、東京タワー水族館

2014-10-20 20:13:07 | 渓流魚、蝶、自然
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2012-9-6 (木)  晴れ 暑い

巨大なブラックピラニア、ジャイアントイエローピラニア、東京タワー水族館

東京タワー水族館へゆくと、まずアマゾン関聨のお魚に目がゆきます。

アマゾンの魚で最も有名なのは電気ウナギやピラーニャです。



デンキウナギ


ピラニアは実は意外と種類が多く、今回お示しするような40-50cmもの巨大なものもいます。






ジャイアントイエローピラニア。



また、ピラニアは鑑賞用に飼育する人もけっこう多いようでブラックピラニアの幼魚などよく通販にでているようです。



巨大なブラックピラニア。こんなのにかじられたくない。

しばしば、指を噛まれるなど重大な事故もあるそうです。


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ヒグマの恐怖、接近遭遇の危険と北見のヤマベ釣り

2014-10-19 09:01:14 | 渓流魚、蝶、自然
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ヒグマの恐怖、接近遭遇の危険と北見のヤマベ釣り。


2013-8-10  (土) 曇り

いたるところでヒグマの糞を見た日であった。



この日は、北見市近郊のおいしいヤマベが釣れる渓流をあちこちさぐった。

オホーツク界隈では7月1日がヤマベ釣り解禁日で、はや1か月経過し、そろそろヤマベたちも白子が発達しはじめ産卵体制へ体が変化し始める。

そんなわけでもう少しするとヤマベの味が急速に落ちてくるため、川にはヤマベ釣り師の姿が少なくなってゆく。

取水ダム付近の橋の上下で札幌ナンバー の車2台と釣り人3人。長靴姿。本格的なヤマベ釣り師のいでたちではない。

北見方面にもどってO沢川へはいったが 山奥に廃車のバンを住み家にしているちょっと不思議な人がいた。 川はあまりに小規模で釣りには不適。

さらにもどってS沢川に入ったが細流だ。しかし、細流ではあるが、ちょっとしたたまりや川一帯にヤマベ2年魚が多かった。










アメマスもいるがおいしくないのでリリース。













最後のたまりで ヒグマとおぼしきかなりのガサガサ音がして緊張が走ったが熊の姿は見えなかった。 

しかしヒグマであることはまず間違いない。やたらピーピー呼び子を鳴らしながら 大急ぎで川を下りながらヤマベを釣った。

しかしついに河原に小型ヒグマの真新しい糞を発見、危険を感じ川をあがった。





どう見ても熊さんがいそうな雰囲気がただよっています。 退散。





最後に峠を越えPM川の最初の橋ポイントとそこから100m上流くらいをまでを釣ったがヤマベ2-3年魚を15匹追加。 

結局、今日はおいしそうなヤマベ50匹ほどをキープした。


これは塩焼きへ。



これは天ぷらにしました。


                   おしまい。




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ドッキリ、蛇みたいな長い首のカメ ,ジーベンロックナガクビガメ

2014-10-18 03:51:17 | 渓流魚、蝶、自然
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ドッキリ、蛇みたいな長い首のカメ,ジーベンロックナガクビガメ。

20XX-9-6  東京への旅行の合間に久しぶりに東京タワー水族館に行った。ここにはあっと驚くような海外の珍しい魚類が多数展示してあり、いつまで見ていても退屈しない。お魚好きの人なら時間つぶしには最高だ。

今回はやたら首の長いカメさんの前でドッキリ、電気に打たれたようになって立ち止まり、そのまま10分間ながめた。










かなり年を経た個体のようで甲羅には苔が生えている。

ところで、こんなカメ、ここに居たのかいな。きっと、いつもは長い首を甲羅の中にたたみ込んでいたため、気にもとめず素通りしていたようだ。

今日は、蛇みたいに長い首。動きは意外と素早い。こんなカメ、初めて見た。











首がやたら長いために甲羅の中に頭を縮めて入れるのでは無く、折り畳んで収納するらしい。




我が国ではオショロコママニアと呼べるような方は、私以外にはほんの数人しか知らないが、カメマニアの方は意外ととても多くて、このカメは特に人気があるようだ。

愛玩飼育用に販売されてもいる。ここに展示してあるナガクビガメはジーベンロックナガクビガメ Chelodina rugosa と呼ばれており原産地はニューギニア南部~オーストラリア北部、最大30cmになり、アボリジンの人々は食用にしていたという。現在は原産地からの輸出は禁じられており、過去に輸入して繁殖させたものが出回っているという。





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サケ釣り狂想曲

2014-10-14 23:20:26 | 大型魚
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2009-9-27 礼文→稚内→北見

サケ釣り狂想曲





帰りのフエリーに乗る前に 知床まで車でいった。礼文島にも知床(アイヌ語で地の果ての意)があるのだ。本当に何もないところでまさに地の果てであった。




フェリー乗り場は礼文島に着いたばかりの観光客が多く、食堂はどこも満杯で仕方なく昼食は売店のお菓子を買って食べた。

一方、稚内までのフェリーはがら空きで、ぐっすり寝てゆけた。船酔いをさけるには眠るのが一番だ。






礼文島が遠のいてゆく。



順調に稚内に上陸し一路オホーツク海岸線をひた走って南下し北見へと向かった。 

途中、海岸線の砂浜はどこまでもサケ釣りの釣り人が多く一人で最低20本くらい竿を出している。














サケがかかると竿へダッシュ。すばやく、かつ慎重に波打ち際までサケを引きずり上げたところでリールを巻くのをやめ、40cmほどの太い鉄棒(金槌のこともある)をもってサケに向かって走る。


ここで釣れるのはまだあまりブナがかかっていないギンピカの美しいサケだ。波打ち際でばたばた激しく暴れるサケに逃げられる前に素早くゴンゴンゴンゴンとサケの頭を鉄棒で力一杯殴って殺す。









なにか凄惨な殺戮現場を見る感じ。鮮度を保つため、すかさずナイフで腹を裂き卵や精巣、内臓、エラを出す。まだ死に切れていないサケが血まみれ砂まみれで尻尾をばたばたさせて猛烈に暴れる。

この凄惨な殺戮光景はどうも私の性には合わない。

この時期、オホーツク海側でサケ釣りで人気のある河川の河口付近はどこも泊まり込み体制の釣り人で一杯だ。



ちょっと見には凄い光景で、まさにサケ釣り狂想曲と言えるだろう。








夕食は雄武の食堂で、とってもまずいトンカツ定食を食べた。

その後も走りに走って午後9時ころ自宅へ着いた。今日は約6時間のドライブで往復840Km. 同行のF氏は、本当にご苦労様でした。 

さっそくコンピューターでチェックすると懸案の利尻島のオショロコマの写真は良く撮れていたので一安心。

風呂に入ってバタンキュー、泥のように寝てしまった。



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礼文島起登臼川のアメマス

2014-10-13 12:44:04 | 渓流魚、蝶、自然
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礼文島起登臼川のアメマス

2009-9-27  朝雨 のち晴

香深井川の次に起登臼川に入った。礼文岳を背景に起登臼(きとうす)の集落と河口付近が見える。



河口の波打ち際からひたすら超小型アメマスばかり。







原生林の中の川沿いの林道を登ってゆく。



山に入って行くと美しく苔むした山岳渓流の雰囲気で昔からここは礼文で一番美しい渓流といえる。自然度は高い。







しかし源流域の取水ダムにいたるまで すべて超小型アメマスばかりであった。数もかってと比べると驚くほど少なくなった。

以前は水量豊な渓流であったが今日は渇水気味で浅く、これといったたまりが無かった。

源流域で20cmほどの暗褐色の1 個体がかかったがこれがこの渓流で最大のアメマスであった。色調から、おおっ、オショロコマだっ と叫んでしまったがよくみるとエゾイワナ傾向のつよいアメマスであった。




はるか昔、無尽蔵にいたここのアメマスはもっぱら食べるために釣っていた。しかし、ここまで少なくなったアメマス個体群は、出来れば大事にしておいた方が良いと思う。

この日撮影させていただいたアメマスたちは全て丁寧にもとの場所にリリースしました。




本来海にいるはずの海鵜(ウミウ)の一群が小型アメマスを食べるために山奥の川の上流のたまりに飛来していた。

ウミウの一羽はまるで怪我でもしているかのようなピコタンピコタン歩きをするためF氏が猛烈な勢いで追いかけた。

彼はウミウを捕まえる寸前に小枝にあしをとられ激しく転倒。

ウミウは笹の中に逃げ込んだ。

起登臼川のアメマスの敵としては自然環境悪化や釣り人のみならずウミウまでが荷担しているようだ。

かなり入念にさぐったが起登臼川にも結局オショロコマはいなかった。

今回私たちが調べた範囲では礼文島のオショロコマを再発見することができなかった。

断定こそ出来ないが、礼文島には今現在オショロコマはいないように思われる。

釣りチョッキのポケットに入れておいた デジカメ故障。いつも使用するKD500Z ではなく最新型のフジの動画撮影用デジカメが壊れてしまった。ポケット内で偶然スイッチが入って飛び出してくるレンズが押さえ込まれた状態になってしまい長時間がたったせいだろうか。



この日は利尻山にカサ雲がかかっていた。


                  この項、続く。


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2009年、礼文島香深井川のアメマス

2014-10-08 14:10:18 | 渓流魚、蝶、自然
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2009年、礼文島香深井川のアメマス

2009-9-27  朝雨 のち晴

雨のなか午前7時30分、亀とハマナス民宿を出発。

利尻島を背景に遠くにフェリーが小さく見えた。



まず香深井川に入ったが限りなく小型のアメマスばかりだ。おまけに昔と比べると信じられないほど個体数が少ない。

今日の香深井川は渓相最悪、とても浅い単調な流れの川になってしまった。遡上したサケが掘りを造り、そのばしゃばしゃーっという水音がすざましい。

あちこちで産卵行動中のサケたちは限りなく釣りのじゃまであった。多数のサケ死体の臭いこと。




川に覆い被さる灌木や笹や草が猛烈に繁茂して、とても釣りどころではない感じだ。川面が見えないところもある。できればこんな川では釣りをしたくないといった気分だ。

























20年以上昔は、もっと川らしい川で、笹の侵入は目立たず川岸の自然も美しく、屈曲部が掘れて深みをつくり、水量も多くて、振り込むと20cm前後の美しい銀ピカアメマスが小気味よく竿を引き絞ったのだがそんな雰囲気はまったくない。本当につまらない、いかにも単調な川に成り下がってしまった。

一体、何故こんな川になってしまったのだろうか。これもあるがままの自然の変遷に過ぎないのであろうか。おそらく、何らかの原因で川岸環境の乾燥化はあったと思われ、猛烈な笹の繁茂は、それを示唆していると思う。

かなり入念に釣ったが超小型アメマス7匹釣ったところで私たちは心身ともに力尽きておしまい。

アメマスたちは、すべて丁寧にもとの場所にリリースしました。


この渓流でもオショロコマはいなかった。


                     この項、 続く。



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礼文島北部の真性エゾイワナ

2014-10-06 17:25:54 | 渓流魚、蝶、自然
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礼文島北部のエゾイワナ
2009-9-26 晴れ  午後 寒い
続いて礼文島北部の大沢川源流域までひどい荒れ道を車で入ってみた。

車一台やっとの細い荒れ道は、ほとんど放置状態で、のび放題の灌木や笹が覆い被さっている。これらをかき分けながらすすむので車体がすれてきーきー、いやな音。

大沢川下流域には、小型アメマスがいるが、かっての状況と比べると正に激減していた。



昔は笹もこんなに茂っておらず道もこれほど荒れてはいなかった。 やっとの思いで水源地近くまで侵入し、釣り始めた。






少ないながらも釣れてくるのは小型アメマスばかりで水源地上流のごく狭い水域にのみ多少大きめな20cm前後の個体がいた。



水源地ダムの上流に隔離されたアメマスは白点が小型化し体色も濃い褐色となり、遡上ウミアメマスに依存する個体群とは異なって完全に陸封されてエゾイワナ化している。

かっては一度に30cm越えの大型エゾイワナが少なくとも10匹以上は釣れ、小型アメマスは雲霞のごとくいた。

今回そのような雰囲気はまったくなく小型エゾイワナはやっと5匹が釣れたのみであった。



















この若い個体はまだ白斑が大きめだが、成長するにつれ、外見はさらにエゾイワナ化してゆくと思う。


入念にさぐったが、ここでもオショロコマは確認できなかった。

笹や灌木が覆い被さる悪路に強引に侵入したため私のピカピカの新車フォレスターは見るも無惨なすり傷だらけ。

かなり暗くなってきたが、最後に久種湖(くしゅこ)へ入る大備川をさぐった。

浅い小さな川だ。ここも小型アメマスが4匹釣れたのみであった。







大沢川も大備川も結局オショロコマは確認出来なかった。

撮影させていただいたアメマスたちは全て丁寧にもとの場所にリリースしました。


少ないが あちこちにサケのつがいが見えた。


スコトン岬方向の夕暮れ。


礼文岳。


久種湖が見えてきた。

とうとうあたりは真っ暗になり 午後7時に 礼文島北部、船泊(ふなどまり)の カメとはまなす素泊まり民宿 電話0163-87-2887 へチェックイン。



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礼文島内路川のアメマス、ヤマベ 450匹

2014-10-04 09:18:59 | 渓流魚、蝶、自然
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礼文島内路川のアメマス、ヤマベ
2009-9-26 晴れ  午後 寒い
礼文島にはほどなく到着した。さっそく内路川(ないろがわ)へ入ったが小型アメマスが13匹釣れた。


































かってこの一見とても貧弱な渓流にはものすごい数の小型アメマスがいたのだが、当時と較べると比較にならないほど激減している。

かなり入念にさぐったのだが13匹しか釣れず、ほとんどいなくなってしまったと言ってもよいほど魚がいなかった。

川の周囲の自然度低下も著しい。ヤマベ成魚が一匹釣れたのでサクラマスも少し遡上しているようだ。


私が1986年9月14日にオショロコマ1♀を釣って撮影したのはこの渓流である。しかし、オショロコマをおもわせる個体は今回は見られなかった。

もしかすると、オショロコマに再会できるかと淡い期待を持ってきたのだが、残念であった。私が24年前に釣ったのは礼文島最後のオショロコマだったのだろうか。

ここで撮影させていただいた渓流魚は全て丁寧にもとの場所にリリースしました。

これまで礼文島内路川での釣りについて、いくつかの記載がある。 

大八木一雄氏は 「思い出の釣行記 礼文島のヤマベ釣り」 で 1971年8月21日、 内路川でアメマス、イワナ、ヤマベを二人で合計450匹釣ったと述べている。当時の状況を知るものとしては450匹の釣り果は決して多い数ではない。ここでいうイワナとはオショロコマのことであろうか。

それとも上流域にみかける暗色調で白点が小さい所謂エゾイワナ化したアメマスのことであろうか。画像などで示されていないため、赤点紋理などなにか特徴めいた記載がなければここでいうイワナがオショロコマであったのかどうかは判断は難しい。

佐藤成史氏は著書「瀬戸際の渓流魚たち」で内路川での釣りについて 1996-9月にエゾイワナが多数釣れたがオショロコマやヤマベは釣れていないことを述べている。

今回、上記の情報を提供してくださった 田中 篤氏は 1999年8月5日に内路川で約3時間の釣り行でエゾイワナ14匹、ヤマベ1匹を釣ったがオショロコマはみかけなかったという。

これらの状況から、内路川のオショロコマは恐らく1980年代には消えてしまった可能性が高い。

その原因として乱獲や人為的な環境悪化、アメマスとの種間闘争に敗北、または地球規模の環境変化(温暖化など)が考えられるが全て推定の域を出ない。

1970年代にはヤマベがかなり釣れていた様子が伺えるがその後1980年代までには激減して、現在では僅かに命脈を保っているに過ぎないようだ。

大八木氏の紀行文を見るまでもなく、かっての北海道でのヤマベ釣り師たちの狂気(1匹残らず釣る)を思わせる熱情を知っている私としては乱獲による減少を最も考えたいがこれも推定の域を出ない。 



少ないながらサケも遡上しているようだ。産卵行動後斃死したサケ。

       この項、続く。



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